バッテリー溶接機2007年01月19日 20時23分16秒

今回使った中古バッテリー溶接機です。
マフラーの補修や今回のような薄板の溶接に使います。
3年ごとに換えるバッテリを取っておいたものです。
満充電で12.9Vほどにし、2個直列で24V。
接続は電気工事で余ったVFFケーブル2.0φを3本ヨリ合わせています。
アースと溶接ホルダーのコードは「太い」バッテリーケーブルを切って使っているのですが画像のようなそのまんまクリップは危ないです。使ってるときに、バチッ!と端子から火花が出て端子が半分溶けてしまったことがありました。つかうときは、鉛端子にぐりぐり〜〜と食い込ませて繋いでいます。しっかり繋ぎましょう。

溶接の場合は電流値、つまりアンペア数が溶接能力に直接かかわるのですが、アンペア数は、55Ahクラスを2個繋いだからと言って倍になるわけではありません。抵抗になる溶棒の太さと長さ、また、画像に映っているようなクランプ等を使うとまた抵抗値が増えるので、実際実際のアンペア数は変化します。例えば、溶接していて、溶棒が短くなってきたらものすごくアークが飛びやすくなったりすることがあるのを考えると、抵抗が変わっているのだと思います。

バッテリに溜まっている電気をどんどん使っていく一方なので、そんなにたくさんの溶接はできません。せいぜい溶棒10数本ではないでしょうか。直線距離にして50cmも溶接したら、やめるようにしています。個人ユースの薄板チョイ付けには向いていると思います。通常は交流アーク溶接機でやるので。
使用後、ふたつのバッテリを並列につないで充電器で一晩充電していきます。充電器は交流を直流に換える装置で、3〜5アンペア程度の電流をバッテリに流しており充電が終わりに近づくとシュワシュワとガスを発生します。充電器の端子を外し数時間置いて温度を下げ落ち着かせてから、液量チェック後、テスターで電圧を測ります。

長々と描きましたが、ちょとした自作系に興味があれば、必ず欲しくなるのが溶接機。いちばん問題になるのは電源の確保ですが、100Vを使用すると、どうしても、家のブレーカを落としてしまいますね・・・あと、安全第一、特に火災には気をつけて楽しく溶接したいものです。