BMW2002A 3HP-12のバルブボディ取り外し2020年10月29日 18時47分23秒

オートマチックトランスミッション ZF 3HP-12 のバルブボディを下ろしました。
60年代後半から7年代に使用されていたミッションです。

 オイルパンをはぐりますと、バルブボディが見えます。
フィルタースクリーンもみえますね。
 

バルブボディを本体に固定している12本の10ミリボルトを外します。
周辺から外していって真ん中の1本を残し、最後は手で支えながらその最後の一本を外します。
ボルトを外していくと徐々にATFも落ちてくるので、下には大きなオイル受けを用意しておきました。
  
外れました!
おお、もうすでにけっこうな量の黒いスラッジが・・・

635CSiのVBと比較するととても小さなVBです。
 
オイルパンには磁石があり、結構な量のスラッジがついてました。
また、底には金属粉などもありますね・・・
 


排出したATFも金属粉で模様が見えるような・・・
これはやりがいがあるぞ
相当スラッジでにごってますね。

AT本体側です
   

ふむむ~



シフトレバーのカム。
現在、Pの位置。
丸い部分でスイッチを押しています。

ここにあるスイッチを押しています。
これがATがPまたはO(ニュートラル)位置でしか
エンジン始動できないようにする仕組みです。
このスイッチを押したとき(P または Oの位置)にスターターが回ります。
RやDno位置ではエンジンはかかりません。

外したVBは分解してチェックし、洗浄して組付けします。