BMW2002A プラグが点火しない 2 ― 2022年09月05日 17時15分16秒
前回の続き。
スパークしない原因が コイルより上流の一次側の配線にあることが分かった。
たどり着いた イグニッションスイッチ。
た~くさん配線があって わけわからなくなるが
それぞれに番号がついていて、こういう感じだ。
今回問題なのは IG-ONの緑の1.5スケアの線
配線図の通りだ。
問題の緑線125番(太さ1.5スケア)は、IG ON の端子(15)につながっている。
15の端子は上の写真では2つあるように見えるが、実は根元の方で一つにつながっている。
つまり緑線は、ここからさらに85番(太さ4スケア)と126番(太さ2.5スケア)に分岐していってるわけだ・・・。いろいろイグニッションオンで動くようになる電装品があるからね・・・
そこで緑線の端子 2つのうち、4スケアの緑線をイグニッションスイッチから抜くと
開いたポイントがアースしなくなった(正常になった)
ということは、4スケアの緑線86番の下流に問題があると思われる。
86番をたどっていくと、ここ、ヒューズボックスの3番、4番、12番につながる
3番:25A:リアガラスヒーターへ行く
4番:25A:ブロアファンモーターに行く。
12番:8A:オートチョーク関係のデバイスへ行く。また、メーターのサイドブレーキ灯&燃料残量警告灯へ行く
これらのどれかに問題がある
でもヒューズは切れていないんだよなぁ・・・
そこで、テスターを使いオープン状態のポイントの+をアースさせて「ピ~」と短絡音をさせておき、
一つ一つのヒューズを外していった
3,4番問題なし。
12番ヒューズを外すと、短絡音が消えた。
ここの系統だ!
12番の先は、オートチョークのデバイス群で
リレー、ソレノイド、バイメタルのヒーティング、スターティングバルブのバイメタルに
枝分かれ的につながっている。ここかぁ~??
また、12番は、メーターのサイドブレーキ灯&燃料残量警告灯にも行っている。
これは、ちゃんと稼働しているのでOKと判断。
問題はオートチョークのデバイス群にあることがわかった。
このあたり、いま細かく原因追及する暇がないので
とりあえずこのオートチョーク系統の配線を 紫のバツ印で切り離した。
(なんだか 赤で囲んだソレノイドが怪しいのですが・・・)
これで 点火系統は正常となり
ようやく スパークテスト(センターワイヤ)で 火花が飛びました
右奥に 燃料ポンプがガソリンをペットボトルにジャバジャバ送っているのも映っています。
結局、オートチョークの電気デバイス群は 配線から切り取ってしまったのですが
おいおい何が悪いのか調べていきます。
センサーやソレノイドなどをつかって やれエンジンルーム内の温度が17度以上だとか、水温が45度になったとか、そんな細かい制御をしなくても、
クーラントの水温だけでオートチョークの制御ができるようになっているのです。
これだけで、日本の気候では どんなに寒くてもちゃんと始動しますので。
電気を使わなくても このぐるぐるのバイメタル渦巻の裏側を流れるクーラントの熱で
このぐるぐるが開く方向に自然に動き出してオートチョークを制御してくれます
なんだか今時点ではこれが原因だ!とはっきりわからない件でしたが
とりあえずこれでエンジン やっと始動できます。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。