BMW635CSI 油圧ホースからオイル漏れ2022年03月01日 09時50分57秒

2022年 早春の E24 BMW635CSI ^^
1990年製だから、御年32歳のスーパージャーマンMADAM。
その存在感といったら・・
どこに行っても人目を惹いてしまうレディです・・・


走ったあとには必ずエンジンルームを点検しています。


さて エンジンルームの まるかこみの部分から
油圧ブレーキシステムのオイル漏れ&オイルにじみです。


635CSIのブレーキシステムは 良くあるバキューム式ブースターではなくて、油圧式ブースターです。
今回はブレーキブースターのオイル(ATFを使用)のゴムホース配管接続部分(10番,12番)からのオイル漏れ。



リザーバとの接続部分。
このリザーバの下にオイルが滴下しています。実はときどき漏れたオイルをフキフキしていた^^;
まぁ E24やE28乗りの方には 定番メンテ箇所でしょうね。


ホースバンドのところが 経年劣化で切れているかも・・・ですね。

あと、レギュレータとの接続部分と、油圧ブースターとの接続部からもにじみ。

ともに パーツ図 10番と12番の耐圧ゴムホースを交換予定です。


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ほかの高圧油圧ホース類とレギュレータとアキュームレータ(通称バクダン)はぜ~んぶ2年前に交換済みです。

この油圧ブレーキブースターシステムの要である油圧レギュレータはいまだ新品が出ます
ワロスでいま11万円。(2年前は9万だったよな・・・)値上がりしてるね~
アキュームレータはワロスで2.5万。ヤフオクで1.6万。


レギュレータにつながる高圧ホースからも2年前はオイル漏れしており(ゴムホースの劣化とカシメ部分からのにじみ)、残念ながらこのホースが欠品だったので、ネットで見つけた高山市の小鳥商会に漏れているホースの現物を送り、接続口金や金属チューブ等は再利用し、ホースを国産品に替えて専用機械でカシメてもらい、4万で製作してもらったのだった。(当時の写真)

ホースとのフィッテイングを追加で溶接してくれています。

このガッチリしたカシメ!ぜったい漏れる気がしない。

耐圧ホースをじゅうぶんなものに選定してくれました。その後走っていて全く問題なしです。

ここはちゃんと漏れなく大丈夫です^^
古い車になってくると こういうところの欠品が多いから 高圧ホース屋さんとはつながりを持っていた方が良いと思う。



確かこの時は ブレーキの引きずりが発生していて(エンジンルームが温まると発生していた)、
マスターシリンダーが不良だとわかって、交換したっけな。
マスターの交換後は全くブレーキの引きずりは発生しなくなりました。
E24やE28のブレーキ引きずりは時々見られる症状です。


アキュムレーター(バクダン)は消耗品なので、5番のゴムのオーリング(15,3 x 太さ2,4mm)とともに数年に一度交換しましょう。


二輪車を購入2022年03月02日 07時34分47秒

二輪車とはいっても、畑で使うやつ。
ノンキー KN-50 という。
https://www.monotaro.com/p/5328/5165/?displayId=5

これに腰かけて、畑で苗の植え付けや間引き、除草などに使う。
しゃがむ必要がなく、簡単移動できるので作業で疲れにくい。
椅子の高さ調節ができ、何といってもいいのは、椅子が回転することだ。

野菜作りが趣味の父親の誕生日プレゼント用に購入。
開梱して廊下で座ってみたが、なかなか剛性があってしっかりした造りだった。
農協のカタログで見ていて欲しかったとのことで、大変喜んでくれた。

BMW2002A リアのブレーキパイプとブレーキホース取付2022年03月04日 07時58分40秒

BMW2002 リアブレーキ用 
ブレーキパイプ 左右で4本(短:ディバイダからブレーキホース  長:ブレーキホースからブレーキシリンダ)
ブレーキホース 左右で2本(2本のブレーキパイプの中間に入る)
ともにワロスで買った新品。
(ブレーキホースが4本並べてありますが実際は2本しか使いません。オーナーさんがブレーキホースを2本用意してくれていた(オレンジラベルの袋入り)のですが、だいぶ古いものなのか、ゴムのホースがすでに経年劣化で硬くなっちゃってましたので、使いませんでした。ワロス品の方は圧倒的にゴムホースらしく しなやかでした)



