BMW2002tii タンクシーラー余りでリアアクスル塗装 ― 2025年05月30日 08時03分56秒
BMW2002tii リアアクスルのコントロールアームブッシュ圧入 ― 2025年05月09日 12時35分52秒
今日はコントロールアームに新品のブッシュを圧入します。
まずは滑りをよくするために ラバー用グリースを 双方に薄く塗ります。
ぐいぐいと問題なく入っていきます。
完了です。^^
昨日の準備が 功を奏しました。
続いて デフマウントのブッシュを抜きます。
12トンプレス。
錆取り
スプリングも錆取り
リア用のスタビライザーバーも錆取り
錆びの浮いたボルトやナット類はラストリムーバーに1日漬け込んで錆取り
細かいところまで錆がとれるので重宝しています
錆取りの後、にしやんはさらにこのあとPOR-15メタルレディに漬け込んで
表面にパーカー処理をしてさびにくくする処理をします。
ケレンの後 サビキラーで錆転換処理
錆取りを終えたリアクスル一式
最終の塗装まで しばし室内に保管です。
BMW2002tii リアのコントロールアーム防錆とブッシュ抜き ― 2025年05月08日 13時38分24秒
リアクスルのコントロールアーム
今日はこれを きれいにする。
1番がコントロールアーム
いまだにワロスで新品が出るからすごい。20万円するけど。。。
まずはリアブレーキ関係を取り外し
ブレーキシュー機構の取り外し
ブレーキパイプは11ミリのフレアナットレンチで緩めます。
普通のオープンエンレンチ使用では この特殊ナットを舐めてしまう可能性大!
リアブレーキシリンダーの取り外し
ホイールシリンダーの中のピストンは
ご覧のようにガチガチに固着!
もち 新品に交換します。
この古びたブッシュを抜きます。
形状を見るに、左から右に抜くことになる。
まずは、ゴムブッシュの両側の「ツバ」を 電動ワイヤカップブラシで削り取る。
このツバがあると 抜けにくいんです
ブッシュ抜きのための巨大な万力ツールをこのようにセットして
24ミリレンチで回して押し込んで抜く。
このゴツイ圧入ツールは昔乗っていたメルセデスS211の
フロントの足回りのボールジョイント交換のために購入したもの。
懐かしいねぇ~ 2008年式メルセデスE320CDIステーションワゴン。3LのV6 クリーン・ディーゼルターボ。
こいつはにしやん車歴の中でも思い出深いめっちゃフィーリングのクルマやったねぇ~ 1日1000キロ走っても疲れんかった最高の実用車で、仕事上のピンチを救ってくれた。今でも乗りたいわ。
ツールの赤矢印部分の口径が マルニのブッシュ口径にぴったりだったんだなこれが。^^
おかげで 難なく ブッシュ外せます^^
ねじの力は スゴイ。
タイマーでたまには自撮り^^
頭には古びたタオル巻きにヘッドライト&防塵メガネ、
3Mのグローブはめて モノタロウのツナギ。
足もとはホムセンの安く軽い長靴というのがいつものスタイル。
ブッシュ、抜けました
抜いたら 次回は新品のブッシュを圧入することになるが。
今度は逆向きの こういう感じで 圧入することになるね。
いまから圧入のための準備をしておく。
矢印部分をカット。
圧入工具をここに当てるときに 位置がずれずに落ち着くように。
矢印の部分で ツールにあたってしまうので。
さらに、矢印部分に 小さな鉄片を溶接。
このちょっとしたでっぱりがあることで、圧入工具がシッカリと落ち着くようになります。
これで圧入も問題なくできることでしょう。
さて いや~な 錆とり~~タイム
電動工具総動員で 大変ですわ
電動工具でのケレン作業は
汚い仕事で うるさいし 疲れるからね~ 嫌なんよ
ケレン後に 薄めた50%サビキラーを塗布し 錆転換しました。
リアのホイールベアリングは再利用の方針。
走行させてみて異音が出るかどうかは いまのところわからない。
リアアクスルキャリア、デフも先日錆取りして錆転換したし。
これでリアアクスル関係は ほぼ錆取り終了!
きょうはここまで。
BMW2002tii リアアクスル、デフの錆取り ― 2025年05月04日 13時51分43秒
昨年取り外したリアアクスル
泥汚れを水洗いして
バラバラにして保存してあった。
今回、錆取り開始
結構来てますが 表面的なもの
訳の分かんない後付けステーはキリトリ
この後付けステーは リアマフラーを強引に固定していたもの。
ひたすら ケレン。
風が強い晴れた日に こういった汚れ仕事をやれば
錆ホコリが風で飛ばされるので やりやすいのです。
その後、サビキラーで錆転換
デフも引っ張り出します
きったね^^!!
