635CSI 右フロント異音の修理(ストラット組み直し)2022年02月01日 22時26分39秒

フロント音足回りからの異音、走行中に段差乗り越えで右フロントの足回り周辺からのゴトゴト異音発生する件の対処に着手。

まずジャッキアップ。


リジッドラックをかけるとき、スキマ調整にボディを痛めないようにモク板を使用するが、
9ミリ程度の薄めの構造用合板を数枚用意しておき、リジッドラックの下に入れてスキマを微調整している。



さて今回の異音の原因は
ストラットのねじ込み蓋(黄色やじるし)が緩んでいって外れてしまって、ショックアブソーバーがストラットケースに固定されなくなり、段差乗り越えの度にストラットケースの底を叩いていたということ。
それであんなゴトゴトと音がしていた。
前回、ショック交換の際に、ねじ込み蓋の締め付けが甘かったのが原因だ。


まず、外れていない左ストラットの方、ねじこみ蓋を増し締めする。
引きかけレンチをもっていないので、パイプレンチでかたくしめておいた。



本題の右ストラット。
こちらはショックアブソーバーを外すところまで分解する。
なぜかというと、ねじこみふたが外れたことにより、ストラットケースの中に、雨水が溜まっていると思われ、それを排出したいからだ。これをしないと中がさびだらけになる。


ABSセンサーの取り外し


ブレーキキャリパの取り外し。19ミリボルト2本。


ブレーキホースに無理がかからないように注意し、キャリパは針金で吊っておく


スタビライザーリンクの取り外し


スプリングコンプレッサーをかけてスプリングを縮めていく。


アッパーマウントのナットを3つ外し・・・


ストラット下部の17ミリボルトを3つ外せばストラットは外せる。


外れたストラット。
もうこの横にした段階で、ストラットケース内にたまっていたさび色の水が出てきた。
雨の中を走行したからね・・・予想通り、水が入っていた・・・。



外したストラット下部の様子。


アッパーマウントがついたままのショックアブソーバ(画像はショックのよごれを掃除済みです)、
スプリングコンプレッサをかけままのスプリング、
そして、ストラットの3つに分離。


ストラットケースの中を覗く。雨水はさび色になっていた。
このあときれいに水分をとり、内壁にオイルを塗布しておいた。



ねじこみ蓋も埃を取って掃除。



ザックスの低圧ガスショックだが、コンフォート寄りで自分としては好み。

確か、イーベイで買ったものだったと思う。


ストラットの水抜きの穴。
お椀状になっており、雨天時の走行でたまった水はここから下へと抜けていくようになっている。
しかし、ここが砂利や小石が堆積していて、ふさがっていることが多いので、定期的に掃除をしておくべきところだ。
そうでなくても、オイル交換などでジャッキアップしたときなどは、ここを下側から棒でつつくなどして、小石等のつまりを取っておいたほうがいい。


仮組してガレージの隅にたけかけ。(ストラットの錆取りと塗装は今回はしなかった)


指先でねじ込み蓋をねじ込んでいく


最後はドライバとハンマで叩きこんで締め込み。これ以上は回らない。


ストラットをここに戻す


ストラットは非常に重いので、ジャッキで支え、上げていくとラクだ。


2つほどアッパーマウントのナットをかければ、ストラットを支えなくても大丈夫。


あとはアーム類を下げてやって、ストラット下部を載せる。


ちゃん とはめあいに はまりましたね


あとは元通りにくみ上げていくだけ。アッパーマウントの3つのナットも、締め込み。
ABSセンサも戻す。


ここも緩んでいないか確認。  実際ちょっと緩んでいた。(汗)


完成!!

緩んでいないか一目で見分けるための合いマークを付けておいた。

ゆっくりやって3時間程度の整備。
今日は雨降りなので 試走は晴れた日の楽しみとする。


片付けの後エンジンかけてガレージ内で移動していたら、
今度は、チェックコントロールの「OIL」と「ライセンスプレートライト」の警告がついた!
エンジンオイルレベルが下限を切ったのと、リアのナンバー等の球切れ・・・。
次回のメンテナンス項目だ。
ついでにオイル交換もしとくかな。

635CSI ライセンスプレートライト交換(ナンバー灯交換)2022年02月02日 23時24分19秒

BMW635CSIにはチェックコントロールという機能があり
何か装備に問題が起こると即座にドライバーに教えてくれるパネルがある。
80年代当時としてはわりと新しい電子デバイスだ。