車体下。センタートンネル。
画面上のほうがエンジン側で、下側がリア。
エンジン側のマスターシリンダーからのブレーキパイプ1本は センタートンネルを通ってリアへ向かう。


向かった先の金色の「ディバイダ」という分岐点パーツで左右にブレーキ圧は分配される。
今日はディバイダから先のブレーキパイプとブレーキホースを組み付ける。
ブレーキパイプの曲げ具合を見るために まず ブレーキパイプと同じ長さの針金で ボディ形状に合わせて 試作として曲げてみる。


針金の曲げにならって直線のブレーキパイプを手で曲げていく。パイプベンダーはいらない。
こちらは リアブレーキシリンダーに組み付ける方の長いパイプ。


取り外した古いブレーキパイプとも比較して。あとは実際に組み付けて調整曲げをする。


シリコン製のバキュームホースを1㎝ほどに切っておいて


リアアクスルのパイプ固定場所の緩衝材として使用する。


軽くカシメ。


ディバイダはいったんボディから外す。
塗ってある液体みたいなものは、KUREスーパーラストガード。


ディバイダの中とパイプの先をよ~く確認。傷や、ゴミがないかを。


ごみをかまないように、いちおう掃除しておいた。


ディバイダ側のパイプを組付け。11ミリレンチ。
新品の組付けではフレアナットレンチを使うまでもなし。

ちなみにディバイダの裏側、つまり室内側はこうなっている。
ちょうどリアシートの中央下あたりだ。

次は
ブレーキホースとの接続。新品のテンションクリップ使用。
ブレーキホース側は14ミリレンチを使用する。


接続しました。


ブレーキホースとブレーキパイプを接続するが、ここでは接続せず・・・


ブレーキホースはトレーリングアームの穴へ先っちょを入れて


ここで接続する。
ここはパイプの曲げを手で微調整する必要あり。でないとブレーキホースにうまくねじ込めない。


接続完了。
いや~~ 新品は見てて気持ちがイイネ~~^^


トレーリングアームは走行中 常に動くので、ここにゴムのホースを使うというわけなんですね。


ブレーキパイプの最末端は リアのブレーキシリンダーに接続。



センタートンネルを通るプロペラシャフトにパイプが干渉しないか確認し、
各ねじをしっかり締めたかも確認して完了!






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ちなみに これは 
今後フロント側のキャリパーに接続する ブレーキパイプとブレーキホースのセット。


ブレーキホースはこんな感じで片側で2本 フロントに組み込むことになる。
ホースの先からキャリパーまでは2本のブレーキパイプで接続する。
ちょっと現代車では考えられない 変わったラインです。
フロントのブレーキラインまわりは、
ストラットをいったん外して分解し、ボールジョイント等の部品を交換・組付けしてから
行うことにする。

BMW2002A サイドブレーキワイヤの取り付け2022年03月05日 14時18分26秒


サイドブレーキワイヤ、ワロスで買った新品を取り付けます。



新品のワイヤは黒いビニルで被覆されていますね。


古いほうは破損こそなけれど、だいぶお疲れでしたからね~
サイドブレーキの戻りが悪い という原因も取り除きたい。


ワイヤの片方はリアブレーキのバックプレートの穴に通し


先を新品のブレーキシューのアームにひっかけます。
黄色いのはブレーキの金属可動部に塗るブレーキグリスです。
もう片方はパイプの中に入れます。

ストッパーまで入れる。


ワイヤはココの箇所でトレーリングアームに固定。




室内側の作業。まずシートを外して作業しやすくします。
この後 室内作業に入る予定なので 外しちまったほうが良い。


まずサイドブレーキランプスイッチをねじとワッシャで取付。



サイドブレーキワイヤを手で引っ張れば、スプリングの力で戻ろうとする力を感じるはずです。
ナットをかけそこに針金を結び、シフトレバーに引っ張っておきます。(プラプラしているとこれが意外に作業の邪魔になるので)


さてサイドブレーキの部品


まずキザキザのついたこれを入れます。


プッシュボタンを押し込みながら・・・


黄色い部品に ピンク色のプッシュレバーの先を このようにひっかけます。


これまたプッシュボタン根元のスプリングで戻ろうとするので、
太めの針金をはさんで一時的にロックしておきます。(あとで引き抜きます)


