BMW2002A ステアリングアーム類の再取付2023年01月30日 11時32分13秒

ATを降ろした際に じゃまだってことで リンクを外してわきによけてあったステアリングアーム類を再取付した。

ATを脱着するときに センターロッドは邪魔になるのだ


こちらはセンターロッドが取り付けられた画像。
ちょうどATベルハウジングの真下に来るんだな・・。


さてその時に外してあったクラウンナット(溝付きナット)類。そして新しく用意した、回り止めの割ピン

ここの部分に 戻して組付けます。


このクラウンナットは割ピンで回り止めをしなければならない。ステアリングアーム類の締め付けによく使われる。規定トルクで穴が貫通する位置にまでナットをしめつける。
そして穴径に合った割ピンを入れて回らないようする。
これで回り止め完了。にしやんはこの上にスーパーラストガード(防錆ワックス)を吹いておく。



こちらはドラッグリンクのクラウンナット。24ミリなので割りピンも太く。

この3か所を止めました。



さて今回 回り止めに「割ピン」が出ましたが こだわりを一つ。


割ピンはいろんなサイズで売られていますから 何種類か用意していますが、
みんなこういった感じで真っ直ぐなも状態で売られています。

それをこのように頭の部分を 曲げるなどして 加工して使っている。


なぜかというと、またこの割ピンを抜かなきゃいけないときに圧倒的にラクだから。
ニッパで頭でぐっとつかんで テコの原理でぐいっと抜ける。

買ってきた割ピンを万力で挟んで曲げるだけ。

こうするとニッパでつかみやすく 抜けやすい。


一方、抜けにくい割ピンの入れ方はこれ。頭がクラウンの溝に入り込んでしまっている。

もちろんこういう風に入れることもできますよ。でもこれは左端を左右に広げて曲げるときにぐりんと回ってしまいやすく、あとで割ピンがガタガタになってしまうことが良くある。(まぁピンが貫通していればナットは回らないんですが・・・)


この頭がもぐりこんだヤツは ほんと抜けにくい!何度も苦労した。
先細りの工具でほじくりだそうとするがこれはなかなか難儀する

例えばこれだ。こういう風にさびてたら最悪。

まげた端をドライバでまっすぐに戻しても まっ直ぐにならないし 最悪、画像のように広がったままでぽきんと折れてしまう。これは最悪。

ツツイて 叩いて 押して 引いて 削って またつついて やっとこさ ニッパで頭がつかめれば 引き抜ける・・・
こんなもん一つのために かなりの時間が かかってしまうのだ。

そういった経験から、後で引き抜きやすいよう こういう形状にしている。


最も、これは別な車だが、割ピンを使わないで 回り止めのついたナイロンナットなんかでしめてしまうこともある。


あともう一つ。
こういったタイロッドエンドなどの「テーパーのついた嵌合」を外すツールでよく使われているのがこのタイプ。
安いのでにしやんもこれを使っていたが・・・これは押しつけ方向が矢印のように直線じゃないのでクラウンナットやなねじ山を微妙に変形させてしまう確率が高い。相当な力で挟みますんで・・・
少しでも変形させると、戻して組み付けるときにナットがすんなり入っていかないようになってしまうのです・・・。


そこで、KTCから出ている専用工具を買った。
これなら直線で押し付けるので ナットなどを変に痛めることもないし、
工具自体ががっちり作ってあるのですぐに嵌合が外れる。値段は先のやつの4倍はしますが買う価値はある。



以上、ステアリングリンク関係のこだわりでした。

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