例えば以下の画像は、washer furuid が点灯し、ウオッシャー液をチェックせよと言っている。
多分、ウオッシャ液がレベル規定値を下回ったと思われる。ウオッシャータンクに水をつぎ足し、最下部のチェックボタンを押せば、警告は消える。

右上の OVERHEAT は、マフラーのについている温度計でセンシングしており、排気温度の異常高熱を警告するものであって、いわゆるエンジン本体の冷却水がらみのオーバーヒートではない。
ほか ブレーキフルードや、油圧警告灯、チャージランプ、エンジンチェクランプなどは、別にメーターパネル内にある。

・・・・・・・・・・・・・・
前置きが長くなったが
このチェックコントロールに 今回、写真は撮り忘れたが、
LICENSE-PLATE-L と ENGINE OIL が点灯した。


まず、スモールライトをつけてみる

チェックコントロールの言う通り、
右側のライセンスプレートライトが点灯していない。


電球切れかな。ということで、車載工具のプラスドライバで外す


電球を嵌めなおしても、接点をぐりぐりしても、点灯しない。
接触不良ではないようだ。
見た目フィラメントは切れていないが、実際どこかで切れているのだろう。

ん~~~??樹脂部分、電球の熱で 溶けてるのか?

なんと、本来は5wの電球が入るべきところに 10Wの電球が入っていた!
(10Wはルームライト用だったと思う)
だから溶けたんだ!  5wも、10wも、見た目、一緒だからなぁ・・・自分で間違えて入れてしまったのかも・・・

電球交換はトランクにあるツールトレイを開けて・・・


ライセンスプレートライト 5W の予備電球を取り出す。
 12V5w 長さ47mm 直径10mm


ちなみに この車がうちに来たときはトランクのツールトレイにはほとんど何も工具がなかったが
路上でもそれなりの修理ができるように 工具をつぎ足していった。(下はかつての写真)







ついでに左側のライセンスプレートライト(電球が切れていないほう)をチェックしてみたら、
透明樹脂カバーが変形し破損していた。
手で持っていても ぽろりと一部が欠損した。だいぶ劣化している。


あらら 割れちゃってるし・・・ というか 下がってるので 熱変形か・・・?
その原因は、本来5w電球が入るべきところに、10W電球が入っていたからだね。

しかも破損した箇所から 雨天走行時に汚れた水が入ったようで 内部が汚れている。
錆らしきものも 発生しつつある・・・こりゃあまずい



とりあえず両方とも 新しい12V5W電球に交換して 無事点灯。
このあっかたみのあるぼやっとした電球色が雰囲気あっていいのよ。
ナンバーが異様に白く浮かび上がる強烈白色のLED球なんかにゃ絶対替えないよ。
ちなみに片方でもこれがついて居ないと、夜間走行で後ろにパトカーに付かれたら 停められて注意されるからね(学生時代に経験済み...懐かしい)



ヤフオク!で発見した新品ライセンスプレートライトを左右2個 手早く買っておいた。
5w電球、ゴムパッキン、ねじ付き♪
左右セットで送料込み3700円。
E12~E24~E28~E30で80年代ベェ-エムヴェーの共通部品みたいね。




追記。
届きましたので 交換します。

新旧比較。



ステンねじに樹脂のワッシャ入り


点灯した~~


お~ いい感じですね。^^


左右とも交換で
ミッション終了です^^

ゴム長みたいなアシ車 ホンダZ(PA1)導入2022年02月03日 09時29分46秒

突然ですが 雪国に1台あると便利な
気軽に履ける安もんのゴム長靴のようなアシ車、
ヤフオクで買っちゃいました~

2001年式 (平成13年) ホンダZ TURBO (型式 GF-PA1)
フルタイム4WD 希少なLSDデフ付き 乗員4名
660ccターボ 3気筒縦置き インジェクション ミッドシップ 
4AT ABS・左右エアバッグ装備  プリテンショナ付きシートベルト
15インチタイヤ 全面UVカットガラス 5:5分割可能リアシート
電動パワステ  PW 35L燃料タンク レギュラーガソリン
オートエアコン キーレス 電動ドアミラー

現状個人売買、怒涛の17万キロ走行~~(^^;♪ 10万円以下~♪


ホンダZ(2代目)解説モーターマガジン


今では希少な ミッドシップ 4WDターボの軽自動車。
エンジンは軽トラのアクティなどと同じ E07Z。



このジャンルのド定番、ジムニーやパジェロミニという選択をあえて外し
あくまでもオンロードの快適性と悪路走破性を両立し、
さらにマニアック・希少性、難整備性を優先!(笑)



