BMW1502エンジン腰下OH12017年12月03日 15時54分44秒

「お願いと 君が言うから 今日は腰下OH記念日」

つーことで、12月。
知人のBMW1502がエンジン腰下のオーバーホールで入庫しました。

症状は
エンジンオイルの消費が大きい。
エンジンをふかすと青白い煙がマフラーから出る、とういうもの。

この車を購入したときからの懸案事項で、何年もこの状態で乗ってきたんだそう。
確かに、ブローバイ・ガスの出が多いと思いますし、試乗してみるとマスラーからオイルが燃えている青白い煙が出るのが良くわかります。
今回、オーナーさんはもう我慢ならんということで、車検切れ間際ということもあり、クーラー修理もかねて一気に問題解決したいとのことで入庫しました。

うちのマルニやMCCスマートで以前やったように、「ピストン抜いて、ピストンリングを交換、シリンダーボーリングなし」で終わればいいのですが。
シリンダーヘッドは数年前にOH実施済みとのことで、今回は、腰上(シリンダーヘッド側)はオーナーの費用節約の意向により 手をつけないことに。

にしやんは普通のサラリーマンなので、週末ごとにやって、2月末までの3か月間で できるかな。
北陸の雪が溶け出す3月には車検を取りたいですね。(来週の2017年12月8日で車検切れです)

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では開始。


エンジンを下ろすことになるので、チェーンブロックのかけられるコッチがわの納屋ガレージに入れる。
まずは、作業場所の整理から始める。いろいろがらくたを片付けて・・・。
エンジンスタンドも引っ張り出しました。


これから寒くなるので廃油ストーブも試運転せねば。

ちゃんと廃油、燃えてます。これでたまった廃油も 片付けられるでしょう。
(抜いたエンジンオイルに、灯油を半分ほど混ぜて 粘度を下げて燃やしてます)

フロント側をジャッキアップ。

まずは、ボンネットを外す。 しばらくガレージの隅っこにおいておく。
外すのは一人でできるが、取り付けのときは、オーナーとふたりでやるつもり。

ボンネットがとれて 作業しやすくなった。


順にパーツを外していく。パーツはケースに保管して。

冷却水も抜き、ラジエターも外した。
バッテリーも外しました。

照明器具をセットして、環境を整えて、15時すぎなので、今日はここまでとする。
余り一気にやりすぎないのが、50代になってからの整備のコツか。(^^;)

12月は、あと3回の週末。
年末までにエンジンをおろし、腰下(エンジンブロック)の分解、計測、ピストン清掃までやりたい。
そして年が明けてから ドイツにパーツ注文、組みつけ作業に移る、という計画だが・・・。
まぁ、脂肪のつきやすい冬には、ちょうどいい運動になるだろう。(笑)

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パーツはWALLOTHから買うつもり。
しかし、1502のピストンリングのスタンダード・セット(直径が2002よりも小さい)はWALLOTHには在庫なしということなので、最近良く使うイーベイで見つけたものを買うつもり。(しかし1ピストンあたり6500円は高い!)
このような最低限の見積で、まずはスタートです!
本当はクランクシャフトのメインベアリング(親メタル)やコンロッドベアリング(子メタル)もついでに交換したいとこですが・・・まずはばらして磨耗値を計測してからですね。