軽トラ キャリィのクラッチ交換2014年09月27日 20時02分18秒

今日はうちの農作業で使用中の軽トラ、6万キロ走行のスズキキャリィ(V-DD51T、パートタイム4WD)のクラッチを交換します。
1速やリバースギヤの半クラッチ状態で、ガタガタ!と振動(クラッチのジャダー)が起こる、という症状。
これはクラッチがおかしいに違いない!と、いうことでパーツをネットで注文、届いたので作業開始。
のちのち、BMW2002のクラッチ交換のためのスキルアップを目指します。

(実は先週、時速70km以上でのハンドルのがたつき症状を治すため
センターアームのブッシュを交換しています。)

納屋ガレージに入れ、バッテリを外し、ウマをかけます。ミッションを落ろすので、高めに。

交換する部品3点セット。アイシン製で1万800円。ネットで購入しました。アマゾンは偉大なり。
プレッシャープレート、クラッチ版、クラッチのレリーズベアリング。
荷台側からみた4WDミッション。
ミッションを落ろすため、ケーブル類、配線、スターターなどを外していきます。
22ミリレンチ、12,14ミリレンチ使用。
ミッションオイルもあらかじめ抜いておきます。

前後のプロペラシャフトも取りはずします。4WD車なので、2本あり。12ミリレンチ使用
短いほうがミッションとリアデフをつなぐ。
長いほうがトランスファーとフロントデフをつなぐ。
ミッションオイルを先に抜いておかないと、シャフトを抜いたときにオイルが漏れだしててきますよ。
オイルはそれなりに、汚れていました。

開始から3時間。ようやく外れました、ミッション。
ミッション後部に横に出っ張ったトランスファーがあるのが4WDの特徴。
ここで昼飯。セブンイレブンに原付バイクで買出しに向かう。

午後の部。
ミッションが外れると見えました、プレッシャープレート。
フライホイールの回り止めして、14ミリレンチで外します。

新しいプレッシャープレート(左)、古いプレッシャープレート(右)の比較。

古いほうのダイヤフラムスプリングに磨耗が!
ちょうどクラッチペダルを踏んだときにレリーズベアリングの当たる箇所が磨耗しています。これがジャダーの原因か?!
クラッチ版磨耗がひどいわけでもなく、レリーズベアリングには不具合は見受けられませんでした。

新しいレリーズベアリングの内側には、すでにグリースが塗ってありました。

新しいレリーズベアリングを組み込み。スムーズに動くことを確認。
クラッチを踏むと、このベアリングが手前側に1cmほど動き、ダイアフラムスプリングを押し
フライホイールに押し付けられているクラッチ板をフリーにします。(=クラッチが切れる)


・・・で・・・
あとの写真は作業に夢中で、撮ってない!

文章で・・・
新しいクラッチ板とプレッシャープレートをセンター出ししてから対角線上に締め付け。
自作木工ミッションジャッキを利用してミッションをエンジンと合体。
プロペラシャフトを取り付け。
新しいミッションオイルを注入。約2.5L。75W-90オイルを使用。
配線やケーブルを組み付け。
バッテリを取り付け。
最後に、クラッチの調整。
キイロで囲まれたレバーを根元でおおまかに調整し、ちゃんとすべてのギアが入るようにします。
さらに、赤い矢印のネジでクラッチミートの位置を試乗して微調整。

結果は、今回の交換作業のおかげで、あのイヤな半クラッチの時のジャダーがまったくなくなりました!

ついでに、
エンジンオイルフィルタ
オルタネーターベルト を交換しました。

・・・すでに夕日が沈みかけています。
こんなことをしていて 貴重な休みの1日が 終わってしまいました・・・

軽トラに乗っていて思うこと。
軽い車をMTで運転するのって、気持ちよくていいですね。

今回の作業は、ここのサイトを参考にさせていただきました。