SLK230Compressor(R170)回送中2022年09月12日 19時50分14秒

知人の メルセデスベンツ SLK230コンプレッサー。 96000km走行車。

バルオルーフ(電動オープン機構)の故障とのことで LINEで修理依頼がありました。
金沢の知人宅から富山のにしやんガレージまで 北陸自動車道を回送中です。
電動でオープンになるはずが、油圧シリンダーからの油漏れが起こり
オープンにできなくなるという SLKの定番故障です。
オープン機構だけの故障だから 走る曲がる止まるは 問題ありません。


具体的には
電動で開閉する天井を ロックするための油圧シリンダーからの油漏れで
漏れたオイルが天井からリアウィンドウに少しづつ垂れてきています・・・
運転中に上から油が滴ってくる、ってことは さすがに無いですよ^^


問題の油圧シリンダは ルーフのマル印のあたり、裏側にあります。
ネットには修理事例が 世界中からたくさんアップされているので 修理にトライです。

SLK230Compressor(R170)ルーフのロックシリンダ取り外し2022年09月13日 20時53分25秒

入庫して作業にかかります。

トランク右にある メイン油圧ポンプの油圧を抜きます

手動でトランクのロックを外し上にあげます・・・(緊急の方法として 取説に書いてある)
取説には2人でやれと書いてありますが 一人でも可能です

トランクを後ろにやったら 次にルーフのロックを外し、これまた手でもちあげる。
ルーフが おちてこないようロープを使った


内張外し。ここはオイルがしみ込んでいる.... あとでふかねば・・


ルーフのロック機構がみえた

中央にあるロックシリンダ。銀色のアルミの筒だ


ロックシリンダ取り外しました。
油圧ラインは外しません。というか、シリンダにかしめてあり 外せません。


このCリングをはずさねば シャフトは抜けません


外側から2~3ミリのドリルでCリングの位置を狙って穴あけをし
 外側からCリングを押して 浮いたところを ピックツールでひっかけて外します。
(ここに穴あけをしても油圧が漏れることはありません)


シャフト抜きは 手の力で無理やり外したくないので
ささっと作った特殊工具でシリンダシャフトをまっすぐに抜きます


簡単に抜けました。
問題のシールが見えました


ご覧の通り もうアカンです
Uシールが 二つに割れちゃってます
SLKに限らず、油圧シリンダを使った輸入車オープンカーはみんな こうなっちまいます。



シリンダ内をパーツクリーナで清掃 ごみ取り


油圧のオイル ZH-M という


今日はここまでなので 乾かさないように ZH-Mに浸しておきます。


635CSI イグニッションスタータースイッチ交換2022年09月14日 18時20分24秒


635CSi 始動に関するトラブル対処


キーをひねるとスターターが回るが、その回っているスターターがいきなり途中で停止してしまうというトラブル。もちろんそのときエンジンはかかりません。
再びキーをひねったら今度はエンジンがかかったりして、毎回必ず起こるわけじゃなくて、ときどきこうなるというもの。
これは「えっっ?!」とびっくりしますね。
だってそれまでキュキュキュと元気に回っていたスターターが突然、(エンジンかかる前に)勝手に止まってしまうのですから。ほんの数秒の間のことですが。
これがだんだんと頻度が増えてきたので 早めに手を打たなければということで修理に着手。

●スターターは昨年新品に交換したばかり。スターター自体のトラブルは考えられない。

シンプルに考えればスターターが回るために供給される電気がが突然何かの理由で途切れるという事だ。


まず考えたのはスターターリレーの接点の不具合。このリレーの先に、スターターの50番端子があって、そこに12Vが行くからスタータが回る。

古いリレーだから エーモンのリレーを刺して交換。
しかし、それでも 症状は治らなかった。
 原因はここじゃない。


こいうときのためにイーベイで買っといたマニュアルを調べる


STARTの配線図をみて、これはイグニッションスイッチの不具合ではないかと予測。

・・・というのも、キーをひねって途中で止まっちゃったスタータが、キーを戻すときに一瞬、回ったことがあったのだ。
なにかロータリースイッチの中でおかしな接触不良になっているのでは?

