E24 BMW635CSi最終型を整備中2020年09月16日 06時59分33秒

知人から譲ってもらった1989年BMW635CSiを整備中です。^^ 30年もたってるとあちこちが手を入れなくてはならなくてたいへんです。

10月からうちにくる子2020年09月18日 22時41分41秒

ブログのほうにSOSコメントの入っていた新潟県のオーナーさんのご自宅に出向いて状態をチェックしてきました。

症状は、エンジンはかアイドルはするが、ふけ上りが悪くて走り出せず、やがてエンストする、というもの。
最初燃料系・キャブ系統を疑っていましたが特に大きな問題はなく、これはどうも点火系かなぁという確証をつかんだところでタイムアップ~。

そのほかにもいろいろ整備してやりたいため、10月からうちにドック入りとなります。

BMW2002 キャブレター修理と調整2020年09月21日 22時25分39秒

納屋ガレージのマルニさんの整備をすこし。


このパーツはキャブの一部です。
強力2液性接着剤JBウエルドを塗って・・・

マルニのキャブれたー、SOLEX DIDTA32/32 に差し込みます。

ここ!
これはガソリンの入り口のパイプです。
ここからよくガソリンがじわじわと漏れ出してくるのです。
これまで液体ガスケットをパイプ回りに塗って漏れを防いでましたが
これが燃料ホース取り外しの際によく抜け落ちるので、
この際、JBウエルドで終止符をうってやることに^^。

エイヤッと奥まで差し込んでこのまま24時間で硬化を待ちます。

明日はしばらくぶりにキャブの調整をいたします。
その予習中・・・。仕組みを理解してないとキャブはわけわかりませんからね~



635CSi リアのクランクシャフトオイルシール交換 その12020年09月22日 21時35分51秒

ガレージで635CSiを高~くジャッキアップして、秋の4連休にステイホームで
面倒な作業を行います。


たらいに受けてクーラントを抜こうとしているところ。

ここ数日で漏れたエンジンオイル。交換したばかりだからまだ黒く汚れていない。
エンジン後端、ベルハウジングあたりからオイル滴下してるのはわかっていたのです。
車検もあとひと月後と近づき、重い腰を上げて作業着手です。



単にシールを交換するだけですが、そこに行きつくまでには、
①マフラー外し
②プロペラシャフトとミッションを切り離し
③ミッションを下ろし
④フライホイール外し
これらをしないと、目的のシールにたどりつけません。
面倒ですね~
でも、オイル漏れしていては車検通りませんからね。
どうしてもやらなくちゃならん作業です。



まず、マフラー前半を外しました。

次に、ミッションとプロペラシャフトの切り離し。
おや、普通はここにあるはずのゴム製の円形ディスクがない!
へ~え、こんなの、あるんだ・・・。

切り離し完了、ミッションを支えるマウントもすでに外しました。
下からジャッキでATFオイルパンでミッションを支えています。


フライホイールとトルクコンバーターをつなぐ3か所のボルトを外します。
あとは、エンジンブロックとベルハウジングをつなぐボルトを外していけば、ミッションは外れます。

ジャッキで支えて慎重に外していきます。
トルコンはミッション側につけて外します。


ATミッション外れました。

なにやらオイル汚れがひどいですね~
これはどうもリアオイルシールだけからのオイル漏れじゃなさそうだ。
クーラーのドレンが上にあるから、クーラーのオイルが垂れてきているのかもしれない。


そのほかに、実は、シリンダーヘッド後端にあるシールからもオイルが少しづつ漏れていたのでした。
滴下したオイルは走行中にセンタートンネル内で後ろに飛んでいき、どんどんミッション後端に飛び散っていって、こうなっちゃうという
そのオイル漏れの箇所はこちら。↓ (車体下から見上げた画像です)
シリンダーヘッドの後端、カムシャフトとロッカ―アームの穴をふさぐ蓋の部分からもれてます。
ぽつんと、いまにもオイルが滴下しそうなのが見えてます。
まぁここは10ミリボルトを6つもはずせば取れる蓋なので難しくはない。
けども、場所が狭い。・・・バルクヘッドとの隙間は3~4cmか。
しかも、上からも下からもほとんど見えない。いわゆる手さぐりしながら、「心の目」で見る箇所ですね。
(エンジン釣りあげれば別ですが・・・)


