丸テールBMW2002tii 修理 エアコンコンプレッサーまわり ― 2025年07月25日 15時31分50秒
地元の知り合いの2002tiiの修理の続き。
暑い日が 続くな~~~~~~
そんな暑い中
三日かかって仕上がったクーラー用コンプレッサーのブラケット。
何度もつけては外し 溶接し 削り
ミリ単位での調整ばかりで 消耗する!
コンプレッサーとスタビバーの 十分なぐらいのクリアランス。
エンジンが振れても接触しないように。
最初は これだったからねぇ~~(笑)
ロワーホースとのクリアランス。
これだけあれば大丈夫。
ファンブレードの角だけ 安全を期して すこし切りました
そして 一番大事な ベルトライン出し。
カンペキ。
これまでVリブドベルトはBANDOのRAF3310だったが、
ブラケット変更で 0.5インチ長いRAF3315に変更する必要があった。
取付後。上から見た様子。
ある意味、クーラー関係で
コンプのブラケットづくりが 一番大変なの。
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取付の前に、ガス漏れしないようにバルブコアを交換.しといた。
コンプ自身に ガス注入のためのポートがあるんだねコレ。
DとSの刻印の区別。
D=Discharge[放出]=高圧側、
S=Suction{吸引}=低圧側
今回、オーナーさんとの話で R12フロンガスでいくことになっているので
R12用のバルブコア。左が新品。
参考までに
もし新冷媒(HFC-134a)へレトロフィットする場合はプラス1万円なり。
R12用コンプレッサーオイルをシステム内に入れる。
古いオイルはコンプから排出し、100gほど新油を入れるがすべてを
コンプへ入れるわけではない。
このサンデンのコンプはオイルが130gの規定量だが、コンデンサとエバポレーターのなかに30gは残っているだろうと見越して、入れるのは100gとした。
オイル入れすぎると冷えないので。
これをコンデンサやエバポレーター、ホースの中、レシーバードライヤーなどに
分散して入れていく。
クーラーのシステムの中に総量としてコンプオイルが130g前後入っていればいいのだ。
ついでにトレーサーライン(蛍光剤)も7cc、エバポとホースの中に分けて入れた。
万が一漏れがある場合には ブラックライトをあてれば漏れてるところが光って見えるので目視で確認できる。
クーラー使っているうちに 全部オイルに混ざる事だろう。
古いホースの口金フィッティングを外し。すると・・・内部にサビ!
内部の錆取り作業。
本来ならこんなことしなくてもいいが、なんせ古いクーラーが長い期間放置されていたので内部に錆が出た。^^:
中の錆が取れてシステム内を回って エキスパンションバルブを詰まらせてほしくない。
そして研磨した部分が再び錆びないように 口金内部にメタルレディを滴下し
パーカライジング処理を1時間。
再利用可能そうな高圧ホースを差し込み、
コンプのD側(排出)に高圧ラインの接続。
70年代はこんな風にホースバンドをダブルでかけていたと電装屋のベテランが言っていた。
それで漏れないのか?と聞いたら「年単位で少しづつ漏れるのもあれば、漏れないものもあった」とのこと。(笑)
にしやんはこれで漏れないと思っている。(願っている?)
ちなみに接続方法はすべて昔流のフレア接続だ。
今のカーエアコンの主流はオーリング接続だけど フレアもうまくやれば漏れない。
家庭用エアコンはほとんどこれだし。
接続部から漏れないように エアコン設置業者も使うナイログをフレア部分に薄く塗るのがコツ。
そしてネジ部には振動で緩んでこないように、緩み止め剤をネジ部に塗布。
(何度も過去に緩んだ経験があるのでこれ必須)
また外せることのできるロックタイト243を使用。
そうそう、レシーバードライヤーも新品に交換。これ必須。
古いランクルとかAE86用で いまもR12用が出回ってます。
フロントグリル裏に設置のレシーバードライヤー。
右側は冷媒ガスを液化させる冷却装置のコンデンサと電動ファン。
それぞれ、とりまわしを丁寧にし ナイログとロックタイトでしっかり接続していきます。
コンプに高圧ホースと低圧ホースを接続したら
ゴムホースに近いエキマニからの熱を遮断するためアルミの遮熱カバーをつけ、
さらに鋼板で遮熱板をつけた。これでゴムホースは焼けないだろう。
そしてクーラー関係の配線の確認を行う。
緑と赤はバッテリーのプラスから直接来ているプラス電源線。
黒はアース線。
白/青の線は室内機のサーミスタから来る信号線。
黄色リレー:コンデンサ前についている電動ファン用
黒色リレー:コンプレッサーの電磁クラッチ用
室内機のファンのスイッチをONにすることで ともにONとなる。
クーラーのアイドルアップ装置もつけた。
こちらも クーラー室内機のスイッチONでソレノイドバルブが開き、
スロットルに若干のエアを吸わせてアイドルアップさせるしくみ。
200rpmぐらいは上がるだろうと予想。
(上がった分の回転数はコンプの負荷で相殺されるはず)
2002tiiは機械式インジェクション車だが
現代インジェクション車のようなコンピュータによるきめ細かいA/F比フィードバック制御はないので、これでもOKだろうと思う。
アイドルアップ装置のバキュームホースの接続先は、本来はブローバイガスを吸わせる穴であり、スロットルバタフライより後ろ側(燃焼室側)にあるので、ここから余分なエアを吸わせたらアイドリング回転数が上がる。
ここから汚れたブローバイガスを吸わせても面白くもないので(この穴を閉じちゃっているユーザーもいる)、今回、クーラーのアイドルアップ装置用に使った。
これでエンジンルーム側の取り付けはほぼ終わり。
次は室内機側のメンテを行う。
つづく






























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