そいえばその昔 E28/1983/BMW533iセダンにの乗っていた時に
このイグニッションスイッチのロータリースイッチが壊れてしまったために、
エンジン停止後に配線がショートして煙が出て あわや車両火災になりそうになったトラブルがあった。
すぐにバッテリのマイナスを外して事なきを得ましが その原因がイグニッションスイッチの回転接点部が壊れてしまったらしく配線がショートしてしまったことだった。
スイッチの可動部品が プラスチック製でもあり 経年劣化でもろくなり 壊れてしまうのだ。


イグニッションスイッチは 3番の部品。


さっそくステアリングコラムをばらし、取り外してみた。




この取り外したイグニッションスイッチ、振るとかすかな音がするではないか。
中で小さな部品が外れているかのような音が・・・・

音を動画で聞いてみてください。


これは何だかおかしいぞってことで
ワロスに同品番のものがあったので 安くはないが すぐ注文。(スイッチ単体では売っていない)
ステアリングロックの部品地一緒になって売られている。


10日後、ドイツから届いた。うちのと同じ品番のスイッチであることは確認ずみだ。
イグニッションスイッチのみを外して 車に取り付けます。


ここのキーシリンダのでっぱりに 赤いスイッチをはめ込む


カチッとはめるだけだが キーをひねりつつ、スイッチの差し込み穴に うまく入れる。


うまくはまってくれた。コネクタの接続前にキーをひねって動作確認しているところ。
キーロック解除、ACC,イグニッションオン、そしてスタート位置

ハーネスに接続


バッテリを繋ぎ、祈る気持ちでキーをひねる。
スターターが止まることなく 一発で無事にエンジンかかってくれました。ほっ


もうちょっと 何度かセル回してみて しばらく具合を見てみます。
多分もう大丈夫だと思うけど。

追記:2022.9.22 この交換後、何度か乗りましたが 正常にセルは稼働しています。^^
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さて問題の古いイグニッションスイッチですが


ばらしてみることに。 
ここのはめ込みは薄くて ドライバの刺しこみだけで割れちまった..そうだよね



先に輪っか状のスプリングを外し、赤いカバーを慎重に外したら
スチールボールが1個 ころりと出てきた。
音の原因はこいつかも。あるべきところから外れて 本来の仕事をしていなかった?


スチールボールとセットと思われるスプリングと小さな部品。
このあたりはどうも スターター起動の際の「接点押し」のようにも思える・・・
ボールが外れて 接点押しがしっかりできなかったために 途中でスターターへの電気が切れて、止まってしまうのかも...と勝手なテキトーな想像。


特にパーツ類に破損はないように見えるが 比較するものがない。
ただ確かなのは、今回買った新品イグニッションスイッチは振ってもはカチャカチャという音はならなかったということ。


白いカバーの裏側に回転する接点部品あり


もともと緑色のグリスなのか、それとも、経年劣化で銅の錆がしみ込んで緑になってしまったのか。


回転接点部。それなりの摩耗具合

ここまでばらしたら もう組立は無理。わけわからん。まるで立体パズルだ。
もし組立やるとしたらテスターに繋いで 導通確認しながら 正しい組位置を謎解きするしか・・・って しないけど。


グリスをふき取ったロータリースイッチ基底部。
お役目ご苦労さんでしたという感じ。



とにかく 経年劣化したイグニッションスイッチは 早めに交換するのが安全のためにもいいでしょう。
過去のあわや車両火災という苦い経験もあり この部品交換をして自分的にはひと安心といったところ。
古いE24/E28は 交換をお勧めします。



マルニもイグニッションスイッチの新品が出れば ぜひ交換したいのですがねぇ・・・ない。

SWFというメーカー 800.040は型番か。

無いと思っていたら、あった~!イーベイに!
70年代車によく使われてるみたいですね。フェラーリにも使われているみたい。

BMW2002A ヘッドライトスイッチ点検などでヘッドライト点灯!2022年09月15日 13時49分40秒

前回の記事でヘッドライトが点灯しなかった件の原因追及。(スモールライトは点灯する)


まずはヘッドライトスイッチを点検です。
8つの端子の役割を確認

配線図やテスターで解析


マルニ後期型のヘッドライトスイッチ解析結果はこのようなものであった。
接触不良などなく、正常である。

イグニッションオンで15番端子に12Vが来て、スイッチを2段引けば 15番端子と56番端子がつながり56番GE/WS線に12Vが流れる。流れたその先は、ヘッドライトリレーの86番端子だ。
ヘッドライトリレーを調べたところ、まったくの正常。配線も異常なし。


ふむ~
となると、その先の このあたりの配線にヘッドライトが点灯しない原因がありそうである。
ちなみに、H4バルブ単体ではちゃんと点灯する


そこで古い強化リレーハーネスキットをいったん外し、ノーマルの配線に戻してみた。


するとちゃんと点灯した!ナイス!


