BMW2002tii シリンダーヘッドのロッカーアーム組み込み ― 2026年01月21日 11時54分47秒
今日から エンジン組み立て編のはじまり。
1年前の冬、バルブを組んだところで終わっていた、BMW2002のシリンダーヘッド。
バルブステムシールも8個、新品に交換済みだ。これでオイル下がりの心配はない。
燃焼室側。
バルブの摺り合わせも 終わっています
今日はロッカーアームとシャフトを組み込みます。
周辺の部品もスラッジの洗浄済みで、油を塗って1年保管していました。
ロッカーアームはストーブの上で温めて少し膨張させて
シャフトに通しやすくします。
吸気側のシャフトからヘッドに入れて行きます。
ハンマーでシャフトの端をコンコン叩いて入れていくが、
シャフトが通る穴には赤い色したネバネバ液、アッセンブリ・ルブを筆塗りしておく。
やがてはエンジンオイルに溶けて混ざってしまう潤滑用の液体で、エンジンオーバーホール後の初期潤滑のために塗っておく。シャフトを叩き入れつつ、適当なところでスプリング、ワッシャ、ロッカーアームを通していく
ロッカーアームの次は、リテーナーワッシャを入れ・・・
そのままシャフトを叩き込んで、1番シリンダを通過!
2番のスプリングなどを同様にシャフトに通していく。
このように4番まで慎重に組んでいく。
4番までシャフトを通したらシャフトの先がデスビハウジングまで到達する。
このシャフトの中は空洞になっていて、オイルポンプ→オイルフィルタ→エンジンブロック→シリンダヘッド→ロッカーシャフトへと圧送されてきたエンジンオイルの通り道となっている。サイドにも数個の小さい穴が開いていて、そこから噴き出したエンジンオイルが各部品をスポット的に潤滑している。
エンジンがかかると、矢印の方向にエンジンオイルが高圧で噴き出してくる
この高圧のエンジンオイルが 各部を潤滑しているので(油ですべらせている)
金属部品が高速でこすれあっていても、間に油の膜があるので焼き付くことがなく、動き続けるのだ。
ロッカーシャフトの穴から吹き出してきた高圧のエンジンオイルは
デスビハウジングにねじ込まれている油圧スイッチの先に流れ、圧力でスイッチを押し込む。
これこまでオイルが上がってくれば、エンジン全体に十分な油圧がかかっていると判断され、メーターの赤い油圧警告灯が消灯するしくみ。
最期に ロッカーアームをずらし、リテーナークリップを指定の位置にはめる。
手を放すと、ばねの力で、ロッカーアームの先が、
ちょうど、バルブの頭を押す位置にピタッと来るんだね。
シャフトの端は、リテーナーの5mm厚の板が嵌るキリカキというか、「ミゾ」がつくってがあるので
カムシャフトリテーナーがはまるように 美妙に位置調整をする。
カムシャフト・リテーナーとは カムシャフトが抜けてこないように
指定位置に「留めておく」ためのパーツ。
そういったパーツ全般を、一般的に「リテーナー」という。
これで吸気側の完成。
同様に 排気側のロッカーアームも入れていく。
ロッカーシャフトの叩き込みには抵抗があり、すんなりとは入っていかない。
ハンマで叩くときは、カムシャフトリテーナーの嵌る「ミゾ」をつぶさないように注意しながら
叩く場所を考えて慎重に叩く。これが難しい。
この作業をする前に、一晩ほど、シリンダヘッドをコタツなどに入れて30度ほどにあたためておくと、若干穴が熱で膨張して シャフトが叩き込みやすくなるだろうな~。
シャフトの叩き込みが終わったので
カムシャフト・リテーナーのはまりを確認。OK.
嵌りミゾ、潰れなくてよかった。(見てわかるが、上半分を叩いているのでそこが叩き込みでつぶれている。)
ロッカーアーム8個、入りました。
吸気側4個、排気側4個。SOHCエンジン。
ばらし工程での写真と比較。 ちょうど1年前か~。
ここ数年 真冬は いつもエンジンOHしているな~
このころはエンジン内部、スラッジで真っ黒でしたね~
次回は中央にカムシャフトを入れたいと思います。





















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