BMW2002A メーター球接触不良とシガーソケット電源2023年04月01日 13時38分22秒

おや?
先日LEDに交換したメーター球のランプがひとつ消えてる
まさか 球切れか???

ということでメーター、また外しました。
安定化電源につないでみましたが
矢印の先に入れたLED電球が1つ 光っていません。

裏を見て その原因がすぐにわかりました。

電球ソケットがはめ込みから緩んで 外れそうになっている。
マイナス側の接触不良ですね。

矢印の先がマイナスの接点。平らにつぶれています。
ここをぐいと おこしてやればいいのだ。

さらに一工夫。 絶縁テープをひとまきして 
しっかりはまるようにした

2個のソケットに同じように加工し、しっかり硬くはまるようになりました。
もう取れないだろう。

ハイ ちゃんと光りました。


メーターをダッシュボードにはめ込む際に 
ついでにやりたい加工があった。
シガーソケットの電源の加工だ。



マルニのシガーソケットの電源はヒューズ1番を経由して 常時12Vが来ている。
これはエンジンを切っても、タバコの火をつけることができるように、とのことだろう。
つまりキーをささなくても シガーソケットにさした電装品は常時電源が入ることになる。
これはちょっと面白くない。
現代の日本車の多くがそうであるように、キーを刺して、ACCの位置にひねってはじめて電源が入るようになってほしい。


というのも、今後、ネズミ取り探知機をこのシガーソケットに刺す予定だからだ。
左から探知部、電源のソケット、ディスプレイ。これで一式だ。
オーナーさんはもう一台の高級車を所有しており、そちらにも探知機をつけたり外したりしたいとのことで、電源はかんたんなシガーソケットに刺す方法を選んだ。
探知部とモニタディスプレイがセパレート式のものだ。
にしやんもこれをつかっていて 何度かネズミ取りを回避できた。
一式。

待ち受け画面はいくつかから選べるのだが、いつもアナログ時計にしている。
GPSで時間を受信するから 設定はいっさい不要。
シガーソケットに刺すだけでいい。

レーザー&レーダ探知部は正面に障害物がない位置に取り付ける。
正面あたりにワイパの付け根があるから、レーザー受信の障害物とならないようにメーター中央部の上はよくない・・・・となると、取付はこの左にオフセットした位置か。
ここにマジックテープで取付だ。


話は戻るが シガーソケットの電源。
いまやシガーソケットに常時12Vは必要のないものだろう。

シガーソケットの常時12Vの線を外し、端子開口部を自己融着テープで絶縁してから脇によけ、ACC電源の線を引き込み、シガーソケットに刺した。
これでシガーソケットに刺した電装品は
キーをOFFにしたら切れるようになったということだ。
差し込み具合も ぴったりフィットでいい具合です。


あとはメーターを戻して終わり。
ちゃんとメータ―照明も点いて居ることを確認しました。^^

BMW2002A センターコンソールづくり12023年04月02日 12時46分50秒

4月になったので そろそろ内装の方をやろうと思う。
シフト回りのセンターコンソールを造作していく。
まずは既存のパネルから厚手の段ボールにかたどり。

仮に作ってみる。

組んでみた。

クーラー室内ユニット

載せる


ハンドルをつけると こんな感じ

懸念のシフトとの位置。
P位置のシフトレバーを握って
 こぶしがクーラーユニットに当たるか当たらないかというところ。

クーラーユニットはめいっぱい前にしている。

まぁ操作できないわけではないから これでいいだろ。


膝も当たらない。

操作スイッチもいい位置だ

クーラユニットの下はちょっとした小物入れにする
2連シガーソケット+スマホ充電ラインもこのあたりに増設しよう。

シフト回りは渋い天然ウッドのツキ板で仕上げてみたい。


クーラユニットは少し助手席側にオフセットさせている。
膝に当たらないようにというのもあるが

実は 足元の ここが問題だからだ

ヒーターユニットの温風吹き出し口を
クーラユニットの空気取り入れ口が塞いでしまわないようにするためだ
このために7~8cmほど 助手席側にオフセットしている。
まぁ主に オーナーさん一人で乗ることが多いから いいだろう。
助手席にも座ってみたが、膝がクーラーユニットのカドに当たることなかった。