ということで、この古い強化ハーネスキットの配線のどこかに問題があるということがわかった。
古いから もう取り外します!



今後長く使っていくには不安要素ありありなので、今回で引退させる。
長い間 お役目ご苦労さんでした、である。


ノーマル配線に戻したマルニのヘッドライト。


そこへ郵便配達員が荷物を届けに来た。
予備として4個頼んで3000円だった。


後日、この新しいH4バルブに交換します。


そしてさらに光量アップのため、新しく強化リレーハーネスキットを取り付けるつもり。
これはサンヨーテクニカの製品で、にしやんのマルニにもつけており、実績と信頼がある。
ヤフオク!で見つけて買ったものだ。

HIDやLEDヘッドライトもいいですが
やっぱ旧車はあったかみのあるハロゲンバルブが雰囲気やね^^


・・・とはいえ80年代車の635CSIのほうは LEDヘッドライトにしましたけどね^^;(青っぽい光)
ナイト・ドライブでは虫が全く寄ってこなくていいんですよ、LED光は。

SLK230Compressor(R170)ルーフのロックシリンダの油圧シール挿入2022年09月16日 11時42分05秒

SLKのルーフロックシリンダの修理のつづき。
前回、傷んだシールを取り外したところまでだった。

今回、新しい油圧シールを挿入する。
純正品よりも ぶあつくて 強そうなシールだ
 ID9 OD16 HT4のサイズ。

ポリウレタンでできており、UNSという形状のシール。Uカップともいう。
こういったシリンダ―ロッドのシールに使われている。


挿入にあたっては このようなコーン状の挿入具を使ってはめる。
シールはドライヤで60度に熱したZH-Mオイルにしばしつけておき、温めておく。
シールを少しでも柔らかくするためだ


なかなかきついが、ロッドの先端部を乗り越え 挿入完了。
向きはこれで良い
ちなみに先端部の黒いゴムリングはシールではない。


油圧シリンダに半分ほどZH-Mを満たしてから ロッドを挿入した。
シリンダ内にエアが入るが、ルーフ開閉動作でポンプの方で自動でエア抜きしてくれる。

手で入れていけるが、ここらへんできつくなり 手で押し込むことは無理だった。

もう5,6ミリだけ押し込みたい。がらくた箱から探した適当な径の樹脂リングと工具をあてて

Lクランプですこしだけ おしこむとズポッと入った。よし。
この黒い樹脂リングは、もとは原付バイク修理の際に交換したウェイトローラーの樹脂リング部分だ。なんでも捨てずに とっておくものである。^^


最後に輪止めを入れる


ロッドを最も縮めた状態にし、ロッドのシャフトにキズつけないよう厚紙で養生し、
スナップリングプライヤで広げつつねじって、シャフトを乗り越え、
シリンダにはめ込みました

これらUNSシールとコーン状の挿入具、輪止めはヤフオクで出品されているものを購入した。

SLK ルーフ シリンダー リペアキット

で検索すると 3600円で出てきます。これは大変良いモノです。


これで油圧シールの交換は完了。
手でストロークさせてみたが 作動距離は約40ミリだった。


組み込みの前に、漏れ出た作動油が染みみ込んだルーフの内張の油を できるだけふきとる。
これがけっこう大変だった・・・ペーパーウエスをほとんど1ロール消費した・・・
真夏で酷暑だったら こんなことしてないでコイン洗車場に行き 高圧洗浄機のシャンプーコースで油をぶっ飛ばして炎天下で乾燥させたいところ。