軸の部分にグリスを打っておきます。


矢印のワイヤがこすれる部分にもグリスを打ちます。
また、ピン軸がちゃんと入るか、先に確認しておきます。



ではサイドブレーキレバーを入れます。
矢印の部分のキリカキ部分をボディ側に差し込みます。


軸を差し込みます。

入りました。


軸の両方をEリングで固定します。


ここで 仮にロックしていた針金を 引き抜きます。


あとはサイドブレーキワイヤをレバーの穴に通し ナットをかけるだけですが、
これがテンションがかかっているので なかなかうまくいかない。
矢印の部分に針金をまいて ぐいと進行方向に引っ張ると楽でした。
すかさすワッシャとナットをかませる。


今日はここまで。
サイドブレーキワイヤの長さ調整 (まだだいぶ引かなければならない)と
サイドブレーキランプスイッチの位置調整は、リアブレーキシューを組んでから後で行います。

BMW635CSI 油圧ブレーキのホース交換2022年03月06日 13時43分55秒

今日は例のオイル漏れを直します。
修理といっても 油圧ホースの交換だけですが。


ちょうどリザーバの下のこのあたりが オイル漏れで濡れていた


E24はパワステオイルと油圧式ブレーキブースターのオイル(ATFを使用)は兼用です。
このリザーバータンクに1リッターほど入っている
手指消毒液のポンプでATFを排出。2つの穴が見えるまでは750ccほど抜いた



ホース交換にエキスパンションタンクがじゃまになるので 少しずらしておく


今回、赤色の2本を交換する


外したホース。もうかなりつぶれちゃっています。



レギュレータと油圧式ブースターにつながる こちら側も外します。


そして新しいホースを接続。



リザーバ側もホースを交換。


新しいATFを注ぐ。


試運転して漏れがないか確認して完了です。
2時間の修理でした。

BMW2002A フロントサスペンション整備その12022年03月07日 13時00分50秒

まず、このマルニはブレーキキャリパーとブレーキホースをあらかじめ外してあります。
ストラットケースにボルトで止めてある箇所を外してください。

ブレーキキャリパはタイヤハウス内に針金などで吊り下げておきます。

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 この車はすでにブレーキキャリパとブレーキホースは外してあります。




なお、この作業の詳細な写真は こちらの方で ご覧ください。

ではいこう


まずスプリングコンプレッサーでちぢめます



ジャッキでストラットを持ち上げ、この部分、3本の14ミリボルトを外します。
ストラットもち上げないと、このレンチをかけるスペースができない。

ワいやを通す穴が開いてます。
絶対緩んでほしくないボルトってことです。
このボルトは1本800円の新品に交換します。左右で6本。


3本目を外すと ストラットケース(上の部分) ステアリングのリンク(下の方)から分離できます。


アッパーマウント(アリャー 切れてる・・・要交換ね)のボルト3つを外します。
新品を5000円でワロスに左右で2個注文済み。


ストラットが外れました


右が現在ついて居た車高を下げるスプリングで5.5回巻き。全長270mm
右がノーマルのもので、7.5回巻き。違いはあきらか。



足回りのボールジョイントブーツが経年劣化でヒビが入っており、これでは車検とおらないです


ボールジョイントを外すため ここのナットを外します。結構さびてるな~~

回り止めのピンを抜きます


ナットを外した後、嵌合を外すために プーラーを使ってみたが外れない。
当然、ボールジョイントセパレータは こんなところでは使えない(はまらない)。



結局、ここでカット。
どうせボールジョイントは使わんから


メルセデスのボールジョイント交換に使用したSSTを使う。こいつで打ち抜く作戦


バーナーであぶったりもしながら やっとこさ 嵌合、抜けました。
こんど、ガレージ用にプレス買うかな~


スタビリンクも外す。ここのゴムブッシュも左右で8個 購入済み。



アームのかたいナットをガレージジャッキパワーで外す。


いろいろ外した足回り部品。
アームのブッシュも打ち換えて交換しなければ。もちろん、錆取りと塗装も。
一番でかいアームも新品電出るんだけどね、3万で。今回は再使用。




スタビライザーのブッシュ(スタビライザーバー直径15mm用)も硬化していたので交換予定。


マウントを外します。
エアーインパクトで19ミリトップナットは一発で緩みました。


ナットやワッシャーの順番。


スプリングとスプリング受けの傘を外し、
ストラットケースからショックを出してみる。
いつものチェーンバイスとパイプレンチのコンビで ケースのねじ込み蓋を外す。


ショックは手でめいっぱい引っ張れちゃうし、引っ張っても自ら縮んでいかない・・・。
もう完全に抜けています。
交換です。フロントショックは油圧式を1本1万でワロスに注文済。


