635CSI 右フロント異音の修理(ストラット組み直し) ― 2022年02月01日 22時26分39秒
フロント音足回りからの異音、走行中に段差乗り越えで右フロントの足回り周辺からのゴトゴト異音発生する件の対処に着手。
まずジャッキアップ。
リジッドラックをかけるとき、スキマ調整にボディを痛めないようにモク板を使用するが、
9ミリ程度の薄めの構造用合板を数枚用意しておき、リジッドラックの下に入れてスキマを微調整している。
さて今回の異音の原因は
ストラットのねじ込み蓋(黄色やじるし)が緩んでいって外れてしまって、ショックアブソーバーがストラットケースに固定されなくなり、段差乗り越えの度にストラットケースの底を叩いていたということ。
それであんなゴトゴトと音がしていた。
前回、ショック交換の際に、ねじ込み蓋の締め付けが甘かったのが原因だ。
まず、外れていない左ストラットの方、ねじこみ蓋を増し締めする。
引きかけレンチをもっていないので、パイプレンチでかたくしめておいた。
本題の右ストラット。
こちらはショックアブソーバーを外すところまで分解する。
なぜかというと、ねじこみふたが外れたことにより、ストラットケースの中に、雨水が溜まっていると思われ、それを排出したいからだ。これをしないと中がさびだらけになる。
ABSセンサーの取り外し
ブレーキキャリパの取り外し。19ミリボルト2本。
ブレーキホースに無理がかからないように注意し、キャリパは針金で吊っておく
スタビライザーリンクの取り外し
スプリングコンプレッサーをかけてスプリングを縮めていく。
アッパーマウントのナットを3つ外し・・・
ストラット下部の17ミリボルトを3つ外せばストラットは外せる。
外れたストラット。
もうこの横にした段階で、ストラットケース内にたまっていたさび色の水が出てきた。
雨の中を走行したからね・・・予想通り、水が入っていた・・・。
外したストラット下部の様子。
アッパーマウントがついたままのショックアブソーバ(画像はショックのよごれを掃除済みです)、
スプリングコンプレッサをかけままのスプリング、
そして、ストラットの3つに分離。
ストラットケースの中を覗く。雨水はさび色になっていた。
このあときれいに水分をとり、内壁にオイルを塗布しておいた。
ねじこみ蓋も埃を取って掃除。
ザックスの低圧ガスショックだが、コンフォート寄りで自分としては好み。
確か、イーベイで買ったものだったと思う。
ストラットの水抜きの穴。
お椀状になっており、雨天時の走行でたまった水はここから下へと抜けていくようになっている。
しかし、ここが砂利や小石が堆積していて、ふさがっていることが多いので、定期的に掃除をしておくべきところだ。
そうでなくても、オイル交換などでジャッキアップしたときなどは、ここを下側から棒でつつくなどして、小石等のつまりを取っておいたほうがいい。
仮組してガレージの隅にたけかけ。(ストラットの錆取りと塗装は今回はしなかった)
指先でねじ込み蓋をねじ込んでいく
最後はドライバとハンマで叩きこんで締め込み。これ以上は回らない。
ストラットをここに戻す
ストラットは非常に重いので、ジャッキで支え、上げていくとラクだ。
2つほどアッパーマウントのナットをかければ、ストラットを支えなくても大丈夫。
あとはアーム類を下げてやって、ストラット下部を載せる。
ちゃん とはめあいに はまりましたね
あとは元通りにくみ上げていくだけ。アッパーマウントの3つのナットも、締め込み。
ABSセンサも戻す。
ここも緩んでいないか確認。 実際ちょっと緩んでいた。(汗)
完成!!
緩んでいないか一目で見分けるための合いマークを付けておいた。
ゆっくりやって3時間程度の整備。
今日は雨降りなので 試走は晴れた日の楽しみとする。
片付けの後エンジンかけてガレージ内で移動していたら、
今度は、チェックコントロールの「OIL」と「ライセンスプレートライト」の警告がついた!
エンジンオイルレベルが下限を切ったのと、リアのナンバー等の球切れ・・・。
次回のメンテナンス項目だ。
ついでにオイル交換もしとくかな。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。