燃費はカタログ値では15.6km/Lですが
実際は最高12~13キロぐらいでした。
車両重量970kgですからね・・・


発売当時は ロックバンド ZZ-TopのCM 流れてましたね



目に優しく雪道に強い ハロゲンライト。


ホンダZの詳細は ユーチューブのこちらがよくできているので ご覧ください
https://youtu.be/v8lm8wtRCUg


一番のお気に入りはシートが左右独立でフラットにでき、車中泊がラクにできちゃうことです!
LSDがきいて 雪道走破性もかなりいいです。


青森まで出品者のところへ引き取りに行ったのですが、
帰りの大雪で 雪道走破性の高さが証明されました。
フロントブレーキディスクの研磨や、テールライトユニットの交換、下回りとボディの防錆塗装程度の整備で
特に機関に問題なくなりました。








ちょっとそこまで、の全天候型アシ車として 今後活躍してもらいます。

635CSI エンジンオイル交換 11.6万キロ2022年02月04日 20時04分42秒

635CSI, 久々のエンジンオイル交換
メーターは11.6万キロを刻んでいます。

下抜き
このあとオイルジョッキにうつしたらちょうど4L抜けていた。
今回はオイルフィルタは交換しません。



奮発し MoBil1の金缶^^ 0w-40
一度使ってみたかった。
新しいオイル オイルジョッキに4L入れます。



4L入れたらちょうど レベルゲージの真ン中に来た。

11.6万キロ手前。


オイル漏れがないか確認。
さっそく試乗!
ああ、このオイルいい~感じだ。
先日修理した足回りからの異音もしなくなって。


おっと オイルサービスインジケーターのリセットするのを忘れていた
次回やろう

今日暦では立春。
もうやがて来る春の陽光のなか いちにち遠出したいデスネ。



BMW2002A ブレーキキャリパーOH その12022年02月07日 14時46分18秒

暦も立春を過ぎました。
春も近いと思いきや 北陸ではここ2,3日はまた雪が降っておりました。
今年最後の大雪になるかな。

預かっているBMW2002Aの方も 作業を再開します。


前回までは リアブレーキのオーバーホールをしました。



今回はフロントブレーキのキャリパーのオーバーホールです。
これが終われば、ブレーキ関係は ほぼすべて 手を入れたことになります。
・マスターシリンダー交換
・ブレーキパイプ全交換(まだリアの一部を取り付けていないが)
・前後キャリパーオーバーホール
・その他ブレーキ関係のショートパーツ交換



今年の作業から ツナギも新品に。

おお、ファイヤーフォックスとな。
クリント・イーストウッド主演 大好きな映画です。

こちらの廃油のファイヤーも盛大に。


さて行ってみよう。
ブレーキキャリパーは取り外し済みです。

まずブレーキパッドを押さえているピンを打ち抜き。


パッドが外れました。現代車のように この時代はスライドピン方式ではなく、対向4ポッドピストン!


エアガンを矢印に吹き込んで エア圧力でピストンを押し出す。
ありゃ ダストカバーが千切れて出てきましたね。
ポン!と出てきますが、ブレーキフルードのしぶきも出るので キャリパー全体をウエスでカバーして目にかからないように注意。

こちら側同様に。


次にこのような合板とゴム板を用意し


今出たところにあてがう。
もう2個のピストンを押し出したいので、エア圧がかかるようにする。



こちら側はあらかじめ ピストンをエアで押し出す前に ダストブーツを外しておいた。
最初から4つともこうすべきだった

ダストブーツの中、結構 汚れてんんな~~
これは相当長い間、キャリパーのメンテはしていないな。


ではエアでピストン押しだします。
オレンジ色のウエスは飛び出してくるピストンの緩衝材としてはさみこんでます。
プシュ-ッ!




ポン!と出ました! もう一方も同様に。


4つともひかっかりなく スムーズに出てくれました。^^
キャリパー内部。 案の定 さび色~~~
うわわ~~こいつは やばい

ピストンシールを 竹ワリバシでひっかけて外す。決して内部を傷つけないように。


軽く掃除

シールのみぞよりも上側のほうは400番耐水ペーパーで錆取り。

シールの溝の錆やカスを丁寧に取る。
ちょっとここまで(シールの周辺) 錆が進行していると まずいですね~
はっきり言ってしまうが、こいつは状態が悪いブレーキキャリパーだ。

時間をかけて・・・錆取り

シールの溝より下(奥)は1000番耐水でサビとり。


こんな感じまでやる。
ほんとうは内部は錆がなくてぴかぴかでなくてはならない。そうであってほしい。
ブレーキフルードは車検ごとに交換するとか、心がけないといけない。
毎日乗らないくるまなら なおさらね。


さて内部清掃を4つやる。 右側のキャリパーだけでここまでゆっくりやって2時間。

ワロスで買った キャリパーOHキット。

消耗品だから 在庫あるうちに 買っておこうね!