こちらはその助手席側の足元。
ヒーターユニットとクーラーユニットの微妙な位置関係。
クーラーユニットはこれ以上奥に押し込めない。
クーラーホースの接続を確認。
配線作業はもちろん、エバポで結露して出る水の 車外への排出ドレンホースも作らねばならない。


今回の仮組でわかったことがたくさんあるので
 またサイドパネルのデザインを考えよう。

BMW2002A センターコンソールづくり22023年04月03日 09時20分14秒

センターコンソール内装設計の検討中。

昨日までは
上にカーステ類を置き
下にクーラーユニットを置いていたが。


今日は
上下を入れ替えて クーラーを上にもってきた。

膝回りの空間は大きくなり 
デザイン的にもなんかすっきりした感じがする


クーラーは上にあがったので
室内空間は 上から冷気が降りやすくなる
なによりクーラーが顔により近くなるので
アッツイ車内に入ったときに効かせたクーラーの風が
顔にもろズバッとに当たって 涼しいのなんのって。
これ、意外に重要なんです。

にしやんのマルニのクーラーは助手席のグローブボックスに設置してあるが、
顔まで80cmほど離れていて遠いので いつも涼しさが不十分で不満だった。
あと、クーラーが車内空間のすみっこ(右前すみ)にあるせいで
車内が均一に冷えないな~という感覚があった。
具体的に言うと、ハンドルを握る左手周辺から顔の左半分が いつもなんか暑い空気がよどんでるなぁ~と感じてしまうのだ。しかも左窓からの直射日光で暑いし!
そういうことで、涼しさ確保のために 今回、クーラーのセンター設置にこだわっている。
後付けクーラーのセンター設置は 室内を均等に冷やすし、操作もしやすく、体感的に涼しいし、いいことだらけなのだ。

ただし、マルニのオリジナルの内装デザインにこだわる人には NGなのだろうけど。
にしやんはまったく そんなのきにしな~い^^
乗りやすくならなきゃ 気持ちがその車からだんだん離れていってしまうからね。
なんでもそうだけど、別れの始まりは 些細なことから、なのだ。
不具合に目をつむって 我慢して乗れるのは 若いうちだけ~~^^;



さてサイドビュー。サイドパネルはまたデザインしなおす。
クーラ、カーステ共に45度ぐらい傾いて設置となる。
カーステのCDの回転にはあまりよくないのだろうが・・・まぁ、なるべくUSBかBluetoothで聞いてね。


冷風を上に吹き上げるので フラップがあまり上向きにならない件も解決だ。
また、操作パネルも運転席からは見えやすいだろう。


助手席に座っても ひざはあたらないし
下に行くにつれて幅が狭まるので 圧迫感はない


助手席側から見たところ。クーラーはこれぐらいでっぱるが
実際、運転席に座って見ても 違和感なし。

クーラーが助手席側に5cmほど出っ張ってくるので
グローブボックスはクーラーにあたってしまい 下に開かない。
まぁグローブボックスは何とか加工して 使えるようにするつもり。