ひたすら ケレン
ゴッテリついていた汚れはあらかた取れて
赤錆がみえてきた
50%に薄めたサビキラー塗布で
表面の錆転換
お~綺麗になった。
これで 走行したときにデフから異音が出なければいいのだが。
今日はここまで。
地元の2002tii整備10 MTオイルとデフオイル交換 ― 2025年03月09日 14時32分44秒
昨日抜いたMTオイル。
ひと晩置くと、銀色の金属粉がオイル受けに沈殿してました。
一般的には、シフトチェンジの際にギア回転を合わせる「シンクロリング」が先に摩耗していくとは思いますが・・・はたしてこれは・・・?
ドレン穴から指を突っ込んで触ってみると 底面にやはり金属粉が沈殿してますね
ギアボックスの中は掃除できないので
このままドレン穴を塞ぎます。
漏れてこないように シールテープ+ウルトラカッパー。
今回使用するMTオイル。カストロール トランスマックス・マニュアル 80W-90。
同じく75w-90もありますが、スコスコ入るというより 保護性能を優先し 硬めの80Wを選択。
BMW2002では デフオイルやステアリングギアボックスにも使えます。
この寒い時期はかたいオイルなので 湯煎して オイルを柔らかくします。
シャンプーの容器の手押しポンプでシコシコ入れていきます。
フィラープラグ穴から入れます。
湯煎したのでスコスコ入ってきます。
約1L入ります。
フレキシブルカメラでギアボックスの中をのぞいてみました。
MTオイルがギアを浸しています。
シフトフォーク部分。
真鍮色のものがシンクロリングです。
マルニには4個入っています。
シフトチェンジの際にガリっとギアがかじるようなかすかな感覚が出だしたら
このシンクロリングの内側(テーパー状になっている)が 摩耗していることが多いです。
昔乗っていたE30のMT車で そういう症状が出だしたので
ミッションを分解してシンクロ交換したことがあります。
マルニのシンクロリングはワロスで買えます。
ギア歯車 妙なカジリあとなどもないですね
歯の欠けもありません
歯車同士のアタリ部分。適正。
ただ、この部分が気になった。もとから こうなっているんだろうか?
画像で見ると 形状から言って
どうも インプットシャフトのここかなぁ?
位置から言っても、どうもここみたいな感じ。
リペアキット としてあることから 結構摩耗する部品なんでしょう。
欠品のパーツですから 今後、無理なギアの押し込みはやめたほうが無難です。
いまのところ 致命的ではないと思うので
上手いシフトチェンジで大事に乗ってください。
フィラープラグの位置までオイルを入れたので シールテープを巻いたプラグを締めて完了。
ギアボックスのプラグには 漏れ止めのクラッシュワッシャはありません。
デフにいきます。デフのプラグには クラッシュワッシャが必要です。
シコシコとオイルを注入。硬めのオイルなので時間はかかる
フィーラープラグの口まで入ったらOK
約0.7リットル。
プラグを締めて終わり。
クラッシュワッシャに液体ガスケットも使用。
リアマフラーはANSA
でも、取付方法が これではアカン。
プラプラ状態なのでマフラーが振れちゃいます。
確かに テストランしたときにマフラーが振れている感覚と 何かに当たっているような音がありました。
新しいマルニ用のゴムハンガーと、マフラー取付ピース。
このように取り付けます。
これで だいぶ振れなくなる・・・ はずです。
前側のハンガーは本来の板の形状と違って棒状になっていますが・・・これでは取付ピースつかない。
ここはこれでも まぁ・・・・仕方ないだろう。
リアマフラーは矢印の部分で抜けるのだが
かなり錆びていて もう固着しているような感じに見える。
これの状態で リアマフラーを抜くのは かなり難儀するだろうなぁと予測。
もし 差し込んだときに 固着防止のスレッドコンパウンドが塗ってあれば
問題なく抜けるとは思うが。
赤さびたのが気になるので
レノバスプレーで赤さびを黒さびに転換しておく。
30分も経てば 赤さびが 真っ黒に変化します。
ANSAはなかなか勇ましい音のするマフラーです。
早朝ドライブでのエンジン始動は ちょっとご近所に気が引けるな^^;
ついでに下回り点検を。
スペアタイヤ収納部分に 深めの錆穴。
もしかして 貫通してるかもしれん。
トランクの中から スペアタイヤを外して 錆びてないか 今度点検しといてください。
ドライブシャフトのブーツ。
左右とも4か所、切れなどなし。
燃料ポンプとフィルター。
ホースにひどい劣化なし。
ホースの切れ端に亀裂あるも、まだ持ちそう。
次の車検時に ホース交換したほうがいいかな。
プロペラシャフトのセンターベアリング。
まだゴムが裂けてはいないが こまかいヒビが見られるので
2年持つかどうかは不明。
下に見える中間マフラーも 結構 全体的にさびてきているので
はやめのパーツ確保がいいかもしれんね。
次はステンレスにすればいいかも。ワロスで売ってます。
BMW2002tii リアアクスル取り外し ― 2024年04月26日 14時38分21秒
リアアクスルです。
取外しの手始めは左右のドライブシャフト外しから。
6mmHEXソケットとスピンナハンドルに延長鉄パイプがけ。
絶対に舐めないように合計24本外します
外したドライブシャフト。
取付の際には ゴムブーツと中のグリスを良いものに交換します。
続いてデフを外す。矢印のボルトナットを外します。
17&19ミリ。
重いのでジャッキで支えつつ 落とさないように降ろします。
サイドからデフオイルが漏れてきていますので サイドのオイルシールは交換ですね。
デフマウントも外しました。
トランク内の左右のリアショックのトップナットを外し、
ロワーナットを外したら リアショックは外せます。
まだ反発力あるね!再使用決定!
