BMW1502エンジン腰下OH39新コンプレッサー搭載2018年03月29日 19時35分09秒

クーラーのコンプレッサーを新品に交換する。
この1502のクーラーについては、もともと「冷えない」という症状で昨年の夏にいろいろやった。
まず、システムを全部ばらした。
コンデンサー、電動ファン導入、エバポレーターケースの掃除、エキスパンションバルブのチェック、ホースの交換、レシーバードライヤーの交換、コンプレッサーのシャフトシール交換などなど・・・・
しかし、真空引きしてもガス漏れした。
その後、蛍光剤も投入した。
ガス漏れは劣化したバルブのムシが原因だった。
ガス漏れはしなくなったものの、こんどは、冷媒注入の段階で、システム圧力がおかしかった。
それは「コンプレッサーの圧縮不良」の数値を示していた。
そこで、今回、コンプレッサーを交換することにした。

アメリカでリビルトされた、デンソーの10P15E (冷媒R12用)

これはアメリカのeBayから購入したものだ。
適合を見ると、このコンプはFRポルシェの924や944に使われているものらしい。

この商品、電磁クラッチのベルトをかける部分形状がBMW1502のものと違う。
電磁クラッチを移植してやればいい。
ということで、電磁クラッチをバラシ中。

左がこのBMW1502に合うVリブドベルト用、右がeBayから購入したもの。

もともとこのコンプに適合するものなので、問題なく入れ替え完了!

次にホースの接続部を移植する。

ここはコンプオイルを塗った新しいOリングを入れる。

当然、バルブのムシも新しくする。

バルブのムシを組み込んだところ。


R12用コンプレッサーオイルを、旧コンプから出た分の量だけ入れた。さかずき1パイほどだった。
あとのオイルは、システム内にまわっているのだろう。


取付の前に、ゲージマニホールドの接続部と、ステーと干渉してしまうので、少々ステーを削っっておいた。

エンジンに取り付ける。


コンプベルトをクランクプーリーにかけて張り調整。
最初にオルタネーターのベルトもいっしょに外さねばならない。

電磁クラッチがのプーリーがラジエターのロワーホースとぎりぎりなので、接触しないようにする。
エンジンを動かすとコンプ側は動くから、ある程度のクリアランスが必要だ。
万が一の接触に備えてホースに保護用のカナモノを巻いておく。
高圧側、低圧側のホースをコンプに接続する。このときも、R12用のOリングを新調する。


エキマニに近い箇所は熱をもろに受け続けるので、遮熱テープを巻いておいた。

こんな感じ。

アルミ部分の耐熱は200度、グラスウール部分は350度の断熱グラスウール。
巻いてるとき細かいグラスウールが舞い上がるので、吸わないようにマスクをして施工。


続いて、レシーバードライヤーの交換。フロントグリルを外す。
ホーンの後ろに隠れているヤジルシの部分が、レシーバードライヤーだ。


左が古いもの、右が新しいもの。ヤフオクで購入。1個、1万円。
新品には防湿用のキャップがしてあり、あけると、シュゥ-!といって空気を吸う。
すぐに接続だ。

接続は、3/8フレアだ。

ガス漏れないように、しっかりと取り付けた。
ホーンを取り付けて、次はシステム内の真空引きして冷媒ガスを吸わせる。
つづく

コメント

_ T師匠 ― 2018年03月30日 06時07分20秒

コンプレッサー交換で治ると良いですね!

_ にしやん ― 2018年03月31日 21時30分37秒

T師匠 ようやくクーラーのリベンジできました。最初からコンプ換えときゃよかった。

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