ラバーグリースをまぶしたピストンシールを入れる。
すんなり ピチッと入ります。 シールには絶対 傷などをつけないように。
このシールが、ブレーキの油圧を保っている。こいつに命を託しているようなもの。
電気自動車だろうが最新のクリーンディーゼルだろうが、この仕組みは依然変わらない。
中古で車を買ったときはまずここをメンテしたいし、10万キロになる前にここをやりたい。


ちなみに以下の画像は635CSIのキャリパーOH時のもの。




次回はピストン組み込みです。

BMW2002A ブレーキキャリパーOH その22022年02月08日 13時08分02秒

ここからはキャリパーの組付けになります。

キャリパーのピストンを掃除、点検します。
傷などがついていないことを確認。傷はブレーキ作動圧抜けの原因になります。


1000番耐水ペーパーにCRC556をまぶして 表面を研磨して汚れやこびりつきを取る。

綺麗になりました。傷は無いですね。良かったです。
これを4つやります。



掃除の終わったキャリパーピストン。
(ワロスでまだ新品が出てますのでもし傷があったら迷わず購入ですね)

1個2000円しないほどか。



ワロスで買ったダストブーツ。

このほか、ブレーキの関係は欠品も少なく、リーズナブルに手に入るのでマルニの維持はしやすいです。
しかし今後欠品も考えられるので、もう一式、リペアキットは予備に買っておいたほうがよさそうです。



ダストブーツはこのような向きでピストンにセットすることになる。


表面にブレーキ用ラバーグリスを塗ったダストブーツをしっかりとはめる。


薄くブレーキグリスを塗ったピストンを指でキャリパに押し込んでおきます。
それなりの抵抗感がありつつも ゆっくりと入っていきます。

押し込みの途中。ここでダストブーツをはめ込みました。

奥まで指で押し込んだ。

ダストブーツがしっかりはまっていることをもういちど確認。

ダストブーツがきつくてはまりにくい時は ダストブーツ自体を湯せんしておいて ダストブーツ中にある金属のリングを少し膨張させておいたほうがいいかも知れません。 わたくしは板を当ててクランプで締め込んで押し込みました。


こちら側 ピストン 2つ入れて

こちら側も入れました。


右側キャリパーのOH完了。


パッドなども掃除して、組付け時まで保管です。




次は左側をやんなきゃ・・・
こちらも同じことなんで 割愛します。

次回はサイドブレーキワイヤの交換です。

BMW2002A サイドブレーキワイヤ交換その12022年02月10日 13時11分08秒

このBMW2002A、預かったとき 「サイドブレーキが戻らないことがあった。」とオーナーさんから聞いている。
なにか機構に問題がありそうだ。

日の出も少しづつ早くなってきているので、早起きして早朝整備だ。

まず 室内 
サイドブレーキの根元、はまっているだけのゴムカバーを外す。

10ミリレンチで ダブルナットを外し

サイドブレーキ自体も取り外す。軸のEリングを外すだけだ。

車体下。
フロア下に出たワイヤは、保護チューブの中を通ってリアタイヤ左右に分岐。

リアアクスル アームのところで1か所固定アリ。


その後ブレーキドラムの中へ入る。
スプリングが見えるが、基本的にこのスプリングとアッパースプリングの力で
サイドブレーキを解除しようとする張力(戻ろうとする力)が与えられる。


ではサイドブレーキのワイヤを取り外そう。
まずはアッパースプリングを特殊工具で引っ張り、外す。


下の抑えばね(ブレーキシューをバックプレートに押さえつつ、シューの戻りの力を与えている)も
ドライバとラジペンで外す。これ、外すときは楽だが、取り付けるときは簡単にはいかなかった記憶がある。