フチの方にも けっこう油が回っている・・・


その染みこんだ作動油で スポンジを貼りつけている両面テープがはがれてしまい、とれてしまった

油のせいでもう どんな両面テープも貼り付かない・・・しょうがないので 糸で縫いつけた
完全に油はとり切れない。
ニオイがしない無香性の作動油であることが救いだ。


取り外しの際に割れた 樹脂ステーの破損部補修

2液性エポキシ接着剤+厚手アルミテープ貼りの補修法


次回は組付け&動作確認編です。


BMW2002A エンジンの不安要素つぶし3件2022年09月17日 09時46分29秒

この車を引き受けて2年にちかづきつつあります。
レストアも終盤だが 
引き渡した後に「エンジンかかんないんだけど」とか、ならないように
不安要素をひとつづつつぶしていきたいところ。


セルは回るがエンジンがかからないぞ…という状況になった時に疑うべきいくつかのパーツある。
なるべくその不安要素を取り除くべく、点火系や燃料系統のパーツを交換してきたが
これはまだ交換していなかった。
燃料バルブ。
エンジンの負圧でバルブが開いてキャブに通ずるガソリン経路を開く機能を持つ。
中にはダイアフラムの膜があるが こいつが破れたらキャブにガソリンがいかずおしまいである。
半世紀も無交換なので このさいパーツが出るうちに交換した。


ワロスで15000円。
Only 2002A との記載があるが、SOLEX DIATA 2バレルキャブ搭載のマニュアルの角テール2002にも装着されている。
バキュームホースも交換したし キャブに燃料がいかないぞ~って問題はこれでないだろう。
あとは燃料ポンプだが予備があるから大丈夫だろう。

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2つめに、ATのマルニで「キーをひねってもスターターが回らないじゃないか!」という状況に陥った時にチェックするのがここ。
ATに刺さっている シフトポジションスイッチ兼リバースライトスイッチ。

スイッチは6番のパーツ。 6番のワッシャ―とともに交換する

4端子あって、それぞれ15番端子が2つ、50番端子が2つある。
ATのセレクタレバーのシフト位置によってこのスイッチが内部の機構で押されて 接点をつないだり離したりする。
バックの時に後退灯を点灯させたり(15番端子どうしがつながったとき点灯)
PかNに入っているときにのみスターターを回せるようにするスイッチだ(50番端子どうしがつながったときにスターターを回せる)

矢印の向かいうふたつの端子がスターター関連の50番端子で、ぞれぞれワイヤは 茶と茶/黒。
これがつながらないと スターターリレーのアース(85番)が取れなくなり 絶対にスターターは回らないしくみとなっている。


配線図で見ると スイッチはこのようなものになっている。
黄色の矢印がスターター関連の50番端子の2つ。
ピンクで塗ったBR/SWのラインが、スターターリレーの85番端子(コイルのアース)に行く。

このスイッチはデリケートで、接触不良もよくあるということで
やはり半世紀交換されていないため 今後の運用にかなり不安要素がある。
ということで、このスイッチも新品に交換することにした。
5000円ぐらいのパーツだから 転ばぬ先の杖としては安いほうである。

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さて3つめ。
これはこの車のみの問題で 前にも述べたかと思うが
ラジエタのロワーホースが ACコンプレッサーのプーリーに近くて接触しそうだという件の対処。
御覧のように、ウォーターホースを若干つぶすパーツを制作。


1ミリ鋼板をたたいて作ったパーツ(ホースバンドは関係なし)


このようにホースを挟んでつぶし、バンドで締めるのみ
端っこは板金ハンマで叩いてラウンド形状にしてあるので ホースをキズつけることはない。


なるべく黄色矢印の距離を 多くとりたいということだ
万が一接触したら 金属のこすれ合うキーという音がするだろうから
エンジン音に注意していれば 何か異常があると わかるだろう。
ファンのこのあたりからその隙間が見えるが ライトを当てないとうまく見えないだろう。
エンジンが停止しているときに 手を入れて指1本分の隙間を確認してもらえばいいだろう。


レストアは 不安要素つぶしの 連続なのである。

SLK230Compressor(R170)ルーフのロックシリンダ組み戻し2022年09月18日 22時20分41秒

初代SLKのルーフロックシリンダ 戻して組付け。

パネルの組み立て


リアガラスに垂れた作動油の掃除

マニュアルに従って 手動で屋根を戻します。

戻しました。


トランクを開けて 油圧ポンプに作動油ZH-Mを補充する。
注ぎにくいところに補充口があるので、注射器にチューブを取り付けて注入します。
150ccは入ったでしょうか その分漏れてたってことですね




上限いっぱいまでに。
この後ルーフを作動してからまたチェックし、適正な位置まで再補充しました。

注ぎ口のオーリングも新品に。内径10ミリ。

オイル注ぎ口、狭いところにある・・・!