ストラットを引っ張り出すと、おお、マルニオリジナルの赤ショックじゃん!
半世紀もの間 ご苦労様~~


今後はストラットケース、アーム類の錆取り塗装やブッシュ交換など。
やることいっぱい~~~
本当はここで ホイールベアリングとブレーキディスクも交換したらいいんだけどね。
予算もあるし、まだ使えそうなので 今回はパス。
どちらも あとでストラットを分解しないでも 簡単に交換できる部分だしね。

BMW2002A リアブレーキシュー取付2022年03月07日 20時22分11秒

新品のリアブレーキシューが届きました
上と下のスプリングは再使用です。


銀色のアームはサイドブレーキワイヤをひっかける

可動部のワッシャもちゃんと入っています。


シュー戻り用のスプリングも錆とりして、ブレーキグリスで動きをよくします。
左右の動き⇔がスムーズになるように。

右用と左用があるので 間違えないように。



右側はこのように組むことになります。


ところでリアブレーキのバックプレートに このようなでっぱりが左右に2つ あります。


裏の17ミリボルトで、偏心したピンが動きます。


これはブレーキシューとブレーキドラムの隙間を調整するためのピンです。
ブレーキを踏むたびにシューはすり減っていくものです。ということは、ドラムとの隙間が広がっていく訳です。隙間が広がれば広がるほど、ブレーキは効きが弱くなっていきます。
だからここで偏心ピンをすこし回して、シューがすり減った分だけ ドラム側にシューを押し広げて近づけてやる必要があるのです。
今ほとんどの車は、隙間を自動で調整する機構がリアブレーキについていますが
半世紀も昔の車のマルニにはそれがなく、シューの隙間調整を 時々手でやらねばなりません。
最低でも車検ごとにはチェックしなければならないでしょう(24か月点検整備項目です)。走行状態によっては、車検を待たずに。

以前、知人の1502で車検が通らなかったことあがりました。
原因は、リアブレーキの制動力不足、つまり、ここのすきま調整をしていなかったために、最大にリアブレーキの制動力が発揮できなかったのです。
うちで調整後は、ちゃんと制動力が出て、車検をパスしました。

マルニオーナーの方は、リアブレーキのスキマ調整ピンのことは知っておかねばなりません。



いまは新品のシューを組み込むので、
調整ピンは とりあえず内側(中心寄り)にしておきます。(あとで調整します)



ではシューを組み込みます。
矢印の6か所 バックプレートにでっぱりがあるので ブレーキ専用グリスをチョンと筆で付けます


この6か所は シューを組み込んだときに、金属と金属がこすれ合う部分なのです。(→専用グリス必要)
こういうところが こすれます


これはリアの右側です。画面の右側がフロント側。
まず片側のシューを組みました。


サイドブレーキワイヤの先を 前述したシューの可動部にひっかけます。
そして、ハの字型の シュー抑え&戻りのためのスプリングをシューの穴にはめる。

スプリングの片方は このようにハブに固定しておくと らくです。


このスプリングを左右間違えずにはめます。


右半分のシューを装着。上の3つのやじるしの部分、ちゃんとはまったか 確認。


戻りスプリングの片側のフックを、左側のシューにひっかけます。


先に下のスプリングを穴にはめます。
プライやなどでつかんで、スプリングの力に抗いながら・・・バチン!とはめる。


最後に、上の戻りスプリングを 特殊工具(J型フック)で引っ張って シューの穴に引っ掛けます。


左右 ちゃんと確認
組付けは 以上。



最後にブレーキドラム(内径230mm)をかぶせるだけですが


内径の確認。規定値が刻印されています。
内径が231ミリを超えるまですり減ったら もう使えませんよということ。


計測してみたところ 231ミリ未満でしたので このドラムはもう少し使います。


とりあえず組みつけはここまで。


あとは
フロントのストラットを整備し、フロントのブレーキラインとキャリパを装着し、
ブレーキフルードを入れ、マスタシリンダまでエア抜き・
そして前後ホイールをはめたうえで、サイドブレーキワイヤとシューの隙間調整をします。

