BMW2002A 点火系アップグレード/フルトラ化1 ― 2024年04月10日 16時53分41秒
2023年の夏に納車したBMW2002A。
ちょっとクーラーの整備で いま入庫中なんだが
こちらに持ってくる際にちょっと点火系統がぐずっていた。
そのセミトラ化した点火系統
ノーマルのポイント式の点火方式をセミトラ化したものだが
ポイントの汚れが原因で 不調になっていた。
途中でエンジンが不調になってしまい たいへん困ってしまったのだ。
まぁ、ポイントの接点の掃除をしたら 調子がけろっと戻り
ちゃんと自宅ガレージまで数百キロ走ってこれたのだが。
(突然のエンジン不調のトラブルも 路上でなんとか解決し
ハイウェイを調子よく疾走中!キモチイイ~~)
今後 こういうつまらない点火系トラブルが無いように
ポイント式をやめてしまい、無接点式のフルトラ化することにした。
ポイント式をやめてしまい、無接点式のフルトラ化することにした。
で、今回購入したのが
アメリカ製のPertronix Iginitor (パートロニクス イグナイタ)だ
これがパートロニクス イグナイタの本体部品。
デスビからポイントとコンデンサを取り外してしまい
パートロニクス イグナイタを組み込むことで フル・トランジスタ化できる。
Pertronix Iginitor HP
https://pertronixbrands.com/collections/pertronix-ignition
赤いラインがパートロニクス イグナイタ(with Flame Thrower コイル)使用時のエネルギー。青いラインが従来のポイント式。
特に低回転での放電エネルギーが倍以上にも高くなるという。
エンジン始動性や、アイドリングの安定化、加速立ち上がりトルクなどで その効果が期待できそうだ。
何よりもいいのは
今後一切、ポイントのメンテをしなくてもよくなる事だ。
ポイントのギャップ調整(0.4mmのスキマ調整)や、ポイント接点の汚れの掃除から
開放される。
さらにコンデンサも必要なくなるので、コンデンサのパンクも心配しなくていい。
これは別のデスビだが パートロニクスを組み込むと このようになる。
ローターの下というか、シャフトの根元に 黒い輪っかが圧入してある。
この輪っかの一か所に、マグネットが埋め込まれており
従来のポイントの位置に取り付けた四角いイグナイター部がそのマグネットの磁力を感知したタイミングで、超速でズバッと4万ボルトの電圧をスパークプラグに送るという原理である。
調整が難しいアナログチックな ポイントやコンデンサは、もう無いのだ。
このパートロニクス イグナイタと組わせるのが
専用のコイル、Flame Thrower コイル(3Ω)だ。
Flame Thrower(フレームスローワ) とは 火炎放射器 の意味である(笑)
このFlame Thrower コイル のほかに
パートロニクス イグナイタ専用のプラグコードが必要だ。
ミューワンオートラボで購入した、BMW2002用プラグコード。
これまで使ってきた永井電子のウルトラシリコンプラグコートとは 芯線の材質/構造が違う。
ミューワンオートラボのプラグコードはノイズ対策のしっかりしたスパイラル・コアなるものが使われている。
永井電子のシリコンプラグコードは金属芯線を使用しているため、パートロニクスイグナイタと ともに使用してはならないという。(ノイズ発生がひどくなり、イグナイタを壊してしまうという)
パートロニクス イグナイタ を使うときは、
必ずノイズ対策された ミューワンオートラボの2002用プラグコード(スパイラルコア芯線)を使うことだ。
これで部品がそろったので こんど実際に2002A組み込んでみて
その違いを見てみたいと思う。
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