車検の日_中古車新規登録2008年09月08日 21時27分01秒

今日は車検の日。ついに来ました、この日が。
一時抹消してあったこの車を、自分で中古車新規登録します。

毎度のように、出発前の儀式のように妻に手伝ってもらい灯火類のチェック。ここでフロントウオッシャーの片側から水が出ない事が判明、ノズルの根元でホースが外れてしまっていて、デスビキャップにバシャバシャとウオッシャー水がかかってしまっていました・・・やべぇやべぇ。

富山市の車検場までは20kmの道のり、天気も晴れてきました。到着したら整備振興協会で重量税や検査手数料の印紙証紙を購入、すでに書いてあった用紙に貼ってさっそくユーザ車検受付へ。書類も万全、10時半からの2ラウンドにはちょっと早いがさっそくラインに並ぶ。月曜の1ラウンドはすいています。
並ん順番待っていたら検査持ち込みのツナギのおじさんたちがマルニに興味を持って3、4人寄って来て質問攻めに。ううむ、これでは車検前の精神統一ができないではないか〜・・・

そうこうしてるうちにいよいよ順番が来て、まずは外観、灯火類、車台番号等の確認。書類に記載のエンジン型式がエンジンに打刻が無い件をやはり指摘され、説明するも、念のためもういちど確認せよとのことで、検査場の事務室データベースPCでマルニの型式認定書を呼び出して確認印を貰う。ここでも実車の刻印を確認された。やっぱここらへん、キチンとしとります、やっぱ越中人やちゃ。

さ〜いよいよライン検査!
サイドスリップ・・・静かに通過して・・・表示は○!オッシャ!
スピードメーター・・・来たぞ・・・2速で2700回転、46km/hで入魂のパッシングビーム発射!落ちろーッ!・・・表示は○!やったっ!
こうなりゃ安心、ヘッドライト検査。上向きにして余裕で居たら、右灯「×」!ええっ!?なんで?左灯火「○」。
ヘッドライトで落ちたァ!くう・・・
続いて排気ガス、Cボタン(旧規格)を押してからプローブを排気口へ突っ込む・・・排気ガス「○」うむ、当然やろ!
記録して前に進む。記録機表示にはヘッドライト右灯の結果が(下向きで×でした、とか)「表示されているのらしいが、見落とした!
下回り検査。エンジン停めて、下周りをアチコチをカンカン小突かれたり、前輪を揺さぶられたりして、合格。記録してラインを出る。ああ、一発合格ならなかった!

さて、再検査は1日のうち3回までと9月1日から決まっています。これまでは何回もチャレンジできたのだが・・
車検場を出て隣の民間テスター屋に駆け込み、1600円払って光軸の調整をしてもらう。やっぱ、右が若干狂っていたようです。
もういちどラインに並んで、再検査ボタン押して、進入。
ヘッドライトだけ灯火してりゃいいのかと思っていたらまずマルチテスター上で20kmで走れと表示。なんで?と戸惑ていると後ろのメカニックのおじさんにアドバイスを頂き、ようやくヘッドライトテスターが動き出した。う〜んこつがあるなぁ。
ヘッドライト、さすがにこんどは合格しました!
最後に総合判定のおじさんにハンコをもらって、めでたく合格で〜す!

続いて事務所で待望の車検証の交付を受ける。
内容確認をしっかりしてとぉ・・・交付係の素敵なアラフォーお姉さんが「2002ですか。素敵なお車ですね、大事に乗ってあげてください・・・あの・・実は私もクラシックBMWが好きで・・・」「ええっ!?本当ですか?良かったら試乗して下さい、荒削りなバイブレーションが気持ちいいですよ!」「えっ、ヤダ・・そんなに・・・?」なんてぇ勝手に妄想してるうちに後ろの順番待ちパキスタン人に早くどいてくれと小突かれ・・。

別の窓口で自動車税6ヶ月分の21700円を払い、ようやくナンバー交付、仮ナンバー外して封印!
はぁ〜〜〜〜〜っ、終わった。安堵感と疲れがドッと・・・
気温も上がり、もうノドはカラカラでございます。
ということで、めでたく公道デビューでございます!
堂々と走るで〜!

