BMW2002A フロントサスペンション整備その4 ~ショックアブソーバー抜き~ ― 2022年03月16日 14時27分41秒
レストア作業では 思わぬところで作業がストップしてしまうものである。
すぽんと抜けるはずのショックアブソーバーがストラットケースから抜けないのである。
その都度、知恵を絞り出して 乗り越えていかなければならない。
ホムセンで買った材料で何とか抜いてみる
こんなもん買うだけで5000円ほど使っちまっただよ・・
ぬ・・・抜けねぇ!まじ!?
作戦を変更。何とかガレージ内にある2本のボルトとタカナットで押し出し作戦。
おっ!
ようやく観念して じわじわ上がってきた。(シャフトの白線に注目)
ここまできたら あとは打撃力で行けると判断!
ブッたたく!抵抗を示すも、次第に抜けてきた!
いえ~~!ようやく ぬけたぜ~い
中身は・・・うげげ、予想どおりサビ地獄。
ちなみにこちらは割とすんなりショックが抜けた右側ストラットケース内部。錆の程度が違うね。
黒い部分がさびついていたようだ。
ほんのこれだけで あんなに抜けなくなってしまうの?
当時のパーツナンバーか・・・
大事な最後の部分が はっきり よめないが・・・
純正製パーツのシールがケースの中から出てきた。
BMWマークの右の方に 1 106 354 .2 とある。ザックス製。
この番号から RealOEM.Comでしらべると、パーツリストの上から2番目のものらしい。
今は生産中止となった 当時のショックアブソーバーということがわかる。
やっぱ赤ショックは 当時ものなんだ。
RealOEM.com
BMWのパーツを調べられる便利サイト。
今回ワロスで購入した新しいオイルショックアブソーバー(1万円)と比較してみる。
新しいショックはすんなり抵抗もなく入った。
直径が違うみたい。
赤ショックのここは39ミリ
こちら 38ミリで 1ミリ細い。 すんなり入るわけだ。
新しいショックをよく見るとメイドインジャパーンだった。こいつぁいいね。
KYB製じゃん!
KYB 663001 という油圧式タイプ。
まぁったく赤ショックがだめってことは無いんだけど、
ここまで分解やったら、ショックは交換しなきゃあかんでしょってことで。
尻の方は さびついてもいなかった
ショックは消耗品ですしね。
赤ショックは素振りの練習にでも使ってください。
ケースの中のさびを掃除して防錆処理してから 新しいショックを入れるね。
とにかく 抜けてよかったわ・・・
また一つ レストアの難関クリアです。ふぅ~~
・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみにだが、ここら辺の足回りの部品交換では
これがけっこういいセットではないかと思っている。
先日イーベイで見つけたのだが、前後ショックがKYBのガスショック(フロントが KYB Excel-G (低圧ガスツインチューブ式)、リアが KYB Gas-a-just(高圧ガスモノチューブ式)
アッパーマウントやボールジョイント、タイロッドエンド、アームのインナーブッシュがセットになって送料込み64000円。
To fit 1966 to 1976 BMW E10 2002 2002ti 2002tii & turbo will also fit 1966 to 1976 E10 chassis BMW 1502, 1602, 1602ti, 1802 and all Touring models.
にしやんのマルニはまだショックを交換していないので
今度買ってみようかなと思っている。
最近のコメント