足元のヒーター吹き出し口もクーラーのブロア部分に干渉しないように
助手席側によせて設置することで解決


シフトを男らしく握ったこぶしで
思いっきりパーキングにズドンと入れても 
拳は内装にあたらず、「イテっ!」とならない。

シフトに手を置けるので
指先でカーステをピッッピッと操作するのがラクになった
こういったところが なまくらなおじさんにはありがたいのである




画像加工してみた。こんなふうにする案。
・スマホ、バックモニタ、レーダーモニタと、奥に行くにつれ画面が小さくなるので見た目がなんかスッキリする。
ハザードスイッチはカーステの右下に設置。これまたPに入れたシフトに手を置きながら操作できるので押しやすいと思うし、点滅中のハザードを指先で解除してそのままシフトをドライブにトン!いれることができるから いい位置だと思う。
カーステはカロッツェリアのBluetooth対応のCDデッキに替え、スマホの音楽も無線で飛ばしてクリアに聞けるようにする。運転しているご主人がそういうのに詳しくなくても、奥様のスマホから音楽を飛ばして車内で聴くこともできる。「ねぇえ、この曲、懐かしくな~い?」「おッ、初めて二人でドライブしたときにかけてた曲だね」「じゃあぁ~、これは~」「おっ、これは初めてふたりで・・・・」…なんて奥様による選曲もできちゃうのだ。いよっ、熱いね!
ただし!!Bluetoothはスマホの電話も拾うので、いきなり二人でドライブ中に秘密のおんなのこから電話が車内に流れてしまったこともあると聞く。こういうときは、車内は地獄と化すので、二人で乗るときは旦那のBluetoothはオフにしといたほうがいいかもしれない。
USBポートも2個ついた2連シガーソケットを用意するので 夫婦ふたりで揃って充電もできる。ヨッ、熱いね!
シガーソケットに2本も電装品をブッ刺したら手前が配線でごちゃごちゃしがちなので、シガーソケットは助手席側に寄せ、小物入れの空間を左側から手を入れやすいようにスッキリさせる。
シフト周辺にあしらうウッドはハンドルのウッドやシフト回りのクロームメッキと相まって 車内の粋なアクセントになるだろう。ローズウッドあたりがいいかも?と天然木のツキ板専門店のウェブサイト見ながら悩んでいる。
・あとはドリンクホルダーと、ETC車載器の位置ですかね。こちらはオーナーさんに任せても。

オーナーさん、どうでしょう??
LINEでご意見ください。


BMW2002A オートチョークのダイアフラム交換など細かい作業2023年04月04日 08時20分31秒

先日海外から購入した ソレックスDIDTAのチョークダイアフラムを交換した。

新旧比較。
古いものは→部分に破れがある

何とか補修で繋いできたが ようやく 交換だ。
半世紀ご苦労さん。



キャブのトップを外す。
このダイアフラムは 三角形みたいな形のフタの中に入っている。

サイズは同じ^^



新品は きれいだし、何といっても、やわらかい^^


ガスケットも入れて 蓋をする。押さえのスプリングもわすれないように

ついでにフロートとニードルバルブを点検。
フロートレベルはとても重要で、キャブの調子にモロ影響する。

現在、マニュアル通りにキャブの合わせ面から油面まで18ミリにセット。


通商「ドクロキャブ」(笑)の点検。
穴のつまりや ガソリンが溜まっているフロート室にゴミが入ってないかなど。

キャブのトップを6つのネジで取りつけて、
燃料ホース、セカンダリダイアグラムのロッド、
オートチョークのロッド、エンジンとホースで繋がったオートチョーク水温デバイス、
そこにオートチョークリレーからきてる配線をつないで完了。


ではアクセルぺダルを1,2回踏んだ後、ペダルを踏まない状態でキーをひねりエンジン始動。
一発始動で、ファストアイドル(エンジンをかけた直後の、ペダルをまだ踏まない状態でのアイドリング回転数)は2000回転にセット。

ファストアイドル回転数は このロッドの長さで調整する。

にしやんはいつもこの突き出し量をノギスで測って調整するのだが
この車では4ミリ突出しで 2000回転となった。
もっと3.5ミリ、3.0ミリというふうに短くしていくと ファストアイドルは高くなる。

このナットを緩めるのには7ミリレンチが必要だ。 
安心してください。ココに強力ネオジム磁石で常にくっつけております。
ほかにキャブ調整に必要な長いドライバも。^^


ファストアイドル中、
チョークバタフライを指で微妙に開いたりしてみるとわかるが、
エンジンの燃焼具合が変化する。
ファストアイドル中にエンジンが不完全燃焼でバタバタ言わないように
チョークバタフライの開度を調整する。
冷間始動のファストアイドル中にエンジンの調子がどうも悪いな~というときは
ここのチョークバタフライ開度が適切でないことが多い。

このピンをプライヤとかでつかみ、微妙に曲げて開度を調整する。


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そのほかのキャブ関連作業

ギボシ端子からこのようなパーツを作り

オートチョーク機構の開口部をあけ

ファストアイドル・カムのストッパー・ピン

ファストアイドル・カムのストッパー・ピン(3ミリ直径のピン)に ぐっとはめ込む
このパーツで ファストアイドル・カムの「当たり位置」を調整するのだ


疑似的に シミュレーション。
気温8度。アクセルペダルを1回軽く踏んでから、踏まない状態でエンジン始動。
オートチョークが効いている。
今回交換したダイアフラムが働き、赤い矢印のようにエンジン負圧で5㎜程ひかれて
全閉だったチョークバタフライが全閉から5~6ミリ開く。
この状態でファストアイドルは2000回転ぐらい。