ところで交付ナンバーの5194。
妻に数列占いをしてもらうと、「金運は無いが、頭は切れる」、という結果で、もっといい数字に希望ナンバー申請をしてきました。此のナンバーともあと三日間の付き合いです。
(希望ナンバーをつけるのも、いろいろと書類手続きがあってメンドーなんですよ)

リア車高下がり過ぎ!2008年09月09日 23時16分27秒

まず画像を見て下さい。
車検後にちょっと寄り道をして撮った画像なんですが、リアが下がりすぎてます!トランクには何にも積んでおりません。
ウマから下ろした時からわかっていたのですが、時間も無く、とりあえずこの状態で車検を通したわけで・・・。
運転してると、ボンネットがよく見えるんですよ。f(^_^;
リアのタイヤ、上の部分がフェンダーにはいっちゃってますよ・・・。一方、フロントの方はこれまたちょっと上がりすぎの様な気がします。
これはねぇ・・・・多分ねぇ・・・「コイルスプリングを前後間違えて組んだしまった」のです。
組み込む時に、悩んだ事は確か。ヤフオクでti用という中古を買って錆とりして組みました。
ヘインズによると、コイルスプリングの長さ(free length)はフロントが324.8mm(2002後期型),リアが362.8mmということですが(最近知った・・・汗)、組んだのはフロント342mm,リア335mmで、後ろに短いの組んじゃったみたいです。でも4本スプリング並べてみてもそんなに変わらないんだけどねぇ・・・バネレートが違うのかな?巻き数は半回転ちがうけど・・・中古品だからノーマルよりも若干潰れているんでしょうけど、前後間違えてはねぇ・・・(だって何の記述も刻印もないんだもん)
しかしリアのコイルが342mmでは短すぎやせんか?正規値362.8よりも20ミリ程低いぞ・・・。まぁ組んでみてやな。マルニはリアが下がりぎみな車というし。

ということで、クーラー冷媒注入の予定を変更してスプリングの前後入れ替え作業をするべく、また納屋ガレージに入庫。
スプリングコンプレッサーを縮めるのはインパクトレンチを使ったんで楽でした。
作業まだ途中ですので完成写真がありません。また明日。

前後コイルスプリング入れ替えた2008年09月10日 19時28分43秒

夜遅くまでかかってフロントとリアのコイルスプリングの入れ替えを行いました。
結果は・・・ビンゴぉ〜〜!
まともに なった!!(^.^)/
前途とも、タイヤとタイヤハウスに4cmほどの余裕が有ります。
スプリングはどちらも同じぐらいの自由長だったですが、組んでみたら、全く違いますね。バネの押し戻す力が違うのか、もちろん前後にかかる加重は違いますからね。

入れ替えの前は、リアがめっちゃ下がっていたので、後ろから見るとリアタイヤが「ハ」の字になっちゃってましたが、入れ替え後は、まっすぐに直立に近いです。
こうなったら、乗った感じも変わるのでは?

さっそく試乗!
おおっ、気のせいか?転がり抵抗が減って?車の動きが軽快な感じだ。リアがハの字では、こんな感じにはならなかっただろう。

おまけに昨晩、プロペラシャフトのアライメントを計測、少しシムを入れて調整したので、40〜70km/hのバイブレーションも大幅に減った。(^.^)

さて車高がまともになったら、また光軸を調整しなきゃだな...ウッシャ、ドライバー持って、夜の試乗にお出かけだ!

レストアのうた2008年09月10日 23時58分26秒

いい気分でお酒を飲みながらマルニのレストアについて、趣味の替え歌をつくってみた。
お気に入りのPerfume「マカロニ」の替え歌で。
Youtubeの動画を見ながら、いってみよ〜♪


マルニ
    作詞作曲:中田ヤスタカ 歌;Perfume 替え歌:にしやん
ママママ マルニ

落とした値段安くて 深夜向かい引き取るの
サビの程度はどれくらい 手でさすって落とすの

車名を聞かれる時に 少しだけ照れるくらい
そんな車もいいよね やわらかいよね

これくらいのかんじで いつまでもいたいよね
どれくらいの時間を 寄り添って過ごせるの?
これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね(パテのぐあい・・・)
わからないことだらけ でも安心できるの

あかるい色にしたくて かなり研磨もするけど
大切なのはチャレンジ たらりと垂れるペンキ

ピストン入れるときにも そっと再利用をする
そんな手抜きもいいよね(いいよね)安くつくよね

これくらいのかんじで いつまでもいたいよね
どれくらいの時間を 寄り添って過ごせるの?
これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね(ネジの締めぐあい・・・)
わからないことだらけ でも安心できるの