BMW2002A リアシートをはぐる2022年03月10日 16時18分53秒

リアシートはセンタートンネル付近のねじを一つずせば リアシート座面が かんたんに取り外せます。



リアシートのシートベルトがシート下に隠されてた(笑)


少し錆が出ている程度か。


背もたれのほうは 下側のねじ2こをとるだけで、上のほうに引っ張り上げるだけで外せます。


樹脂製のチューブ配管みたいなのが2本,
一つはエンジンルームに向かうガソリンのチューブ。これを交換したくて シートをはぐった。
青い色の細いチューブは チャコールキャニスターに向かうチューブだ。


チャコールキャニスタにつながる青いチューブだが トランク上部のすみっこにある、気化したガソリンを液化させる箱にも はつながっている。

青いチューブはここにもつながっている。気化したガソリンをここから吸い上げる。


シートの中に落ちてたものたち(笑)




今回 床面カーペットもこのさい外して フロア下の状態を 点検 清掃しときます。
サイドシル内の錆状態もフレキシブル小型カメラで点検したいと思います。

BMW2002A ドイツのワロスからパーツ到着2022年03月11日 10時59分59秒

先日 ドイツのワロスからパーツが届きました。
今回は1週間で届きました。





フロントサスまわり
リアのスプリングのゴムサポートブッシュ


フロントのボールジョイント


先日記事にした リアのブレーキシューセット

燃料ホースやチューブ、フィルター


ペダルボックスのカバー などなど


こういったパーツが簡単にしかもそんなにバカ高くない価格で手に入るので
マルニは維持しやすい旧車です。
なんとボディパネルもいまだに入ります。
是非チェックしてしてみてください。

BMW2002A フロントサスペンション整備その2 ~ボールジョイント外し~2022年03月12日 14時52分03秒

日に日に気温が暖かくなってきている今日このごろ。
ドアをあけ放っていても寒くない。廃油ストーブが 暑く感じるときも。
暖かくなれば レストアもスピードアップするかな


では今日もいこう
BMW2002Aのフロントサスペンションのアームから ボールジョイントを取り外します。


この3か所、ドリルでほじくります






ある程度まで掘ったら


あとはリューターで アームを傷つけないように削っていく


ハンマーでぶったたいて ようやく外れましたわ・・・


当時はボルトオンじゃなくて かしめてあるからね~
厄介です


アームの方はサンドブラストし




あ~もう ブラストするサンドがなくなった! もう残り少なだったしなぁ
また川砂 ホムセンで買ってこなきゃ・・・


サンブラのあとは すぐにメタルレディを筆塗りし 金属下地を 亜鉛リン酸塩処理する。
(ワンタン入りわかめスープを塗っているわけでは ありません(笑) おいしいけどね...)

メタルレディ 商品説明より
「メタルレディは強力な錆び除去剤であると同時に、POR-15の優れた下地処理剤です。また、他のあらゆるペイントの下地処理剤としても最適です。簡単な使用法で金属を優しくエッチングし、あらゆる金属 ( アルミニウム、ポリッシュした金属メッキ面などを含み ) の塗料との密着性を高めます。同時に、ジンクフォスフェート ( 亜鉛燐酸塩 ) の薄い皮膜を形成し、塗料と金属との化学的な結びつきを生みます。メタルレディは、自然環境の安全を守ります。 ( 無公害、不燃性、非腐食性、無毒剤 )」

メタルレディで塗れた状態を10分保持。
このあたりは水が溜まりやすいので 最もよくさびる部分。
そのあと水洗いし、エアで水分を飛ばして乾燥。

よく乾燥させれば POR15の 塗装準備完了となる。
この二つのバーツは最もよくさびるから、POR15は二度塗りする。


今回組み込むことになる 新しいボールジョイント
こちらはボルトオン式。クラウンナットと回り止めのピンもついている。
ワロスでセール中なので1個4000円ほどだった。 通常は5000円。




ストラットケースの錆取り。 
というか、ここは 半世紀もの間 堆積した泥堀りだ。
しっかし 硬てぇ~~~コレ!



ようやく金属下地がみえた(笑)


ストラットの中も ワイヤブラシで掃除


ウエスでふきとり


ここまできれいになれば あとは内側にグリスを塗るだけだ。
ここに入れる新しいショックアブソーバーの到着を待つ。^^


アーム同様にメタルレディで下地処理、洗浄後、乾燥させる。
今日はいい天気だから 良く乾くね。^^

明日はこれらの塗装です。