ステアリングのブッシュ交換 ― 2015年06月28日 12時51分46秒
ちゃんとサイズが合うかどうかを新旧で比較します。
輸入品パーツはこの確認が大事。
いざはめてみようとしたら、サイズガ若干違うなんてことがときどきありますので。
ブッシュは手で押し込んでも入らないので、長いボルトとナットで圧入します。
見えているゴムブッシュの面にグリスを塗布。
後に差し込むアームとこすれる部分です。
差し込むアームの軸にもグリスを塗布して差し込みます。
あとは外した部品をとりつけていくだけ。
・アームの上部にクラウンナットと周り止めのピン。
・その後、コントロールアームを取り付け。
・タイロッドエンドを接続し、周り止めのピン。
このあたりは切り取って、ボンデ版で作り直し・・・かな。
溶接しなくても、リベットと接着剤でくっつけられそうです。リベットのボコボコが残っても気にならない箇所ですし、特に力がかかる箇所でもないので、気軽な板金作業となるでしょう。
スタビブッシュ交換 ― 2014年05月20日 20時50分05秒
まずはスタビライザーとは?ですが、英語ではanti-roll barとも呼ばれております。
要するに走行中の安定性能を高める棒です。
これがないと、まっすぐ走っていても、ハンドルの安定性がなくなって、
運転するのが怖くなってしまいますよ。
黄色の矢印部分がスタビライザー・バー。(こういうものがリアにもあります)
A,Bにゴムブッシュがあります。今回交換するのは、Aのほう。
6年でこうなるかぁ・・・ まぁ、常につぶされている過酷な場所でもありますから当然か。
1個1.3ユーロ程度なので、前回のパーツ注文で10個買っておきました。
今回、フロントの8個交換です。
ショックアブソーバーの交換などに使うスプリングコンプレッサーを使って、スタビバーを「寄せます」。
こうしないと、マルの囲み部分のナットがかかりません!
木片をあてがうのも、ちょっとしたコツなのでした!
マルの囲み部分、ようやくナットがかかりまして、交換作業完了です。
こんなことで。貴重な土曜の午前中がつぶれてしまいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正直、そんなに劇的に乗り心地が変わるものでもありませんでした。
でも 気分はいいですよ!
ホイールベアリング増し締め ― 2012年08月21日 21時10分18秒
これはホイールベアリングのガタに違いない!
ということでハブキャップを開けてみた。
フロントは2つのボールベアリングが入っています。
切り込み二つ分、ナットを締め込んでおきました。
これでガタはなくなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、下の画像、こちらはリアホイールです。
手で触ってみると、割ピンを外す前からナットが緩んでいるのがわかります。
こちらは切り込み一つ分の締め込み。あまり強く締めると、ローラーベアリングのアタリが強くなりすぎて
ホイールの回転が渋くなってしまいますよ。
しかしま~~
知らぬうちに大事なところが緩んでいるものですね~~
車検前の点検でした。
スタビライザーのリンク ― 2011年11月16日 22時03分59秒
この言葉を知ったのは、池沢さとし先生の「サーキットの狼」を読んでいた小学生のときでした。
主人公のロータス・ヨーロッパがコーナリングで得意のドリフトがうまくいかない原因がココだったと思う・・・
レースの大事なときに、スタビライザーがおかしくなって(折れたんだっけか?)悪戦苦闘するという場面。
にしやんはソレがどんなパーツなのかも知らずに、とにかく車は走るが、曲がるときに困る部品なんだな、
とぼんやりと思っておりました。
BMW2002、マルニには前後アクスルにそれぞれスタビライザー・バーが使用されています。
ひん曲がった鉄の棒なんですが、これが左右の車輪を繋ぐことで、ねじれの力を利用して、コーナリング時の車体の安定性を確保するのですね。
下の画像はレストアしてるときのもので、柔軟性塗装をしたときのもの。
フロントのスタビライザー・バーはロワアームにゴムブッシュを介してリンクされています。
ここのブッシュは新品ではなく再使用でした。2,3年のうちに交換となるだろうということで覚悟はしていました。ここを新品に交換です。
13ミリの工具でできますが、画像のように、スタビ・バーをジャッキで少し上げ気味にしてやらないとうまく取り付けできないですよ。
で、ストラットをこのあと組み込みました。
さっそく、試乗。その日は日も落ちたので問題が無いかを確認しただけ。
そして、翌日通勤で乗った感想。
う~ん、やっぱ新品のゴムブッシュはいいわ~!!!