でも安心できるの
ママママ マルニ
でも安心できるの
ママママ マルニ

ママママ マルニ

ハイマウントストップランプ、ルームランプ2008年09月11日 22時55分17秒

ブレーキのハイマウントストップランプの追加。
マルニにはそいうったものは設定が無いですが、安全の為にもこれは有効かと。
シトロエンエグザンティアの部品流用です。
リアのブレーキライトの配線に割り込ませて追加。
電球が5個並んでいるんですが、あら、まんなかが球切れみたい・・・。

あと、ルームランプ。新品。3500円ほど。
なかなかいいですよ、このランプ。
ちょうどドライバーの頭の左上の位置です。

クーラー冷媒の充填2008年09月12日 21時53分53秒

クーラーの冷媒であるR−12をクーラーシステムに充填します。ユニクラのコンプレッサーはR−12用なのです。高圧ゴムホースもみなR−12用で揃えてますから。

ゲージマニホールドや真空引きの為の道具類はヘラルドさんが貸してくれました。充填のマニュアル付き。(^.^)ありがたや〜
フロンガスR−12はヤフオクで落としたもの。今後の予備も含めて合計1500g程用意したがどのぐらい入るのか?

高圧低圧ホースをコンプに接続。
真ん中の緑色のホースに冷蔵庫から取り外したという真空引き用コンプレッサを接続し、起動。同時に高圧低圧のバルブを開いてシステム内の空気を抜きます。20分ほどでこれ以上下がらないというところまでゲージが指しています。ここで高圧低圧バルブしめ。

つぎに真空引きコンプを緑色ホースから外す。ガス缶用アタッチメントをつけて、封を切り、エアパージ(緑ホース内の空気を追い出す)する。
高圧低圧バルブをすこ〜し開いてシステム内にガスを少し補充する。針が0kg/cm2を指すまで。そして高圧低圧バルブを締め。
ガス缶のバルブを閉めていったん缶を緑ホースから外し、また冷蔵庫コンプを接続し高圧低圧バルブ開いて再び真空引き開始。
テッテー的にシステム内の空気を抜き取ります。こうすることでクーラーの効きが良くなるそうです。
またゲージが負圧になり最低値を示したら、高圧低圧バルブ締めて真空引きコンプを外す。
このまま放置1時間。ゲージの圧力値が変わっていなければ、完全密閉状態という事です。オーケー。これにて真空引きの終了。

またR−12のガス缶(400g缶)を緑ホースに繋いで、ガス缶バルブをOPEN。
ここでまたエアパージ。エアパージとはゲージマニホールドの横に付くバルブを2秒程押してホース内の空気を追い出すことをいう。

いよいよ、ゲージマニホールドの高圧低圧のバルブを開く!
シュウ〜〜〜という音とともにフロンガスが入っていく〜。ゲージの針も上がっていきます。
これで1分程したら、高圧側のバルブを閉める(これ大事)。

ここではじめて、エンジンを始動。オートチョーク効かせてファストアイドルの1500-1800回転ほどにする。
そして、クーラーのスイッチ、オン!
コンプレッサーの電磁クラッチがカチン!と入り、コンデンサーを冷却する電動ファンが連動して回りだす。
クーラーブロア風量最大、温度調整ツマミはMAX COOLで、窓は全開。クーラー吹き出し口に測定の為の温度計を差し込んでおく。外気温26度。

どんどんフロンガスが低圧側よりクーラーシステム内に入っていきます。同時にガス缶に霜が付き始めました。気化熱ですね。桶に水を用意してガス管を浸しながら缶内の完気化を促す。そんなことを3分程しましたら、缶を振ってもシャリシャリ言わなくなり軽くなりました。ガス缶がほぼ空です。400g入った。
ここでゲージを読むと・・・
低圧1.6kg/cm2の、高圧14kg/cm2。エンジン約1700回転時。外気温26度で適正ガス圧表と照らし合わせると、おお、ピッタリ範囲内じゃないか!(^.^)
ということは、システム内のどこにも不具合はないと言う事だ。(システムの以上はゲージ圧力を読むといろいろ判断ができる)
レシーバードライヤーのサイトグラスをみると、ジュゥジュゥと泡が見え続けていますが、でかい泡。液体と泡が混ざってるように見えます。ガス入れ始めは泡がめっちゃ細かくて真っ白に見えましたが、今ははもっと液体っぽい感じに見えます。これぐらいでええやろ、ゲージが適正値やし、過充填はあかん。

