BMW2002クーラー修理履歴2014年06月01日 08時32分25秒

暑い日が多くなってきました。
もう毎年恒例なのですが、友達にお願いし、クーラーガスを補充してきたので、
今年もばっちり冷えるようになりました。

ガス補充の手順については昨年の記事を参考にしていただくとし、
これまでのクーラー関係の履歴を振り返ってみたいと思います。

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2006年の画像。レストア前の状態。
安く買ったレストアベース車でしたが クーラー関係のパーツがすべて揃っていたのはラッキーでした。

取り外した室内ユニットも問題はなさそう・・・。レストア開始です。

コンプレッサーは古いレシプロタイプ。これは電装屋さんに持ち込んでオーバーホールを頼みました。
シャフトシール、ガスケット、電磁クラッチのベアリング、漏れ試験など。

ガス内の湿気を除去するレシーバードライヤーも手配してもらい・・・

一通りそろいました。R12用のホースはなかなか今では手に入らないそうで・・・

コンプレッサを取り付けるブラケットもさびを取り、必要な溶接をするなど、補修しました。

コンプのなかには潤滑のための専用オイルを規定値入れます。

コンプレッサーのホースはカシメではなくて、ホースバンドで締めるタイプ!
昔はみんなこうだったみたい。(これじゃあガス漏れしても、しゃあない・・・)

無事に取り付け。コンプとスタビライザーバーが干渉しなくてよかった。
赤いコードはコンプの電磁クラッチの配線。

エキマニから近いので、熱対策に耐熱バンド巻きました。 

アルミ製の小さなコンデンサーに塗装。POR-15を塗装。

コンデンサーの取り付け。この背後には、ラジエターがあります。

そしてコンデンサーの前に電動ファンを取り付け。つまりコンデンサーはその名のとおり、気体となった冷媒ガスを冷やして液化させる装置。電動ファンは必須。

レシーバードライヤーもつなぎます。レシーバードライヤーの上にサイトグラスがあります。

室内ユニットのスイッチ類と、エバポレータ、エキスパンションバルブなど。

室内ユニットの取り付け。昔の車はみんなこんなふうに吊り下げ式だった・・・

Yの字型のホースは、エバポについた水分を、車外に放出する排水ドレン。
ちゃんと傾斜をつけないと、うまく放出できない。

レストアを終えて、晴れて、エアコンのガスチャージです。
最初は真空引きから。
道具一式を友人から借り、冷蔵庫のコンプレッサを代用しています。

クーラーがちゃんと効いて、水が出てます。よっしゃ~



ガス補充の手順は複雑です。
適正圧力であることを確認。

めでたし・・・といいたいところですが、
ホースのカシメがホースバンドのためか、やはり毎年ガスがなくなってしまうので、毎年補充・・・。

コンプのバルブのムシを交換しましたが、漏れ止めに効果ありませんでした。
本体側の座面が錆びていてそこから漏れるのかも??

室内ユニットのサーモスイッチが壊れたので新品に交換。

ついでに、コンプが回ったときだけ青色LEDライトがつくようにしました。コンプが停止すれば消えます。
上のライトはブロワーが回っているときにつくLED(クーラースイッチ・ONの表示)。

クーラースイッチをオンにしてコンプが回ったときだけ、自動でエンジン回転数を少し上げるようにする アイドルアップ装置の取り付けも行いました。(国産車部品の流用)。
。右のバキュームソレノイドがスロットルを少しだけ押してくれるのです。

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これでまた暑い夏どんと来い!ですが・・・!
 海行くときはやっぱクーラー切って窓全開になりますね!
「夏の思い出」ケツメイシ