というのも。
ここ一連のアッパーマウント交換、このブッシュの交換で、運転中のフロントの感触ががすごくシッカリしたものになり、硬いゴムの上に載ってる感がハッキリ感じられましたのです。
逆にリアの挙動がが不安に感じられるぐらいに・・・
それに、マルニのフロント車高が若干上がったのは、アッパーマウントのせいでしょうね。
古いのは、だいぶヒビヒビで突き上げていたようですから。
整備の効果が体感できるのは、いいですね!
久々の足回り整備でメッチャ疲れましたが。
あと。
翌日の試乗にて、気づいたこと。
ハンドルの中立位置が若干、狂った。ブッシュのリンクやストラットを外したからだろうか。
タイロッドは触っていないけど、狂うんだな。
後日、フロントのトー調整が必要ですね。
フロントのボールジョイント交換 ― 2011年11月16日 07時30分23秒
これも消耗品で、ガタが生じたり、ゴムのダストブーツが破けてしまったりします。
最悪ガタがあったりすると乗っていて足回りにシッカリ感がないし車検での検査に通りません。
前記事でのアッパーマウント交換でストラットを取り外したこの際に、一緒に交換です。
パーツ自体は、ドイツからの個人輸入で1個28ユーロ、ボルトナット込み。
ここは3本爪のプーラーで力をかけてやると「バキン!」と音を立てて外れます。
レストア時の2008年にゴムブーツだけ日本製の新品につけ換えておいたのに。3年でこうなっちゃうか・・・ううむ。
また、ボールジョイントのねじ部分ですが、サビサビになってしまっていることが多いと思います。
この部分は、ストラットで密閉されているとはいえ、やはり水が入り、ずっとそのままのことが多い部分なので、まず、このねじからナットを外すのに手間がかかる場合があります。
このボールジョイントは、やはり足回りの関節で大事な部分。人間で言えば足のくるぶしの関節みたいなもん。5~6年に一度は交換したい消耗品といえましょう。
割りピンを入れる穴があるのですが、適当な棒を差し込んでグイッと回し、この向きに直しておきましょう。
割りピンを差し込むスペースの関係上、この位置がいちばん差し込みやすいからです。
茶色に見える錆みたいなのは、スレッドコンパウンド。銅粉を混ぜたグリスみたいなもので、ねじが錆で固着してしまうのを防ぐケミカルです。次回ココを空けるときには、必ずサビでぐちゃぐちゃになってますので、固着防止の為に。このあと、サビ保護スプレーをしておきました。
コントロールアームの合わせ目にもスレッドコンパウンド「Anti-Seize Compound」をつけて、
ストラット下端をここにはめます。
次回はやはり足まわりのオマケ整備で
スタビライザーバーのリンクのブッシュ交換です。
アッパーマウントの交換 ― 2011年11月15日 13時50分56秒
6時間目標、以下、手順。
ブレーキキャリパーを19ミリボルト二つをはずして取り外します。
(ブレーキディスクの減りでディスクの「耳」ができてて外しにくいときもあります。そんなときはキャリパのブレーキブリーダを7ミリボックスレンチで少し緩め、キャリパ内のブレーキフルードを少しおしだしてやるとパッド広がります。)
ストラット軸のブレーキホース止めのボルト10ミリ二つを外し、キャリパーを脇によけておきます。
(このときついでにブレーキディスクとブレーキパッドの厚み残りをチェックしておきましょう。ディスク交換推奨限界は厚み8.4mmだったと思います。)
スプリングコンプレッサーのねじ部分にはスプレーグリスをしっかり塗っておきましょう。
そして、ストラットを押し上げていたジャッキを下げます。
そして、足でロワーアームをグイと押し下げると、このようにストラットがガタンと外れてストラットがぶら~んとぶら下がった状態となります。
ロワーアームにはスタビライザーバーへのリンクもあって、戻ろうとする張力が働きますので注意。
最後のナットを外した瞬間、ゴットン!とストラットが落ちるのでなにかで養生して注意しましょう。
六角レンチと19ミリディープソケット、それにバイスグリップとプライヤを用意してここを分解します。
19mmディープソケットをナットにはめ、ショックの軸に六角レンチを刺して「回り止め」します。
バイスでディープソケットをガッチリつかんで、ナットを緩めて外します。
欧米ではストラットベアリングと呼びます。ハンドルをきるとストラットが回転するので、ここにベアリングが入っています。
ただのゴム筒なんですが、径が合うものが無いので買いました。
古いのは折れ曲がっており、さらに内部で裂けていました。
いままでは端に映っているスポンジを張っていただけだった・・・スマン!(笑)
やはり長さが違うね。当然!これでおおきな段差乗り越え時の突き上げもなくなるかな!