さて室内は・・・おお!冷えてるーー!最大風量で冷た〜い風が吹き出し続けています!
吹き出し口の温度計は5度を指し、外気温26度と、20度以上の差がでて、これまたいい感じ。よっしゃ!
車の下には、エバポレーターで結露した水がドレンホースから出て来て床に水たまりができてます。(^.^)

最後に懸念事項である、クーラーを入れた時のアイドル回転数の落ち込みをチェック。タコメーター目視ですが、通常アイドル900回転、クーラーオンで700回転に落ち込むといったところ。電磁クラッチが入った瞬間、エンジンが止まりそうになる事もありませんし、アイドルも安定して続けています。
これぐらいなら、アイドルアップ装置を早急に組まなくてもいいかな?まぁ、走ってみなくちゃわからんけど・・。
(作業が夜なんで、走るのは明日にします)

冷媒が800gは入るだろうと思っていましたがたった400gで終わってしまったガス充填にちょっと拍子抜けでした(たぶんコンデンサーが500mm×250mmと面積が小さいから)
う〜ん、こんなに上手く行っていいのかな?
これでアッツイ日に汗を吹き拭き、窓全開で運転しなくてすむぞ〜!

クーラーのサーモセンサースイッチ2008年09月16日 20時46分31秒

クーラーシステムにR−12を入れた翌日の晩、クーラーが効かなくなった。
効かない、というのは、クーラーブロワーは回るが、冷風が出て来ず、生温い風が出るという症状。
ボンネットを開けたら、コンプレッサーが回ってない。同時にファンも回ってない。
コンプレッサーを起動するスイッチか!?と思いテスターで調べたらやっぱり12Vが来てない。SWを外して12V直結だとコンプが回って冷たい風が出てくるので、これはサーモセンサースイッチが悪い。
さっそくばらしてみると、とくに前と変わった所は無い物の、コネクタ端子、接点の磨きを行う。氷水を用意して温度感知用の端子をつっこみ、接点の動きをチェックする。
バイメタルが組み込まれてて、冷たいとオフ、あったまるとオンするように出来てます。調節ツマミを回すことでバネの張力が変わりオンとオフの敏感さを調節できるようになっています。これがサーモスイッチの原理。
今の車はこういうことはすべて電子制御ですが、昔はこういう機械式のセンサースイッチだったんだね。
組み込んでエンジン始動、クーラーの調子を見てると、ちゃんとコンプをオンオフするようになった。

プロペラシャフトの回転バランス2008年09月17日 23時06分35秒

プロペラシャフトとは、ギアボックスから後輪のデフに動力を伝える直径60ミリほどの長い棒。2本を前後で組み合わせてあり、ドッキング箇所にセンターベアリングが入ります。
高速で回転するパーツなものだから、回転バランスが取れていないと、バイブレーションが起こって走行中にフロア、ボディにガタガタと振動が起こります。
工場出荷時にはこのバランスが取ってあるそうなので問題ないのですが、メンテ取り外しでプロペラシャフトを前後二分割する際に合いマークをつけておかないと、元のバランスの取れた位置に組めないのです。

ぼくのマルニ、時速50キロあたりでブルブルと振動が来ました。
実は合いマークをつけないで外してしまったものだから(あ〜バカだね〜)、回転バランスが崩れてしまった状態で走っていたのです。
車体の振動はひどかったですよ。通常の町乗り速度でも不快な振動がフロアから伝わって来るものですから、乗っててとても疲れてしまいました。
レストア明けの高揚感が落ち着くと、こういう異音や振動といった所が気になってくるものですね。
解決方法としては、前後2分割されているプロペラシャフトをいったん外し、今の位置から角度をずらして再び組み合わせる。これを繰り返せば、どこかで元のバランスが取れた位置に戻るでしょう。しかし大変な作業だ。

まずジャッキアップ、中間マフラーを外し、ミッション後ろのフレックスディスクを外し、センターベアリング固定ボルトを外し、プロペラシャフトを分割・・・。(ピットが掘ってあればラクだろな〜)
プロペラシャフトには薄いバランスウェイトが3枚ほど溶接してありました。これが出荷工場で着けているバランスか・・・

とりあえず 今の酷い位置に合いマークをつける。
そして、センターベアリングより後ろ側のシャフトをまず180度回転して組み付けた。これでまず試乗。
これが・・・嘘みたいに、あの嫌な振動がなくなりました!酷かった50〜60kmあたりの振動も感じられない。別の車みたいです。やっぱこのバランスって大事なんだな〜
さらに微妙に調整すれば、、もっと良くなる可能性があります。
その後高速道路を走行する場面でも、異常な振動は感じられませんでしたので、これでひとまず よしとしておきます。