ともあれ、ようやく、フライホイールが見えました。
トルコンをつないでいた三角形のプレートを外していきます。

フライホイールも外すと目的のクランクシャフトオイルシールにたどり着きます。

はっきりとオイル漏れ跡がありますね。

オイルシールの到着を待つ間、ほかのシールやら交換し、ミッションやエンジンのお掃除してましょ。

こんなことで、秋の4連休は終わりました。(笑)

635CSi リアのクランクシャフトオイルシール交換 その22020年09月26日 20時04分04秒

古いシールを外します。
変な力はかけたくないので、にしやんはいつも内側一か所をリューターで慎重に削ります。


シール厚みぶんだけ削るつもりが・・・あちゃ!ちょっと削りすぎてしまった。
出勤前の朝練でちょっと手元が狂ったか。
でもここならシーリングに問題なし。

新しいオイルシールを検分。問題なし。

シール打ち込みの特殊工具です(笑) こちらは受け側。(裏あて)

ひっくり返して、シールを指でまっすぐに軽くはめたら、治具で慎重に打ち込み。
ツライチになるまでまで打ち込みます。
完了。
ホームセンターで買った塩ビ成形品がシール打ち込みの特殊工具。700円。
これがぴったりなのよ。


リップ内側にシリコングリス塗布。

ガスケットも切り出して、クランクにはめ込み、規定トルクでボルト締め。

ココのガスケット、ブロックのオイルパン合わせ面にツライチになるようにしておきます。でっぱっていたらカッターで切る。
次にオイルパンを組み付ける際にはこういった継ぎ目の箇所にはオイル漏れを防ぐために液体ガスケットをチョコット塗ります。全体で4か所あります。


そういえば、先にオイルパンを外してあります。
しかし、オイルパンを外すまではとても面倒な工程だった!
オイルパンガスケットの交換はめんどい!
(ガスケット自体は2500円ほどで買えますが・・・工賃は3万ほど欲しい。)



635CSiのオイルパンです。
真ん中あたりのでっぱりは、オイルレベルセンサーです。


ちゃっちゃ~~っと30分でペイントうすめ液で汚れ洗い。
ほんとは3時間ほどかけたいけど。(笑)

オイルパンを組んだら、次はATミッションを搭載! つづく


ATミッションの油汚れ落とし2020年09月28日 21時12分28秒

油にまみれたATミッションをお掃除します

ペイントうすめ液で汚れを浮かし、ブラシでごしごし・・・地道な作業
ちなみに ZFの4HP22EH という4速ミッション。

じつは先日ATFを交換したら、Dレンジで4速と3速を勝手にシフトアップとシフトダウンを行ったり来たりする症状が始まりました。
長距離車はATF交換しないほうがいいっていうあれですね。新油で中のスラッジが流れ出してつまらせるという・・・(それが原因かどうかわかりませんが、ATF交換が引き金になっていることは間違いない)
しょうがないので シフトをD にしないで3速(直結)に入れて走っていましたが、
とりあえず10月下旬の車検を通したら、準備出来次第バルブボディの分解洗浄にトライしてみるつもりです。

トルクコンバーターを抜いたベルハウジングの内部も

ここはウエスでごしごしと。
赤いオイルシールのスキマの奥は、ギア式のATFポンプです。
ここにはごみを落とさないように・・・

このオイルシールものはついでに この際交換しとくかな・・・パーツ注文しなくては

トルコンを再び装着

ストレートで購入したミッションジャッキアダプタのくみたて。

手持ちのジャッキにぴったりはまりました。
ミッションの角度が微調節できる、というのが大事なところですね。