BMW2002tii ヘッド洗浄とバルブ摺り合わせ2025年02月02日 19時25分53秒

外した排気側(EX)バルブのカーボン・・・

ボール盤にくわえて 回転させながら汚れを落とします

排気バルブ ここまでが限界。

燃焼室側もこんな感じまでに。
ほんとは・・・排気バルブは新品に交換したらいいね。

でも再利用。
吸気バルブは排気バルブほど汚れていないもんですよ。

ヘッドの洗浄。
灯油にシンナーを混ぜた洗浄用油で。

カーボン落とし

ポートは真っ黒だったが なんとかここまで洗浄。
たいへん 時間がかかります。しかも疲れますし、ときどき油が顔にかかります

ヘッド面を オイルストーンがけ
かなりきれいになりましたが
最終的な洗浄は またのちほど。


ではバルブ摺り合わせいたします。
バルブコンパウンドとタコ棒(バルブ・ラッパー)を用意。

実施前は バルブあたり面がこんな感じで荒れてます


タコ棒の吸盤にくっつけたあと
GC中目を貼る部のふちに盛ります

バルブガイドに油をさし、バルブをそっと挿入。
タコ棒を両手で キリのように揉みます。
最初 ジャリジャリ・・ と、コンパウンドがすれる音。

時々 ふちにはみ出たコンパウンドを当たり面に寄せて
また摺り合わせ。
ジャリジャリ・・から シュリシュリ・・に変わり、シユッシュッ・・となって
音が小さくなるとともに、手にかかる抵抗感も増えていきます。
細かく砕けたコンパウンドが、バルブシートとバルブを研磨していってます。
アルミ製のヘッドには、バルブシートという輪っかが埋め込まれており
バルブの傘の形状に合わせ、カットしてあるのです。
緑色だったコンパウンドが灰色に見えるのは、鉄が研磨されているから。



2分ぐらいで終了。ティッシュで拭います。
摺り合わせをしたら、ごらんのようになりました。
バルブとバルブシートの当たりがきれいになり
密着度も上がるでしょう。

当たり幅を計測します

計測したら 2.4mmに近い値でした


当たり幅(Valve Seat width)は 規定値内で。(ヘインズのリペアマニュアルより)
IN側 1.6-2.0mm
EX側 3.0-2.4mm

バルブシートとの密着度が あがりました。
お互い すりガラス状になっていて ぴかぴかに研磨するよりも
このほうが密着度が上がります。

IN側も同様に 4本 擦り合わせます。

最期にヘッドの最終洗浄。
熱いパーツ洗浄液でブラッシング洗浄してから
水でアルカリ分を洗い流します。
ウォータージャケットの赤さび色は こびりついていて 水勢で洗っても取れませんねぇ
まぁ、いっか。

乾燥させたあと さびないように鉄部には油を打っておく。

洗浄前のシリンダーヘッドです。
これから比べると 見違えるように 綺麗になりましたよ。


ヘッドカバー裏も黒かったので ホット洗浄液に20分漬け込んで、きれいに蘇り。

あとは ワロスからのパーツ到着を待って 組み込みを待ちます。

ふ~~~~ 疲れた~~~


家から20分 635を走らせ 自分もにホット洗浄に出かけました。
創業100年以上の、昔ながらの銭湯です。熱いんだわ~~それがまた いいんだわ~


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