1~2分ほども2000回転で暖気して さぁ出発とアクセルを踏むと
ファストアイドルカムが進んでアイドル回転数が少し落ちる
アクセルをオフにしてもアイドル回転数が1500-1700と高いまま。


運転中。
3分もたつと これぐらいに カムが進んで アイドルも1500ぐらいに下がる。


エンジンが温まるにつれ どんどんファストアイドルは下がっていく
もうそろそろ オートチョークも終わりだ


4~5分もたてば オートチョークバタフライはコイルの熱で全開になり
オートチョークは自動で終了する、という一連の流れだ。

※オートチョークがきいている時間の長さは 気温によって変わります。
寒いと、当然、長くなります。


今回のパーツ追加で
この段階的アイドルの下がりが よりはっきりできるようになった。


最期に このパーツしっかりはまっているので取れないとは思うが 
ずれたりしないように 念のため固定。

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もうキャブについては やりきったと思うので もう触ることもあるまい。

あ、そーだ、
あとはクーラーのアイドルアップ装置でちょっと触るだけだ。

BMW2002A センターコンソールづくり3 クーラー吊り下げ2023年04月05日 13時38分09秒

ステーを作ってクーラーユニットをダッシュ下に吊り下げました。
やや助手席側に寄せて設置。
キーを刺してひねるときに クーラーに拳が当たらないように。
意外にこういう細かいところが気になるものだ。



ガレージの隅っこで寂しく錆びてた2.3ミリ鉄板から
吊り下げステーを製作

助手席側の取り付け

運転席側のステー 型紙から起こすいつものやり方。
がっちり 取り付けました

底部は接地していないので、
このよにうに木片でパーツを作り
東レ「ペフ」※(硬いスポンジみたなもん)を貼りつけて支えておきました。
これで3点支持。でこぼこ道でもユニットはぐらぐらしません。
※東レ ペフ 特徴
  • 優れた緩衝性:復元性に富み、衝撃エネルギーの吸収性に優れています。また、独立気泡のため快適なクッション性と硬さを兼ね備えています。
  • 優れた断熱性:熱伝導率、吸水率、透湿率が極めて小さく、断熱材、保温・保冷材として優れています。
  • 優れた防水性、浮揚力:独立気泡構造のため吸水せず、防水性・防湿性に優れており、かつ大きな浮揚力を有します。
  • 優れた美観性:電子線による架橋処理をしており、気泡のキメが細かく表面がなめらかです。
  • 優れた加工性:カット、スライス、成形、接着などの加工が容易です。
  • 優れた耐薬品性:他のプラスチック発泡体に比べ化学品、薬品の影響をほとんど受けません。


右に寄せたため
矢印の部分に6㎝×6㎝のスクエアな空間ができちゃったので
ここにハザードスイッチを移設すればどうだろうか


クーラーユニットの横には幅26㎝の空間


グローブボックスを幅を狭く加工してここに下げるか


それはクーラーの配管の仕舞いにも影響する
こうするのがベストだが、黄色の矢印の低圧側配管が180度向こうを向いてしまっている・・・
エンジンルーム内でねじるか・・・や無理だな
 配管金属部分をカットして180度回転して溶接しなおすか ・・・ゴムに溶接熱かけたくないし・・・う~ん
自分で配管口金のカシメ できらたいいんだけどな~
カシメ工具がない。

グローブボックスとの位置関係も考えながら
いろいろ試行錯誤。これはまた後日やることにしよう。


今回新たに付けるシートヒータースイッチの位置。
左右に合計2個設置 国産車からの流用品(SUZUKI ラパン)


仮にカーステを置いて
サイドパネルの形状を 再検討


なーんかね・・・ 狭い気がするのよ。
もっとおおらかにならんか。
あるいは、サイドパネルなんかやめちゃって、カーステはクーラーユニットに吊り下げちゃう。
で、センタートンネルのカーペットをそのまま見せるのもテだと思う。
ATシフトの根元は何か造作して。
こんな感じに。なかなか割り切ってて これもいい感じ。


でもこの際 サイドパネルはフロア設置型に拡大して

シフトとの間隔を広く取る。

だいぶゆったり。
助手席に座っても シート形状の太腿のサイドサポートのおかげで
ガニ股座りにならないので 足やひざに当たらないし
邪魔にはならない。


クーラー自体が右にオフセットしてるから
センターコンソールも右にオフセットさせて
非対称形にする案
オーディオ下も広くなる。^^
左側はドライバーの右足のアタリもかんがえて
右側よりも若干狭くする。