またお金たまってからね。
KONIの減衰力調整式ショックは軸を底に押さえつけて回すと何かを回している手ごたえがあり、1.5回転し、その範囲で柔らかさが調節できるとか。
適当に真ん中にしておきました。(図は回しているところ)
このあと、ショック軸をめいっぱい引き出し、スプリング、アッパーマウントなどを組み込み、例の六角レンチと19ミリディープでマウントとショック軸を組みつけておきます。
これでストラットの用意はできました。
これで逆手順でボディに組み込めばいいのです。
が、ついでに痛んでいる箇所、
・スタビライザーバーのリンクのブッシュ交換
・ロワーボールジョイント交換
をやります。
やり方は次回にて。
マルニのパーツをドイツに注文 ― 2011年11月02日 19時42分48秒
今回は懸念のフロントアクスルに関係する整備をすべく、以下のパーツをドイツのショップ、Walloth&Nesch へオーダーしました。
1年以上使っていなかったので、その間クレジットカードが更新を迎えていましたので新たにクレカ情報を送信。うまく認証が取れないとのメール返信があるも、もう~1回良く番号見て入力してみて!と返信するとうまく認証できた、今日パーツ送るとの返信が。
Dearにしやん
we
have just tried your credit card and everything is okay.
The goods will leave
today.
Best regards
Barbara Albertsen
Dipl. Ing. Albrecht
Walloth u. Alexander Nesch GbR
Email: info@wallothnesch.com <mailto:info@wallothnesch.com>
Internet:
www.wallothnesch.com <http://www.wallothnesch.com/>
ともあれパーツはお店を11/5に旅立ったようです。
注文したもの、整備したい項目。
・アッパーマウントの交換(これはもう以前にパーツを購入済で、2つで90ユーロでした)
これ以上悪くなることはないだろうという見本。
かといって、いまの乗り心地がどう変わるかは後の楽しみ。
現状では特に問題を感じていませんが、もうちょっとフロントの足回りがシャキッとするんでしょうか。
・ショックの保護ゴムカバー
Protection rubber for shock absorber front (not for Bilstein)
・バンプラバー
Front auxiliary rubber spring (not for Bilstein)
ショックの軸にとりつける突き上げ防止用の緩衝材で、スプリングが深く沈みこんだときにこれが衝撃を受け止めてくれます。レストア時にヤフオクで2個1000円で安く手に入れたE46用のものをつけていた。ちょっと短かった。
だからなのか、大きい段差を乗り越えたときとかに、実際にフロントにガン!と突き上げがあった!
本来のマルニ用はもっと長さがあるので、今回ようやく交換。1個7ユーロのセール品。
これもやがてはボロボロになるので消耗品です。
スプリングの受けゴムシート
ストラットでスプリングを受けるための緩衝材。ただのゴムなんだけど。
これまでは適当なスポンジ材を使っていた。ま~これでも問題なしですが。
片方で2個必要なので合計4個注文、1個5ユーロのセールだったので購入。
Lateral stabilizer support complete for all models with stabilizer
スタビライザーバーの両端をこれらの部品でロワーアームにリンクしています。これまで再使用していてブッシュのひびわれが酷くなってきたので交換します。
1セット15ユーロのセール品、2セット注文。
ストラット下につくボールジョイントも再使用していたので、ようやく今回新品に交換。
Wishbone ball joint repair kit incl. screws and nuts:
1セット28ユーロで2セット注文。Voltage controller 12 Volt plastic - HELLA - for all models
29ユーロ。これが壊れると、バッテリに過充電となったり、充電しなかったりと電装系統のトラブルになります。銀色のでかい旧型ではなくて、今回は信頼の置ける新型のHELLA製のものを購入。オリジナルにこだわる方はこれをドーゾ。にしやんはコレの故障で1回バッテリの過充電という痛い目にあっているのでコレは買わないです。
その他こまごまとオルタネータのブッシュ、フィルター類などをオーダーしておきました。
Rubbers for alternator housing (set of 4) all models
Fuel filter for carburator engine models
Air filter 1502 - 2002 Automatic
2011/11/5ドイツ発で何日で届くでしょうか。
ステアリングのがた解消 ― 2010年08月17日 20時33分08秒
お盆もすぎいまだ猛暑がつづいていおりますが・・・
マルニも9月に車検を迎えます。
レストアを終えて公道を走り出してもうすぐ2年か〜
次の車検もユーザー車検でいきますが
その前に、ステアリングをきったときに感じるコク!というガタを直さないと
車検の下回り検査で「ステアリングにがたあり」で不合格になること間違いない。
センターロッドは交換して1年経っていないので
まずここが原因とは考えにくく・・
嫁にステアリングを切ってもらって下回りで見て触って聴いて取り外して調べた結果、
がたの原因は、ステアリングギアボックスから突き出ているアーム自体であることがわかりました。
センターロッドを外してアーム自体をゆすると、かすかながたを感じます。
となれば・・・ギアボックスのクリアランスを調整でなおるか?