油圧抜きボルトもちゃんと締めます


トランク内のこのカバーをこのように閉めないと 電動ルーフが開閉しないようになっています。
ルーフ収納用のスペースを確保しないといけないってことです。


無事、ルーフ開閉 動作し、油漏れも今のところもありません。よかった
シリンダの中のエア抜きの必要は ありませんでした。


まだ天井の内装材は 取り付けてません。

しばらく乗ってルーフ何度か開閉して 
シリンダから「にじみ漏れ」がないかを 確認してから納車したいためです。


試走に出て 何度か バリオルーフの動作確認



オイル量のチェック。当然ながら オープン時とクローズ時の油面の高さが違う。

ロックシリンダのオイルライン、こう組んでいたのを・・

このようにオイルラインを組み換え

オイルは漏れないのだが、フェルトをシリンダの端にあてがいアルミテープで固定。 

これで天井材を戻します。できるだけ油はふき取りましたが
完ぺきではありません

手動ロックの穴も塞ぎ 完了

後日納車します。



今回油圧シールを交換したのは1番。
4番はやはりオイル漏れ起こりカーショップに依頼してシリンダごと交換済み。
6番はメインポンプ。
よって、あとオイル漏れの可能性があるシリンダーは2,3,5番の3つ。
明日漏れてきても 不思議はありません。
オーナーさんはこのさい全部とっかえたいとのことですので
全部のシールセットを注文しておきました。
それが届けば また近々 入庫することになるでしょう。


ふつうはシリンダごとの交換となりますが
あえて工夫して シールのみを交換して 安くあげています。

これらはそれぞれの油圧シリンダ群ですが ディーラーでは1品8万円はくだらないとか。

オークションでは意外に安く入手できる初代SLKですが やはりバリオルーフからの油漏れがネック。
10万キロ近い個体は まず漏れてくると思います。
でもこれらのシール交換術をもってすれば 他は問題なく 楽しくオープンカーライフが楽しめると思います。

BMW2002A ハロゲンヘッドライト強化!2022年09月20日 12時55分34秒

ノーマルに戻したヘッドライトを明るさアップします。



クロアチアから 例の3つ爪H4バルブのアダプタが到着

先日イーベイで買ったものです

3つ爪のあるH4バルブに適合

リフレクタにもぴったりとはまり、脱落しない

ぴったりにはまりました。


ただし!
この2つの爪、金ばさみで少し切り詰めます。日本仕様の3つのでっぱりの爪です。

アダプタのここらへんも多少削る必要ありありました

下側2つの爪を切り詰めて バルブをはめたところ
黄色い矢印 2つの箇所を 爪を切ってあるのがミソです
アダプタを削ったところの H4バルブを押さえつけるスプリング付きの座金はまり込み

爪2か所を切ったおかげで H4バルブを押さえつけるスプリング付きの座金にちゃんとはまりました。
これでうまく H4バルブを押さえつけるスプリング付きの座金にも はまり込みました。


へロゲンH4バルブを明るくするパーツ
サンヨーテクニカ 強化リレーハーネスキット GT-9000B(バルブ付き)
Thunde rBeam Series 平均100%の光量UP (2倍の明るさ)
2023.2.8後記:※これは結局マルニには使えませんでした。なぜなら、ハイビームとロービームの切り替えが正常にできなかったからです。(ウインカーのレバー操作でハイビーム点灯するのですが、レバーを戻しても、ロービームに切り替わらず、ハイビームのまま。いったんヘッドライトを切ると、ロービームに戻るというもの。・・・これではあかん。ハイビームに車検前整備時に発覚。^^;)結局、車検前にとり外しました。


進行方向左側のヘッドライトの裏側
黒い箱はキットに付属のヘッドライトリレーです。


            ノーマル配線との比較


左から右への配線の渡り


進行方向右側ヘッドライトの裏側 (黒いホースはクーラーの高圧用ホース)


