パソコン復活!2007年10月03日 22時23分04秒

iBook600Mhz ばらし中!
やっとパソコン環境復帰しました。
iBookの液晶が突然真っ暗になってから約1ヶ月・・・長かった。
結局、ヤフオクで中古の同型機iBook600Mhzを購入しました(進歩ないなぁ)。いまその2号機でブログ書いています。ハードディスク入れ替え済み。

液晶が突然真っ黒になり映らなくなった原因は、マザーボードでした。
マザーボードから電気信号→液晶インバータで高電圧発生→バックライト点灯
と、なるはずのおおもとがだめだったというわけで、いっちばん金のかかるパターンだったわけです。
あ〜あ、思わぬ出費。BMW2002のパーツ買いたいのにな〜〜
今月末にはエグザンティアの車検が迫ってるし・・・

まぁ〜、なんとかなるか!
というわけでまたブログ再開です。ここ1ヶ月でだいぶネタが溜まったぞ〜

ブレーキマスターシリンダーのOH2007年10月04日 20時31分12秒

ブレーキ関係にかかります。
車が止まらないと命に関わる一大事ですから、最も気合いの入れなくちゃならん所です。
まずはマスターシリンダーからオーバーホール。
外面はけっこう錆びていますが、はたして中身は・・・?
1974年式BMW2002のマスターシリンダはタンデムタイプということで、プライマリーピストンとセカンダリーピストンが入っています。2系統に油圧を分ける事で安全を確保するタイプのようです。
今回は油圧の要であるゴム製のシールカップを交換し、シリンダー内に傷や錆が無いかをしっかりチェックします。

スナップリングを外し、ピストンを抜いたらカップの向きや組み込まれているワッシャー類は順番通りに並べてデジカメに記録。エアで圧力を加えて奥のプライマリーピストンを押し出す。これで中身は全部出た。
シリンダーの内壁を指で触って、眺めて、チェック。幸い錆や傷はなし。錆びた外面をブラスト&塗装で再利用することにしました。

組み込みではシリンダー内面やゴム部品にラバーグリスをうっすらと塗って、ピストンに新しいゴム製カップを組み込む・・・傷をつけないように慎重に・・・(このカップ類は灯油で洗浄しない方がいいとオールドタイマー誌に書いてありました。灯油を吸ってやがてぶよぶよに膨らむとか?)
カップを傷つけないように組み込む円錐型のカップツールなるものがあるようですが、使い捨てニトリル手袋を使い、工夫して組み込む。

下の画像はWalloth&Neschで買ったマスターシリンダーリペアキットです。1セット3000円ほどでした。30年前もの車のゴム部品が容易に手に入るのはさすが欧州車。旧車の中でもマルニは人気車だからでしょうか。
ところで1個だけ余分なゴムパーツがありましたがこれはどこに使うんだろうか???
新しいブレーキフルードをシリンダー内に満たして組み込み終了。
次はフロントブレーキキャリパーです。

ブレーキキャリパーのOH2007年10月05日 19時57分34秒

BMW2002のフロントブレーキキャリパーです。うっすらと錆が出ています。
2ポッド対向型。昔オーバーホールした3.0CSのも同じでした。
ブレーキパイプも2本、それにともなってエア抜きのブリードスクリューも2個ですね(ブリードスクリューは新品に交換したい)。
4つあるトルクスネジで対向しているキャリパーを堅く結合しているんでしょう、ここはバラさずに、ピストンシールとダストブーツの交換にとどめます。
ブレーキリペアキット2000円を左右で合計2セット購入。

ピストンはコンプレッサーのエアブロワーの口をブレーキパイプにあてがいシュッ!と1発、ポコン!とピストンが飛び出します。そうそう、飛び出した勢いでピストンが傷まないように厚手のゴム板などをキャリパーに挟み、ブレーキフルードの飛沫を顔に浴びないようにウエスで包んでおいてからエアを打ちます。
ピストンから古いシールリングを取り外した後、ピストン自体やシリンダー内に傷やひどい錆がないかをチェック。うっすらとピストンに出ていた錆は細目の耐水ペーパーでシコシコ・・・やりすぎないよう程々に・・・。キャリパーはマスキングの後でブラスト&ペイント。
1日置いてからピストンにゴム製のシールリングとダストブーツをはめ込み、ブレーキグリスを薄く塗ったキャリパーシリンダー内に指で押し込む。堅からず緩からずの手応え。その後にダストブーツをクリップで留めて終了。これを8つ繰り返し。自動車整備の中ではキャリパーのオーバーホールは結構好きな作業です。しっかり止まる車っていいですよね。

ブレーキキャリパーのOH後2007年10月06日 20時21分53秒

ブレーキキャリパーはPOR-15で黒く塗りました。
ピストンシールリングですが、こんなゴムの輪っかでシールしてるのかと、いつも感心します。リングのはまる溝はシリンダー内にありまして、ここにブレーキグリスをうっすらと塗ったリングをはめ込んでおきます。

続いてダストブーツを画像のようにピストンにはめ込んでおき、シリンダー内に指でまっすぐに押し込む。奥まで押し込んだらダストブーツをしっかりとはめ込み、付属のクリップで外れないようにしておきます。

対向型ピストンでフロントで8つもやったらもう十分ですわ。
今の現代車は普フロント左右で2個ですもんね。

リアのホイールシリンダー2007年10月07日 20時42分29秒

BMW2002のリアブレーキはドラム式。
よってブレーキはホイールシリンダーのオーバーホールということになります。
フィルムケースほどの大きさのこの部品でブレーキシューを押し広げてるんですか。
分解はダストブーツを外し、シリンダー内にエアを送れば圧でポシュ!とピストンが出てきます。ゴムカップのついたものが2コとスプリング。
当然、ゴム部品は(まだ使えそうでしたが)このさい新品に交換し、シリンダー内も掃除とチェック。少しサンドペーパーで内側の錆を落とした箇所が1カ所あり。ピストンの動きもスムーズになった。
ブレーキシューの厚みも残っているし、ドラムのすり減り限界まではまだ大丈夫。
ところでマルニのリアブレーキドラムにはライニングとドラム隙間の自動調整機構が無いのか。3.0CSにはあったのにな。

