BMW2002tii インジェクション・ポンプ取付2026年02月16日 13時12分07秒

BMW2002tii の名前は tii  ツーリング・インターナショナル・インジェクション。
インジェクション式の燃料噴射だ。
パーツカタログに載っている機械式インジェクション・ポンプの図
クランクシャフトの回転に合わせてギア駆動され、
各シリンダーの吸気ポートに
1,3,4,2番の順に燃料を噴射するという、初期の頃のインジェクション方式。

この噴射方式により、キャブレターモデルより燃焼効率が上がり130馬力を達成した。


これがそのインジェクション・ポンプ。

ク―ゲルフィッシャーというメーカーが作っていた。
モデル PL04-124.01がBMW2002用だ。
70年代のもので、勿論 新品は出ない。
中古品があっても、とても高価。
パーツ供給は まず望めない。
ワロスでも一部のパーツのみがわずかに売られているだけだ。


中身は大変複雑かつ精巧な作りなので
分解しないほうが良いと言われている。
少なくとも、このマルニは、レストア前はエンジンはちゃんとかかっていたので
このまま外側の掃除だけに留めて、取り付けることにする。



ブラシで50年分のよごれ落とし


各気筒のインジェクターにガソリンを圧送する樹脂製パイプだが
経緯燃劣化で硬化し黄色くなっている。
エンジンルーム内の熱で硬化して いずれ クラックが入り割れてしまうだろう。

取付口にも錆が・・・。もう50年も使っているからね。
これはまるっと交換したほうがよさそうだ。
もうあと数十年乗っていくことを考えたら、いま、交換しかないでしょ。


幸い、ワロスでパーツが出る。
あるうちに、買えるなら買う。
これ旧車維持の鉄則。今月の注文リストに入れとこう。




ポンプの取り付けはフロントカバー側から2本でボルトオン。


歯車を取付、合いマークに合わせる。
このアルミ製の歯車、新品で出るが3万円もする!


クランクプーリーの方も合いマークに合わせる。
ベルトも新品だからたるみが無く、ぴったりだ。
こうすれば、吸気のタイミングに合わせてインジェクターからガソリンがプシュッと噴き出るようになる。


取り付けたポンプの後ろ側 こうなっている
あとでここにWUR(ウォームアップレギュレーター)をボルトオンすることになる。


ポンプ内の機械をオイルで潤滑するため、オイル経路の接続口。

オイルフィルタハウジングから出たオイルライン


ポンプへバンジョーボルトで接続。
オイルパイプの長さ、ギリギリ。もうちょっとだけでも 長くしてほしい~。


高圧のオイルが流れる経路なので
銅ワッシャのシールを忘れずに。


ポンプ内を潤滑したオイルは
背面の排出口からホースを通ってブロック→オイルパンへ落ちるしくみ。


インジェクション・ポンプは取付完了。



次は冷間時始動の要、
ウォームアップ・レギュレータのオーバーホールをする。