強化リレーハーネスキットに付属の
 H4 12V 高出力100/90W仕様の高効率ハイワッテージハロゲンバルブ
※2023.2.8後記 このH4バルブは、いかんせんハーネスキットなしでは光量不足でしたので、後にフィリップスのX-tremeバルブに交換しております。

フィリップス ヘッドライト ハロゲン H4 3350K 12V 60/55W エクストリームヴィジョン 輸入車対応 2個入り 車検対応 PHILIPS X-tremeVision XV-H4-1


[注意]
▲「ハイワッテージハロゲンバルブ」は高温を発しますので、樹脂レンズ及び樹脂反射鏡を使用した異形ヘッドランプでは、変形等の恐れもありますので、使用しないでください。
とありますが、マルニはガラスレンズなので問題はないでしょう。



ちゃんと点灯しました。あ~よかった
ノーマルよりも明るい!

まぁ時代はもっととあかるいHIDかLEDですが 青白い光のマルニってねぇ^^


で・・・結局のところ HELLAの爪の無い丸型バルブは無駄買いに。
あはは^^;
2023.2.8後記:※この丸型バルブ、無駄にはなっていません。このマルニのH4バルブを押さえつけるスプリング付きの座金は、バルブに3つの出っ張った爪があると、うまくはまらないのです。特に下側の2つの爪はカットしなくてははまりませんでしたので、この爪なしH4バルブにはこのマルニには有効です。

635CSIで地元銭湯2022年09月21日 21時03分10秒

台風が去って 一段と秋のひんやりとした空気になりました。
クーラーのない635にはうってつけ。
久しぶりに地元銭湯に来ました。やっぱここはいいね。

イグニッションスイッチ交換の後、
スターターが途中で止まるようなトラブルは起こっていません^^v

はっと気づいたら 635、来月車検でした^^; 
あと1か月だ。そろそろ車検整備始めねば。

BMW2002A ワイパー装着12022年09月22日 08時14分02秒

ワイパーを装着。
まずはアームを塗装




ワイパーリンクのほうは錆取り、パーカライジング

塗装実施。
乾燥後、関節部分にグリスうち


ヒーターボックスとともに トンネルに先に入れておきました。
運転席側から後入れもできると思うのですが。
ここまで作業は進めてありました。




今回、モーターと細かいパーツを装着です



ワイパーアームの根本に入るパーツ群。
Aワッシャ2枚でBのゴムブッシュを挟み
CのリングはBの中に入ります。
最後にDのリングナットで固定です。



ゴムブッシュはワロスの新品です。半世紀に一度は交換しましょう(笑)
他はきれいにして再使用しできました。


Aワッシャの汚れは コンパウンドで磨いて現役復活(左側が磨いたもの)


これらを順に はめ込みます
あ~このあたりの雨どいの錆取りして 塗装しなきゃだな・・


1のワッシャを根元に入れて 2のゴムブッシュをボディにはめこみます。


3のリング(クリア塗装済み)を入れます。 


4のメッキワッシャをはめて、5のリングナットを装着


いい具合に締めこんで ねじ山部分のスキマにはスーパーラストガードを吹いておく。


次 モーターのほう接点部分 根が年の誇りで黒く汚れていたのできれいに掃除


カバーをあけて中をチェック。
割れや欠けなどはなく一安心


古いグリスと接点の汚れをふき取り


新しいグリス塗り
ガスケットは一部切れていますが再使用した
遅い動きで定評のあるマルニのワイパーモータですが
メンテとしてはこのぐらいしかできません。
まぁこの車は 雨の日には乗らない車だということなので。
モーターの中は開けませんでした。

いつかこのワイパモータを国産車部品流用化したいです。



黒い樹脂防水カバーをつけて ワイパーリンクに3つのM6ボルトで取り付け
その後、モータ軸とリンクアームをM6フランジナットで固定。


リンクアームの向きは 自分のマルニを参考に同じにしました。


配線の接続。エンジンルーム側。
これが硬くて なかなかはまらない。


その向こう、モーター側で接続。
隙間から接続部に水が入らないように あとでブチルゴムあたりを巻いて防水処理しておきます。

ワイパアームの取り付けと動作確認は 後日。