フロアカーペット丸洗い2007年10月08日 21時36分12秒

天気のいい日を選んでフロアカーペットを丸洗いしたいと思っていました。
暖かい日を選んで、物干竿にひっかけ、まずはばんばんと埃タタキから。
30年分?の埃が出る出る!
その後ホースで水をかけ、洗剤でゴシゴシ!
最後は水をぶっかけて長年のヨゴレを落とします。流れ出るのは黒い汁・・・
奇麗に丸洗いしたらあとは1日かわかすだけ。

問題は色あせたこのカーペット色彩なんですが・・・
黒く染められないものか・・・

画像は丸洗い後、天日干し中。

クラッチマスターシリンダー2007年10月09日 20時21分25秒

僕のレストア中の車は4速マニュアルギアボックスの’74BMW2002左ハンドルです。今では軽トラでも5速は当たり前の時代。このマルニが完成して乗り出したら、絶対オーバードライブが欲しいと思うはず。富山のこの近辺は一般道でも流れに乗っていたら70km/hは平気で出ていますんで。

とはいえ、久々のマニュアル車、ブレーキのパーツも整備終わったしクラッチ関係のパーツの手入れに入ります。
まずはクラッチマスタ−シリンダーから。
クラッチペダルを踏むことでこのクラッチマスターシリンダーから油圧が生じます。この油圧がホースを介してクラッチスレーブシリンダー(ギアボックスに取り付いている)に伝わってクラッチを切るような機構になってます。

中身はブレーキのマスターシリンダーに似ており、ゴムのカップによって油圧がシールされているわけなので、シリンダー内壁をチェック、カップのチェックで錆を取り、外装塗装でOK。ただ、ゴムブーツ(上の画像、左側の黒いもの)が破れてしまっており、新品に換えたいが、クラッチマスターごとの部品でパーツリストにはゴムブーツの品番設定無し・・・。(クラッチマスターごとだと1万ぐらい)
国産車ではクラッチマスターインナーキットなんて名前でゴム部品が出てくるのですが・・・。マルニはATEのコンプリート品のようですね。
う〜ん、しょうがないので国産車のもので代用しようかと思い部品を検索中。とりあえずは初代ロードスター用のものでいいかと思っているのですが、この車のがピッタリという情報あれば教えてください!(見つからなくても、ゴム手袋の指部分で代用出来そうですけど)
ついでにクラッチスレーブシリンダーのゴムブーツもちぎれちゃってます。

4速ギアボックス2007年10月10日 18時51分18秒

74年式のBMW2002の4速ギアボックス。納屋ガレージの隅から油と埃だらけのを引っ張りだしてきました。ベルハウジングに「76」の刻印があったので、一度ギアボックスを交換しているのかも知れませんね。
今日はこれを奇麗にするぞ。
アルミのケースも白ちゃけていたり油で黒くなっていたのでいつものサンドブラスト。その後、汚れからの保護のためにクレのシールコートを吹いておきましたのでちょっとつやつやになった。
昨年ばらす前のほんのちょっとの試乗ではシフトチェンジの際にシンクロのカジリもなかったようなので、今回は中身のオーバーホールなしで組み込んでみます。いちどGETRAG 260(E30の5速)ミッションをオーバーホールした経験があるので、やがて来るシンクロリングの交換は今後の楽しみに取っておきます。

画像左側のマスキングテープに包まれたのがクラッチスレーブシリンダー。クラッチマスターからの油圧を受けて、クラッチを切るロッドを押し出すものです。サークリップをとっても、これがびくともせず抜けないんだな〜〜〜!たぶん錆でがっちり固着してるんでしょう。ハンマーで当て木をしてコンコンしても動かない・・・。
無理にハンマーでぶっ叩いてアルミのベルハウジングを割ったら悲惨なので、このままにしておきました。

4速マニュアルか〜〜うう〜〜楽しみ!

納屋ガレージ本格稼働2007年10月11日 18時26分27秒

稲刈りや袋詰め、出荷も終わって納屋はすっかりBMW2002のレストアガレージになっちゃいました。これでまた3月までの半年はやりたいホーダイ。

ボディはコンパウンドの磨きも終わり、いつでも内装にかかれる状態。
まずは防音制振材などを張る事から。

エンジンもオーバーホールのために納屋の片隅から引っ張りだしてきました。
秋冬の間はこもってゆっくり整備をしたいと思います。
またWallothにパーツを注文しなくては。

朝晩も冷えるようになってきましたね。
そろそろ廃油ストーブも準備しておこ・・・・。

エアクリーナーの塗装2007年10月12日 21時23分38秒

マルニのエアクリーナーのケースの塗装です。
輪っか型のエアクリーナーはいかにも旧車らしい!
エンジンルームにこのデッカイケースがで〜んとある雰囲気、いいですね。

フタがぼこぼこになっているのは前オーナーの怒りの跡か。「ちゃんと動きがやれこのポンコツ!」なんて思わずぶっ叩いた?

上の画像のように塗装前はサビサビでした・・・しかしなんでこんなに錆びるの???これは徹底的にサンドブラスト。表も裏も地金が出るまで。
とりあえずプラサフ吹いておき、何色に塗るかは悩みましたが、結局無難な黒にしました。これクロームメッキしたら奇麗だろうーなー。