燃費が悪い2008年09月18日 18時09分21秒

レストア上がりのマルニの燃費。
試走、街乗りと高速道路併用。40L消費で250km走行。
ハイオクガソリンでリッターあたり約6kmと出た。
これは、燃費悪いな〜。
燃料計がだんだん減っていくのって見ていて精神的に良くないもんですね。こうガソリンが高いと・・・
リッター8kmぐらいは街乗りで行ってほしいが欲張りかな?

エンジンアイドル状態でエアクリーナケースの蓋をあけ、キャブの吸い込み口を覗き込んで見た。
すると。
プライマリー側(低速受け持ち側のバレル)メインノズルから、ガソリンがかすかに垂れ出て滴下している。まるで締りの悪い水道蛇口のように・・・正しい表現としては、ガソリンが負圧で吸い出されている。
アイドル状態なのに?おかしい。ふつうアイドリングではここからガソリンが出ないはずなのに。
スロットルを開けると、メインノズルから霧状のガソリンがビュゥ〜と出るのは正しいのだが・・・
これが燃費の悪いひとつの原因かも知れない。
なんでかな?
メインジェット類は交換してないし。フロートレベルの調節で微妙に変わるのかな???

この点、キャブを外してチェックしたが解るはずも無く・・。
しかし、OldTimer42号のキャブレストア記事で、これだと思われる箇所を発見。
抜粋すると、
「スロットルストップスクリューは、あまり締め込みすぎると(スロットルバルブが大きく開くので)メインノズルへの負圧のかかり方が大きくなり、ここから燃料が垂れだしてハンチングを起こす。これはたいていの場合、ポイントの不良などでイニシャルタイミングが遅れており、スロットルを大きく開けないとアイドリングが保てないために起こる現象である・・・」
おお、まさにこれ、うちのマルニの状態じゃないの!?

そういえば思い当たる節がある。
エンジンに初めて火を入れたとき、チョーク終了後のアイドル回転がやたら低くてエンジンが止まりそうだったんで、スロットルストップスクリューをけっこう締め込んでアイドル回転を上げました。
ということは、ガソリン垂れ出しのもともとの原因は、イニシャルタイミング(進角遅角装置を殺した状態での点火時期)が不適切ということなのか・・・
ポイントギャップやタイミングライトで点火時期は確認したが、もう一回、再確認の必要ありです。

キャブは点火時期などもうまくかみ合わせて、アイドリング状態に持っていく必要があるのですね。なかなか、複雑で大変だ・・・実際の調整と試乗の繰り返し・・・まぁこれが楽しいのですが・・・

キャブのフロート油面調整2008年09月19日 23時13分05秒

キャブレターを取り外してフロート油面調整のやりなおし。
(キャブの取り外しは5分も有れば簡単に出来ます)
アッパーカバーを外しこれを逆さまにして、フロートの根元アームがニードルバルブを押さないようにして触れた所で、カバー面からフロートの肩の段差までの高さを計測。18ミリが標準という事です。調整はフロートの真鍮製根元アームを曲げる事によって決めます。

ほんとうに油面が正しいか確認する為に、ガラスの容器をフロート室に見立てて、液面の位置をチェックします。
画像のように適当な燃料ホースを繋いでガソリンを注ぎ込むと、ニードルバルブからガソリンがどんどんとフロート室内に流れ込みます。あるところでフロートがニードルバルブ(ガソリン入り口)を押してガソリンの流入を止めます。ここで約18ミリあればいいということです。
ガソリンを消費すればフロートが下がり、ニードルバルブもかすかに開いて消費した分だけガソリンが流入するという実に良く出来たしくみです。
フロート室の底にメインジェットがあり、ここからガソリンを吸い込みます。

作業机の上での油面調整中にホースの取り回しで、ホースに残っていたガソリンが脇腹からへそのあたりにかかっちゃいました。Tシャツが濡れてしまったのですが、すぐに蒸発するだろうとそのまま放っておいたら、しばらくして肌がひりひりと焼けたように痛くなって来た!
慌てて水拭きしてその後痛みも取れましたが、ガソリン添加剤かな、怖いな!いつも指先を濡らしたりしてるのですが、あれも良くないな。