BMW2002A クーラー室内機に配管を接続 ― 2023年04月23日 15時00分07秒
クーラーの配管を室内ユニットに接続します。
ホースは 細い高圧側と 太い低圧側と あります。
クーラー室内ユニット内部にある、
エバポレーターよりも前が高圧側(冷媒はコンデンサーによって液体になっている)。
エバポレーターよりも後が低圧側 (冷媒は気体)。
エバポレーターよりも後が低圧側 (冷媒は気体)。
まずはエバポレーターの直前についている
エキスパンションバルブをしっかり閉めます。
エキパンはクーラーの要ともいえる部品です。
ざっと言うと、
液体状の冷媒をここでブシューと霧状にしてエバポ内に噴射します。
そんな役目です。
しっかり しめました。ガス漏れ しないように・・・
冷媒R134aガス用のオーリングセット。
もともとついて居た紫色の訳の分からないオーリングは外し、これに替えます。
まずは高圧側ホースを締める。エキパンとの接続。
高圧側のホース取り回し。クーラーユニットの後ろ、ヒーターボックスの下の空間にうまくとり回せた。
ドレンホースの邪魔にもならない。これなら見栄えもすっきりだ。
続いて低圧側。またオーリングを交換。
いや別に紫色のオーリングを信頼してないわけじゃないんですが
やっぱ100%信頼しきれないので。^^;
低圧側ホースの取り回しも ダッシュ内部の空間を利用して
ぐるっと取り廻すことで うまく取り付けることができた。^^
ホースには湾曲したクセがついていて やっかいなんですよ。
でも今回はうまくできました。
今後取りつける グローブボックスにも干渉しないでしょう。
なにより、ホースが全部隠せたのが良かったです。
さてクーラーのホースが接続出来たら
このあたり もう一仕事あります。
エキパンから伸びている銅の針金みたいなのは
キャピラリーチューブといって、低圧側の温度を
エキパンの頭に熱伝導で伝える役割をします。
この熱伝導よって、エキパン内部にある噴射ニードルの開度が変化します。
まぁ、エキパン開度調節のための仕組みですね。つまりは、冷え具合の調節をしている。
キャピラリーチューブの先はコイル状になっていて、
エバポから出てきてすぐの低圧側配管にびったり接するようにしなければなりません。
そうしないと熱が伝わらないから。
そして、この黒いブチルゴムでできたコールテープという
粘着性の保温材をまきます。
これはなかなか売っていないですよ。ようやくネットでさがして探して ようやく手に入れました。ホムセンで売ってる白いルームエアコン配管パテではちょっと粘着性が無くて役不足かな。
つまりこのキャピラリーチューブが周辺の熱影響を受けないように
しっかり断熱してやる必要があるのです。
巻きはじめ。
エキパンにもしっかり巻いて 断熱していきます。
巻き終わり。
巻くというよりも、左右から2枚合わせて貼ったという感じです。
コールテープは贅沢にトータル90cmは使ったですね。
一方、このクーラーセットに付属のコールテープはこれよりも若干薄く、しかも、15cmぐらいしかありませんでしたよーー;
なめんとんのか。サービス悪いぞ!
にしやんはサービス精神旺盛でしかも採算度外視。
自分の納得するまでやり込むから、手は抜きませんよ。
そもそもこのレストア自体が 儲けの無いボランティアみたいなもんだしね。
自身への挑戦なのです!
ブロワのエア導入も 塞いでおらず ちゃんとエアを吸い込みます。
特に低圧側は冷媒で冷やされるので結露もしやすく、水滴がつく場合もあるので
このあたりは手を抜かずにしっかりとやる必要があります。
コンプのブラケット作り、位置の検討、コンプベルトライン出し、各部品取り付け、配線取り回し、リレー取付、アイドルアップ装置取付、電気的稼動テスト、冷媒の配管、ドレン、断熱処理が終わり、
後付けクーラー取付、完了です!
あ~長かった~~~ 足掛け2年か・・・
集中してやれば1週間ですが エンジンルーム、室内側と、時期を分けて作業してたからね・・
ついでに!
クーラーユニットの吹き出し口をカパッと外し
中を覗いてみた。配線やサーモスイッチ本体が見える。
しかしな・・・吹き出し口のど真ん前に 配線の束通すなよ、オマエ・・・吹き出しを阻害するだろうが。
サーモスイッチへの配線ですね。
ん?? 接続端子が取れそうになってるぞ、オ~イ!
やっぱ安モンだこりゃ・・・
接点はかろうじて接してるだけでした・・・・ーー;
も~お、こういうところが 安モンだね。検品してないんだよね。
外してみると 平型端子のカシメが弱い。ラジペンでやや潰し気味にする。
ついでに接点復活王を塗ってやりましたわ。
この内部は 今後 湿気湿気になるからね。錆防止にも。
はい、こんどはシ~ッカリ 端子にグイグイ喰い込みましたよ!
左側の風量SWの接続端子もチェックしましたが そちらは大丈夫でした。
後付けクーラー取付編、終了です。
冷媒ガス封入は また5月の真夏日にやることにいたします。
はたして安モンの5万円以下のメイドイン台湾のクーラーシステムは
ちゃんと稼動するのか?
ちゃんと稼動するのか?
youtubeに出てる斎藤商会さんが同じもん使っていたから、実績のあるモノだとは思ってるのですが。
並行して、あとやることは
・ルームライトの増設計画
・シフト回りのパネル造作計画
・オーディオ取付
・グローブボックス取付
・天井クロスのヤニ汚れ取り
これで室内完了。
外回り
・上塗り色合わせ
・ボンネット・トランクフードの上塗り塗装と取付
・フェンダーの一部 錆取塗装
・前後バンパーの裏側 錆取り塗装
・フロントスポイーラーの一部割れ FRP補修
・リアマフラーをもとからついていたものに交換
・サスペンションをローダウン(スプリング交換)
・タイヤホイール交換
ってところですか。
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