幅を右に広めた分、ドリンクホルダーも設置できそうだ

こういうのはじっくり 考えよ。
なかなか楽しい試行錯誤ではある^^。

BMW2002A クーラーの配線12023年04月06日 16時50分38秒

クーラーの吊り下げもおわったので
配線作業の開始。





まず緑の サーモスイッチから右側の2個のリレーへ行く信号線から。
これが一番長い。





途中、アイドルアップのための電磁ソレノイドを経由。
クーラーONでこのソレノイドが稼働し、
インマニのバキュームでダッシュポットを稼働させ
アイドル回転数を少し上げる役割。


信号線は レシーバードライヤーの圧力スイッチを間にいれる。
低圧すぎるか(ガスが入ってない)、配管内のつまりなどで高圧になりすぎると危険なので
そうなるとこのスイッチが切れて 信号線が遮断されるので
クーラーシステムは止まることになる。
レシーバードライヤーの圧力スイッチは 安全のためにある。

この緑の信号線は コンプレッサー用のリレー86番に行く。
それの作業は 後日やることにする。

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そのまえに 各電装品のアンペア数を測っておく。
電圧は安定化電源で13Vをかけた。


まず コンデンサーを強制的に冷やす電動ファン。(キドニーグリルの向こう側)
4Aを使用。やっぱ電動ファンは 大食いですね。

箱には80Wと書いてありましたが、13で割ると6.15A使うはずですが。
走行中のマルニは14.5Vはバッテリにかかりますから、実際はもっと回るのでしょう
音はヒューン(ブゥーンじゃない)と静かで(さすが8枚羽)
コンデンサにあてる風量も十分あります。
このファンは、このクーラーシステムについてきたもの。
ほんとはコンデンサーの全面に風を当ててなるべく液化させたいが 4分の3ぐらいは当たっているのでとりあえず良いでしょう。このあたりは冷え具合を見てからの判断。
 その名を、雪博士という!(笑) 発音はシェー・ボ-シィ。
ドクター・スノーだ!こっりゃ 冷えるだろ~?


2021年5月23日に取り付けております。もぅ2年前か~



アイドルアップの電磁ソレノイド 0.5A



スロットルをエンジン負圧で機械的に引っ張って 
アイドル回転数を上げるしくみです。




コンプレッサーの電磁クラッチ 3A

12vかかると カチン!とマグネットでプーリーがロックされる音がします。



そして室内クーラーユニットの ブロアファン
MAX風量で 5A
最低風量「Ⅰ」でも3A食っていた やはりブロアファンは大食いだね。

よって
電動ファン 4A
電磁ソレノイド 0.5A
電磁クラッチ 3A
ブロアファン 3~5A
小計 クーラーを使うことで10.5~12.5A食うことになる。
これはマルニの発電量の4分の1にあたる。

夜間走行 H4ハロゲンヘッドライト+フロントスモールライト+リアナンバー灯 で12A
リアのスモールランプ&ストップランプはLED化して省電力にしたから多くても1A
常時使う電動パワステ(EPS) 走行中のまっすぐ状態で3A~停車中のすえ切り状態で瞬間最大20A食う
電動パワステはは けっこう大食いなのだ。

これはハンドルを車庫入れなどですえ切りした最大値なので、まっすぐに走ったり普通に曲がったりをしている状態を平均10Aと見積もって
夏の夜間走クーラーON + 灯火類 + EPSで 最大35.5Aってとこか。


ここにカーステや シガーソケットの電装品がいくつか加わるから 
これらまとめて多めにとってプラス5Aとして 総合計40.5A。
もし途中で雨に降られたら ワイパー稼働(HIGH)でプラス5Aで 総合計45.5A
マルニのオルタネータ発電量はMAXで45A(走行時)
まぁざっとですが 最大の見積で 発電量をぎりぎりか ちょっと上回る。


ただし真夏の夜のクーラーONでつけっぱなしで
ヘッドライトつけっぱなしでの長時間のアイドリング(アイドリングでは発電量が少ない)はちょっとギリかもしれない。
(バッテリアガリはないですが)
長時間の停車時はハロゲンヘッドライト点灯を消せば問題ないと思います。
さらに省電力を目指すなら ヘッドライトをHIDかLEDに替えるのがいい。