お、こちらも なんとかシュタインだ。^^
ブレーキ関係をリアアクスルから切り離し。
ますはブレーキパイプの接続を11mmフレアナットレンチで外し
サイドブレーキハンドルをばらしワイヤを開放
リア側からワイヤを引き抜く
リアキャリアのマウントとサポートバーを外し (22ミリ)
リアキャリアをジャッキとウマの3点で支え保持しながら
ジャッキを降ろしていく
リアキャリアが落ちてきます。ときどきトンカチで叩いてやります。
少しづつ慎重に降ろします
はい リアキャリアが降りました
ふぅ~~ 午前だけど 午後の紅茶とチョコレートで一息入れ
キャリアマウントは1974年製の刻印あり。50年間のうち 1回も交換されていない。
当然、ゴムは切れていましたよ。 先日新品をワロスに瀬セール中だったのでオーダーしました。
マウント取付部 左。 錆多しだが 痛みはない
むしろ外側のアウターシルの板金補修が手間
右側
リアアクスルが降りたボディ下部
燃料ポンプとフィルターが残ってますから取外し
なんとタイラップで止めてあったよ・・・
リターン側のパイプラインも外します。
錆びてるからこれは捨てて 銅管パイプで製作だな
エンジンルームからセンタートンネルを伝ってリアに来るブレーキパイプ。
1本から2本に分かれています。ここは取る必要なし!このままで。
リアキャリアは泥と埃で汚れてるんで水洗いします
スタビライーザーバーや左右後輪セミトレーリングアームをばらして
太陽に1日当てて 乾燥させときます。
これでボディはようやくドンガラになりました。
ただし 前後ガラスとダッシュボードは今回 費用と時間節約のため外さないつもり。段ボールなど貼って 保護しとこ。
いよいよカーベキューを組めるようになりました
4月中に組み終わりたい。
丸テール デフ搭載、唸り音出なくなった ― 2023年12月21日 14時44分40秒
デフの搭載の前に CASTROLのデフオイル TRANSMAXを注入。
規定量の0.9リットル。
これからデフ 載せます
これはデフ下ろしの時の画像 きったぁね
プロペラシャフトに接続
リアキャリアに接続
デフマウントの取り付け
デフマウントに固定。
これでデフ搭載完了
おっけーい!
以前の写真・・・きったねぇ。。。
ゴムブーツも新しいドライブシャフトの取り付け
キャップボルトとナットは ワロスから取り寄せた新品
キャップボルトにメッキはしてあるんですが
防錆のためにラストガードを一吹き。こういった初期の防錆処理が 後できいてくる
リア駆動系、搭載完了!
マフラの さびたところは耐熱スプレー
パイプの差し込み部分には 内側に固着防止のためネバーシーズを塗布。
次回外すときに 錆等で固着して 苦労することがありません。
差し込んで 角度を調整しながら クランプで固定
マフラーのゴムハンガーでとりつけ
マフラーが振れても 上に接触しないように調整する
ガレージの外に 排気ガスを導き・・
外は雪で・・・おぉさぶっ!
エンジンかけるんだけど、ガレージ 開けらんないわ
エンジン始動して、1200回転に。
シフトを1速に入れ、クラッチ繋いで後輪を回す。(リアはジャッキアップしてある)
よしっ!あの唸り音は 無くなりました!
聴診器を当てても、異音は聞こえません!
