エンジン分解06_ピストン2007年10月25日 20時40分45秒

マルニのピストンを抜きます。
コンロッドの大端部(ビッグエンド)のキャップを外したらピストンの裏側からこんこんと叩いてヘッド側へと押し出してピストンを抜く。ブロックの内壁を傷つけないように・・・これを4つ。

さて 出てきたピストンとコンロッドを観察。
うを〜、内燃機関の核心部や〜〜!!

まず、ピストンリングの合い口が規則性が無くばらばら。いちおう合い口の位置をメモしておいたが。トップリングとセカンドリングで同じ方向を向いているものも・・・・走っているウチにだんだんずれていっちゃうものなの?僕は120度づつずらすものと思っていたが、そうでもないのかな??

次に、ピストンの上面は真っ平らかと思っていたら、このような「B」型のような3ミリほどの出っ張りがあるのね。これは後期型ピストンなんでしょうかね?
88.97の刻印とM、そしてA10のマーク。MはMAHLEのマークでしょうけど、A10・・・といえばウォートホッグだな?笑)
ピストンの向きを表す←マークがみえる。矢印の向きがエンジン正面。
88.97はスタンダードサイズ。ピストン裏にはMAHLEの刻印。ほうほう。
そして意外とざらざらした表面。

ピストンピンの周辺はうっすらと黒くなり、スカートには細かな縦キズ。距離を走ったピストンにはよく見られる症状という事らしいですが。縦キズは爪先でかすか〜に引っかかるかどうかの浅いもの。4つのピストンの両側スカート部に全部ありました。1番ピストンが一番広く傷ついてひどいかなぁ。なんでこんな傷がつくの?やっぱ潤滑不良か?
まぁ傷が薄いものは再使用も可能らしいが、・・・ちょっとどうかな〜〜〜シロウト目では判断が出来ない。誰か教えてっ!ちなみにピストンはリング込みで1個2万ぐらいですよ〜〜 高っ!

こうなれば・・・シリンダー内壁を見るのが 怖い・・・