クーラーや電動パワステは現状では省電力化できないので、
そのぶん、こまごまと白熱電球類を 省電力のLEDなどにかえることで 使用電力のスリム化を図ることができる。

こまかくかきましたが
とにかく真夏の夜のクーラーON走行は 電気を食うので
しいてはバッテリに負担がかかる
ってことだけ覚えてればいいでしょう。

問題なく走れますから。^^

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参考ではあるが文献によれば
車で一番電気を食うのがスターターですが、これを除いて
走行中に電気を喰うランキング。。
トップが
電動パワステEPSの車庫入れなどでのすえ切り操舵時(停車時のめいっぱいハンドル操作)。
この最大消費電力を仮に100とし
相対的に比較すると...
電動パワステEPS(停車時すえ切り操作)100
クーラー(コンプレッサ) 90 ※大きさによる
ヘッドライト(ハロゲン) 50
パワーシート(左右を同時に操作) 45
パワーウィンドウ 45 →マルニはなし
電動ファン 30
ハザードランプ 25
リアデフォッガ(熱線ガラス)25
ワイパーHIGH 10
ブレーキランプ 10 →今回LED化
カーオーディオ 3
電動パワステEPS(走行中直進時) 3
となっている
電動パワステは車庫入れなどでのすえ切りでは大電流を食うのだ。
そのかわりに、直進走行中などはほとんど電気を食わない。
また、山道などのワインディング走行でハンドル操作を速く動かすと これまた電力を食う。
EPSアシストモータが仕事をするので 当然といえば当然だ。

この車の現在のバッテリの容量を 大きいものに替えることも考えておかねばならない。
55D23Lから90D23Lに交換しておくとかだ。

※文献:篠田智史 東真康 杉山豊樹 「補助電源搭電動パワー-ステアリングの開発」「自動車技術開春季学会講演会前刷集」2014







しばしお休み2023年04月07日 17時55分07秒

しばし入院となってしまったため
更新を当分の間お休みいたします。

桜635CSI2023年04月08日 11時18分28秒









BMW2002A 入院中に配線図描き2023年04月15日 20時45分47秒

入院1週間目。
病院では21時消灯就寝 あかるくなる5時にはもう目ざめちゃう。
選挙もいけなかった。
売店で買った ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』 は もう3回読んだ。
この作品 もぅ読むたびにラストで涙が出る!
次は『夏の扉』にする。


今後のレストア計画書もノートに3回書き直した。
それでも暇なんで カレンダーの裏に
いまレストア中のマルニの配線図を手書き清書した。

いろいろと取付加工もしたもんで このさい図に起こしておこうと。
これを最終的にコピーして 車の中に入れ
オーナーさんにお渡ししようと思う。



ようやく点滴のみから、口から食事が食べれるようになった。
でもこの内容の流動食・・・・・みそ汁らしきものの中に「具」はない。(笑)

入院棟には患者の悲痛な叫びやらおめきが聞こえる。。。
それが嫌でイヤーホンしてスマホででAmzon Musicを聴いて居たら
あっというまに今月のデータ上限に達しちまった。
・・・早くここから出ねば・・・・
早く退院許可してくれ~

ちなみに1週間入院したときの平均的費用の16.3万円という統計が出ている。
それにいいろいろ診療費、治療費などが乗るから、30万近くはいくだろうと予想。
まぁ3割負担なので負担額は9万だが、高額療養費制度があるから、自分の所得の場合、自己負担額は8万ちょいになるだろう。
あとは アフラックの医療保険に入っているから 日額5000円の入院費用を退院後に請求だ。
仮に1週間として 差し引き4万ぐらいの自己負担となる

BMW2002A クーラーの配線22023年04月19日 12時52分58秒

ようやく退院いたしました。ご心配をおかけしました。

・・・・・・

ひさしぶりに納屋ガレージに入ったら
ツバメが飛び回っておりました^^

またどこかのメスを呼び込んで
ここに巣をかけるのでしょう。



では クーラーの電気配線 仕上げます


まずはアースポイントづくり。
このあたりは 今後いろいろ電装品をつけるので
沢山アースを取る必要がある。
ヒーターボックス取付のナットからアースを取りました。


ACC電源と コンプレッサーリレーへの信号線

配線を整理


エンジンルームで ヒューズボックスから電源を取る。
クーラー室内機のACC線は F5番の空き端子から取った。
5番はほかに、ワイパーモーターとウオッシャーモーターのヒューズでもある。
16アンペアのヒューズ。

