ヘッド分解_ロッカーシャフト2007年10月20日 07時15分19秒

カムシャフトが抜けたらロッカーアームシャフトを2本抜きます。
予備知識として、ロッカーアームシャフトは中空になっていて、オイルの通路にもなっています。途中に穴が幾つかあいているのは、そこからオイルが滴下してロッカーやバルブの頭、カムなどを潤滑するため。
EX側シャフトを通ったオイルは最後にはデスビのギアかみ合い部分まで達します。
IN側シャフトを通ったオイルはヘッド後端に位置するオイルプレッシャースイッチまで達します。
ヘッドを観察すると、実にうまいぐあいに各パーツがオイルで潤滑されるようになっているのがわかるのです。

さてロッカーアームシャフト抜き。
まずヘッド後端のデスビを固定しているハウジングを取る。
ロッカーアーム位置を決めるCクリップを8つ取る。
15ミリ直径の硬めの木の丸棒を容易して、ヘッドの後ろ側からコンコンとシャフトをハンマーで叩いてフロント側へ叩き出していきます。
よく見たら、エキゾースト側のシャフト後端にはすでに固い物でぶっ叩いた跡が!んんっ?!シャフト後端にあるはずの盲栓がないぞ!?よく観察したら、端から4cmも奥に入り込んでしまっていました!!(右上画像の赤い○部分)
以前ヘッドをOHした者(しようとした?)が誤って叩き込んでしまったのか・・・。これではデスビのかみ合いギアとカムシャフト後端軸受け部が十分潤滑されない事になってしまう。う〜ん、これはなんとかしないと。
あとでドリルで埋まり込んだ盲栓をほじっておかなくては。
シャフトを抜くとロッカーアーム、スプリング等、次々と外れてきますので順番通りにメモして保管しておきます。

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