これでブレーキシューが外れる。
矢印の箇所にサイドブレーキのワイヤが引っかかっている。


これがワイヤの先っちょ。ここがひっかかるところ。


フリーになったワイヤ先端をブレーキのバックプレートから引っ張り出す。


ココの固定ねじも外します。8ミリで。

ここでワイヤを引っ張り出す。
途中、どこかに引っ掛かっているが、何度も引っ張っているうちにすこん!と抜けた。


もう片方が何度引っ張ってもどこかに引っ掛かっているらしく、抜けてこない。
たぶん ここのねじ部分のあごの部分(ワイヤとのカシメ部分)が
引っ掛かっているのだろうと推測し、交換前提なので、ワイヤを切った。


多分ワイヤの奥のところで あごの部分が 引っ掛かっていたのだろう。

こちら側から引っ掛かりを避けてワイヤをリア側に押し込めば ワイヤを切らなくても良かったのかもしれない。


ワイヤを切ったら あっさりサイドブレーキのワイヤが抜けた。

新品のサイドブレーキワイヤ。



さて外したブレーキシューだが かなり汚れもひどく


ここのサイドブレーキのワイヤの動きに応じてピボット状に動く支点の部分。
かなり動きが渋くて、動作が重い。
これではサイドブレーキの戻りがよくないのもうなづける。

よく見ると中に仕込まれているワッシャが経年劣化で破断していた。
これでは支点が ガタガタである。

本来はこのようにウェーブワッシャが入っているのだが。


こんな劣化の進んだリアのブレーキシューは シューが残っていても とっとと交換するに越したことはない。
消耗品だからね。
ちょうどワロスで2月25日までセール中で左右セットで49ユーロと安くなっているし、うちのマルニの予備分も含めて2台分買っておこう。

注文から1週間で届くからいいよね。送料6000円ほどかかるけど。
ほかに買うべき細かいパーツもある。


次回 新品ワイヤ装着します。

BMW2002A サイドブレーキの仕組みと点検2022年02月11日 13時32分41秒

BMW2002のサイドブレーキについてしくみなどを解説する。


ゴムブーツははまっているだけなのですぐに外れる。

サイドブレーキを引いた状態で点灯。


ここにスイッチがある。


スタビドライバで外す。この接点がアースポイントだ。
このねじで前後にスイッチがスライドするようになっており、サイドブレーキレバーとの接触具合を調整することができる。
リリース時にはスイッチがOFFになり
サイドブレーキを引いたときはスイッチがON(メーター内のパーキングライト点灯)になるようにねじで調整して取り付ける。



分解したサイドブレーキのレバーとパーキングSWの位置関係


スプリングを利用した 実に簡単な 機械的スイッチだ。



サイドブレーキのレバーを引いたりリリースしたりすることで接点が離れたりくっついたりする



サイドブレーキを引いていないリリース状態ではライトもつかないし、
画車のノッチ部分がかみ合っていない。





サイドブレーキを引くと スイッチの接点がくっつきパーキングライトが点灯し、ワイヤが引っ張られることでリアブレーキドラム内でブレーキシューが動き、後輪にブレーキをかけるしくみ。
ノッチがかみ合っているので、ブレーキを引いたままの状態を維持できる。

かみ合いの部分

かみ合った状状態。サイドブレーキを引くと、ギギギとなる音はここのかみ合いの音である。

このかみあいの片方はこうなっていて

ボタンで動かせるようになっており


黄色文字の部分、リリースボタンを押すことでかみ合いを外すことができる。


ここのかみ合い歯の状態も点検する。
いたんでいないし 問題なし。
組付けの時にはグリスを塗っておきたいところ。


このあたり汚れていたので パーツクリーナーを吹きかけ 筆で掃除する。

綺麗になった


奥にサイドブレーキワイヤの通り穴が2つ見える。



この赤矢印の部分、溶接がはがれていることがある。この車は問題なかった。
にしやんのマルニは長年の使用で ここがはがれていたので再溶接した。
サイドブレーキの動きが どうも ぐにゃぐにゃしてカッチリ来ない引きごたえの時は
このベース取付部分の溶接がはがれていることがあるので 確認してほしい。



サイドブレーキの点検でした。


新しいサイドブレーキのワイヤを通して、レバーを組み付けるときには、
スイッチの位置調整など、注意が必要な箇所だ。

BMW2002A ボディ下回り防錆処理その12022年02月12日 08時19分56秒

BMW2002A レストア作業は続く。
もう少し作業しやすいように さらにジャッキアップした。

ここまで上げれば ATミッションを組み込むときも楽にできるだろう。


下回りを改めてみてみる。

OH済みのエンジンは搭載した。


足回り左
アーム類のフチから 錆が進行中


足回り右。こちらも同様なサビ具合。
ストラット下部のボールジョイントは 交換しなければならないだろう。


左ストラット
こちらも分解して 車検取得に向けノーマルスプリングに交換してみる。
その時に 錆取りもできるでしょう。



ペダルボックス周辺
このあたりはボディの大事なところ。
ウマの当たっているところが ほとんど錆で傷んでいないのがGOOD。
半世紀近く走っている割には 錆があまりない状態で、
判定するならば「良」だろう。


