溶接補修2007年01月18日 20時27分41秒

切り取ったさびさびだった部分を鋼板でつくりました。溶接で貼り直しです。
ここは以前、錆びていたジャッキアップポイントの箇所で、サイドシルの内部にかくれてしまう構造部分です。
1ミリ鋼板で作った部分をバッテリー溶接機で突き合わせ溶接しました。
ご覧のように点付けの連続で。(^^ゞ

バッテリー2個(55Ahクラス)を直列につないで、溶接棒は1.2mm径。直流インバータ溶接機用として売られているもの。
これでも溶け落ちた箇所は3カ所。突き合わせなんで難しいです。調子に乗ると1ミリ鋼板はすぐ穴があきますので素早い点付け作業の連続でトメていきました。失敗も含め20cm溶棒を7本は使ったと思います。失敗とは、溶棒を鋼板にくっつけてしまって赤く赤熱させてしまう溶棒焼けです。ぐにゃぐにゃになります。
また、一番最初のアークスタートは思った程よくない。溶接棒の芯の先がすぐフラックスの皮膜で覆われてしまうからで、普通は地面等でツツいてさきっちょの皮膜砕いてからアークさせるのですが、1,2mmほどの細い棒でそんなことをしてると棒がまがってしまう。ただ、溶接を連続して溶棒が熱くなってきたら、アークスタートは非常に容易です。
でも概して直流バッテリ溶接は交流式よりも静かに溶接できる感じでいいですね。ばりばり!というよりも、シュシュシュという感じ。最近は0.8~1.0mmの薄い鋼板でも溶接できるという小型の直流インバータ溶接機が出てきました。スズキッドのIMAX80等はいいらしいですよ。実売4万を切っていて、悩んでしまう・・・

下の部分(バイスでつかんである部分)はJBウエルド(強力接着剤)でビチャーと貼付けています。さらにもう一枚鋼板を上からカバーする予定で、ツバの部分は鉄リベット+接着剤でいきます。