上面にある調整ねじを時計回しでねじ込んでみて、がたが無くなるところまで・・・
これでアーム類を組んでみると、・・・おお!
あのステアリングのガタツキが無くなった。
最初はアームのボールジョイントの劣化よるがたかなぁと思っていたのが
じつはステアリングギアボックスのクリアランスによる中立付近でのがたなのでした。
試しに近所を走ってみる。
う〜んいいね!これだこれ!
アーム類を取り外した整備をしたので、トーイン調整をして...
ついでに冷却系統をメンテなどなどして…
盆休み1日かかっちゃいました。
センターロッド交換 ― 2009年10月23日 20時37分19秒
停止状態でステアリングを切ると相変わらずコク!と音が。
小さな音と手ごたえ。
またか〜〜!
レストアのときに全部のリンクのボールジョイントを交換していなかった。
ツケがいまになって来ている。
というか、レストア後のパーツ交換の楽しみをいくつか残しておいたのです。
しかし、ボールジョイントと突然アウトで高速道路で大破した車も知っていますし、ここは早く交換したい。
左のタイロッドエンドのボールジョイント2個は交換済み。
となると、こんどは右側か〜?
下に潜って助手にステアリングをかるく切ってもらい確認。
コクコクと音の鳴るところを目と耳で探す・・・
わずかだがステアリングギアボックスから出るアームに接続されるセンターロッドのボールジョイントにがたがある。
今度はここか〜〜!
センターロッド。大物。
長さ60cmほどの鉄棒の両端にボールジョイントがあるパーツ。左右のフロントタイヤの向きを変えるのに大切なリンクパーツ。
山下オートパーツで注文。16000円。
割りピンを抜きボールジョイントセパレータでかん合を外せば取り外しは簡単。
セパレータのねじを締めこんでいってバッキーンと外れます。整備するには欠かせない特殊工具です。
センターロッド、新しいものと比較すると、ダストブーツの形状材質が変わっていました。
新しいものはスポンジ。古いものは樹脂のカバー。
スポンジはねじを閉めこんでいけばそれなりにダストカバーの役目はすると思うのですが
いまいち心もとないので、古いものの樹脂カバーを外してスポンジにかぶせて使いました。
交換後は当然ながら、がたもなくなり、
路面の状態がよりダイレクトに伝わる感触に。
う〜んこれがマトモなハンドリング!
ハンドルのクイックさはステアリングギアボックスの調整ねじで調整可能ですが
まぁ〜いじらなくてもこんな感じでしょうか。
今のところ不満はないですねぇ。
あるとすれば、中古で買った古びたナルディのステアリングでしょうか?そのうちウッドにでも替えたいな〜
ステアリングに異音が出る ― 2009年09月27日 17時29分17秒
コク!と関節ががたつくような異音と手応えが出るようになりました。
まただ〜〜
以前、タイロッドエンドのボールジョイントがだめになってガタが出るようになり、交換したことがあるので、今回も似た感じ。
前回だめになったのは左側タイロッドの外側のボールジョイントだった。
ステアリングの関節は8カ所程あるわけで、そのうちのどれかひとつがダメになっても、同じ様な手応えと音でわかります。
車の下に潜り、助手にステアリングを左右に切ってもらいます。停車状態ですから高負荷がかかり、すぐに異音の原因となる関節(ボールジョイント)を特定できました。
左側タイロッドの内側ボールジョイントだ。
ここが、ハンドルを切るたびに関節がずれたようにかすかに動いてコク!と音をたてていました。
この内側のタイロッドエンドだけ交換できるので、またパーツ注文ですね。そのほかにまとめて買いたいパーツもあるし。
近々、またドイツのWalloth&Neschか、アメリカのBavarianAutosportに注文、個人輸入かな。
Walloth&Nesch
オールドBMW中心のパーツ屋さん、ユーロ。
http://www.wallothnesch.com/e/framewelcome.htm
BavarianAutosport
BMW全般のパーツ屋さん、ドル。
http://www.bavauto.com/
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