右側タイヤハウス周辺
このあたりは良くさびるところだが、思ったより錆は進行していない。
オーナーさんは雨や雪の日には乗らなかったのだろう。いいことだ。


シート下あたり


リアシート下あたり
これなら大したことない状態です。


リアアクスル
このあたりは 錆転換をしてから POR15で塗装だな。


リアアクスルのアーム
このあたりも防錆塗装をしたうえで、サイドブレーキワイヤやらブレーキパイプを取り付けたい。
アームの裏側にもしっかり塗りたい。


ドライブシャフトとスペアタイヤの収まっていることろ。


周辺から錆が進行中だ


ガソリンタンク周辺も錆あり。


リアバンパーの裏あたり。ここは全面的に錆。


さて作業。

リアホイールのバックプレートの汚れを掃除。


ここはまあ、車検を取ったあとでも いつでも手入れはできるので。
いまだバックプレートは新品で手に入ります。^^
ということで、ここはここまでにしとこう。



では防錆処理にかかる。
バンジーのサビキラーPRO!
赤さびを黒錆に転換する薬剤だ。
かなりドロッとした塗料だが、マニュアルどおりに まずは水で50:50に希釈して塗っていく。
大好物の日清どん兵衛の空き容器で・・・(笑)
こいつは 自分の軽自動車 ホンダZにも 防錆のため塗っているものだ。



シャバいサビキラー液を 赤さびにしみこませるように塗っていく。


垂れても どんどん塗っていく。
どうせあとで重ね塗りするから。
この段階はあくまで錆の細かいところに浸透させていくのが目的だ。

銀色のフロア下もイイネ。


しかしま~ 
天井に塗ってるよううなもんだから 汁がぽたぽた垂れてくるんよね~ 
注意して顔の真上には塗らないようにしている。
目にだけは 入れないようにしなきゃ

かといって スプレーガンで吹くとミストがでて嫌なんだよね。
手で丁寧に刷毛塗りが 自分好み。


とりあえず どん兵衛 1杯分は塗った。結構つかれるものだ。
まだ全部は塗っていないので つづきはまた明日以降とする。
水を溶剤に使ってるから この気温だと 乾燥に1週間は置きたい。

そして次はサビキラーPRO原液で2度塗りし、最後は塩害防止にノックスドールを吹くといったところか。

635CSI ドライブ2022年02月14日 08時36分10秒

晴れたので 足回りの修理が終わり高級なエンジンオイルに交換したなりの
635CSIで出かけた。

北陸自動車道を金沢方面へ

高岡PA
やっぱりこのサイドビューは どれだけ見ても見飽きない。
非常にバランスが取れていて シュッとした粋な車である。

不動寺SA

金沢市のカフェ。
先月 ここのオーナーに譲渡したE320CDIステーションワゴンとツーショット。
この635CSIも もとはここのカフェのオーナー所有の車だ。


その後調子よく走ってくれてるという事で安心。
おいしいコーヒーを頂き カフェを後にし
ドライブフィールが気持ちいいので
能登方面へ大回りして帰ることにした。
無料化された のと里山海道を快適に走る

駐車もソーシャルディスタンスかぁ?


能登半島の付け根、七尾に近づくにつれ パラパラと小雨が降り出した。
間欠ワイパーが数回動いた後で 停まってしまうことがたまにあった。
昨年修理したワイパーレバー根元の接点補修がうまくいっていないのかもしれない。
こんどまた点検補修してみよう。



今はクーラー故障のため関係一式の装置をすべて取り外してあり クーラーレスとなっているが
この季節なら暖房とサンルーフのチルト機能だけで室内は快適。
クーラーレスレスでも梅雨前までは さわやかな日を選んで乗れるだろう。
雨や暑い日は 乗らなければいい。
預かっている2002Aが終わったあとで クーラー取付はゆっくりやろう。
200㎞程度走って 燃費はおおよそリッター7~8キロぐらいであった。
ストレート6、排気量3.5LのM30B34エンジンなら こんなものだろう。