他、空き端子は有効に使うべく、このように配線。


おおもとのバッテリー・プラス電源。
バッテリーから直接取るものにはヒューズをかます。
ヒューズの予備も1個づつ 横につけてあります^^

コンプレッサーと電動ファンのミニリレー
5極ですが4極にして使用


ミニリレーですが、オリジナルと同等の働きをします。
いや、信頼性から言ったら、半世紀たったオリジナル以上。


リレーのあたり 配線完了。




コンプレッサーや圧力SWにつながる配線は コルゲートチューブで被覆し
このように這わせた


コンプレッサーの電磁クラッチに接続。



あとはおまけ的な作業.

電動ファンの 手動スイッチ動作を確認中。

青色LEDのついたエーモンのクリックスイッチで
ドライバーが任意に電動ファンをON-OFFできます。
渋滞にはまってノロノロ運転中、水温が上がってきたときなど、電動ファンでラジエターを冷やせるので
水温上昇対策として有効でしょう。
ファンが回ると青いLEDが灯るから、一目瞭然。
稼動中こんな感じ。
クーラーをONした時も、ファンがコンプレッサーと連動して回るので
その時もこの青色LEDが勝手に点灯します。


クーラーONのときのアイドルアップのためのダイアフラムも取り付けました。
ダッシュポットともいう。70年代のドイツ車には良くついていたパーツ


ブルーやオレンジのバキュームホースでカラフルに。
ソレノイドへのホース接続は上がブルー、下がオレンジで
間違えたら正常に稼働しません。



エンジンの上で電球が灯ってるのは、コンプレッサーへ流れる電気を目で確認するためつけてみました。未だシステム内に冷媒ガスを入れていないので、まだコンプレッサーを稼働させたくないので。

この仮の状態でクーラーシステムの導通テストをします。

ではエンジン始動。
室内ユニットの風量スイッチをひねって、クーラーONです!
緑色LEDが光ります。
室内機ユニットから 風が出てきます。^^
電動ファンもエンジンの前でヒューンと回っている音がして、その証拠に電動ファンの手動スイッチの青色LEDも光ってます。
そして、エンジンルームの電球が光っているので、ちゃんと信号線を介し、リレーからコンプレッサーに電気が行っていることがわかります。

クーラーをONにすると 連動してアイドルアップ装置も働きます。
ロッドが10ミリほど負圧で引き込まれるので、ステーにひっかけたスロットルがほんの少し開くので、すこしだけアイドル回転数が上がります。
どれぐらい回転数を上げたいかは、先端のM5ねじの突出し長さで調整できます。
今回はとりあえず 
コンプレッサーの負荷なしの状態で500rpm上がるようにしておきました。
コンプの負荷がかかると、300rpmほど、持っていかれるのではないかと予想。

気づいたのは、クーラーONしてから3秒後に 1000から1500rpmにアイドルアップすること。
これはダイアフラムに負圧がかかって のろのろとロッドが動き出して、スロットルを開けきるまで 3秒かかるってことでしょう。
このあたりは実際にコンプレッサーにガスを入れてから アイドルアップのタイミングを検証することにする。
要は、コンプレッサーにアイドリング回転をいくらか持っていかれることで、走行中にエンストするようなことがなければいいだけのこと。
必要なら、クーラーONした3秒後にコンプレッサーがONとなるように、遅延リレー(オン・ディレイ)をかませて アイドルアップのタイミングを調整してもいいでしょう。


クーラーを切ったあと、電動ファンも任意の手動でON-OFFできることを確認。
ちゃんと電動ファン動いてます

オール・クリアです。
とりあえずはクーラー電気配線は終わりです。
あとは室内ユニットに水のドレンホースをつけ、クーラー配管の接続をする。そして気温の高い日と時間を選んで(気温25℃以上) 真空引きのうえ 冷媒ガス(R134a)を圧力ゲージを見ながら入れてやります。
そのあとアイドルアップの調整や 実際の走り込みで冷え具合などテストします。

コンプレッサーの位置決めから始まった、長かったクーラー取付の工程もいよいよ終盤です。