両サイドのベアリングも無音です。
表面の荒れたピニオンシャフトのローラーベアリングの交換で 直りましたね^^
試乗して運転具合を確かめたいですが
きょうからあさってまで 外は大雪です。
雪がやむまで まだいくつか やり残したことをガレージ内でやります。
デフのOH作業 1日6時間×10日間=合計60時間です。(素人DIY)
初めてだから時間がかかってます。
丸テール ドライブシャフトのブーツ交換2、デフなど塗装 ― 2023年12月20日 13時28分00秒
BMM2002のドライブシャフトブーツ交換 後半です。
新しいゴムブーツと金属カバーを先に入れ
万力に固定します。
テーパーワッシャーを入れ
CVジョイントにボールを入れて組み立てます。
その後、BJ添加剤を筆で押し込めて塗ります
CVジョイントをシャフトに挿入。
きつければ 適当な当てもの(ソケットなど)で叩きます。
プレスは不要。
スナップリングをやむなく再使用で入れます。
本当はこれ、新品に交換したいところですが 厚み2.0mmという厚いタイプが見つからない。
軸径26.0mmシャフトに適合するサークリップ(呼び26)は、
モノタロウで探しても みんな1.2mmで薄いものばかりなのだ・・・
山下オートパーツさんにでも探してもらえば あるのかもしれないが。
しっかりはまったことを 確認する。
抜けたら困りますからね
BJ添加剤を もう少しサービス
BJグリスを中央に盛ってから、カバーをしてシール。
裏がえして、こちらにもBJ添加剤をサービスしてから
金属カバーをかぶせる。こちらにもシール材Marstonを使用
ずれないように カバーとCVジョイントに ボルトをとおしておく。
このあとBJグリスをさらに詰めて ブーツ内にも詰めて ブーツを装着。
あとはブーツバンドを締めて
完成!
ゴムブーツと その中の専用グリスは新品に交換しましたよ。
軽く20年は 触んなくてもいいでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デフに塗装します。
まずは脱脂から。
ロックペイント2液ウレタン塗料でブラックに塗装
二度塗りで 見違えるようにきれいになりました。
もとはコレだったからね・・・まさにゾンビからの復活
ドライブシャフトにも塗装しちゃる
明日まで乾燥させます。
塗料にハードナー(硬化剤)が入っているので 3時間ほどでもう指触乾燥に至っていますが
ボディ側のデフ取付部などにも 刷毛塗り塗装
リアマフラーの上部の塗装がはげていたので 塗装
まだ塗料が余ってたので ガソリンタンクにも塗装。
納車日に走る冬の高速道路は 凍結防止のための塩化カルシウムが大量に撒かれており
ボディにかかる水しぶきはみんな濃い塩水ですから 走れば走るほど錆びます。
すこしでもさびないように塗装で保護します。
デフとドライブシャフトは 明日 搭載の予定です。
丸テール ドライブシャフトブーツの交換1 ― 2023年12月19日 15時22分00秒
BMW2002 前期型丸テールのドライブシャフトのブーツを交換します。
外した周辺を塗装
ゴムブーツがこの劣化状態だと
乗り出して すぐに破けて中のグリスが遠心力で出てきて飛び散ります。
まさに交換時期。
ここは前期型 独特の形状。
金属製のカバーを外したいのですが カシメてあるので
ディスクグラインダで 赤いラインでカットしなければなりません・・・
カシメ部分をカットしました
ようやくカバーが外れた。
後期型は こんな手間はかかんないように 外しやすくなっています。
裏側のカバーを外す 中の古いグリスを取り除く。
CVジョイントを固定するスナップリングを外し
CVジョイントをぐりぐり回しながら 6個のボールを順番に取りだして並べ、
外側の輪っかも取り外す。(ボールは同じ場所に戻すので 位置をマーキングしておく)
残ったCVジョイントの内側の部品をシャフトから抜く。
油圧プレスとベアリングセパレータが役に立ちました^¥^
取れました
この角度のついたワッシャーも 大事なので なくさないで
CVジョイントの構成部品
ボールは元の位置に戻すため 順番を入れ違えないように
こうなれば、もう片方(右)のゴムブーツが外せます
右のCVジョイントは ばらさないで 古いグリスを灯油で洗い流し
きれいにした後、ニチモリ BJ添加剤をつめる。1本1400円。
これは濃度の濃いモリブデンペーストだろう。
CVジョイントの異音防止に有効である、とある。
筆で押し込んで 中のボールや構成部品によくなじませる
そのあとで ニチモリBJグリースを詰め込む。
普通は、コレだけでいいんだよ。でも、今回は特別に、消音効果があるというBJ添加剤まで入れれたというわけだ!
蓋をきれいにし、速乾シール材を塗る。
これは数年前に635CSiの同整備をやったときに ゴムブーツにセットでついてきたもの。
中のグリスが漏れないように コンコンと打ち込んで蓋をする。
これで端っこはおわり
裏側も、BJ添加剤のあとに BJグリースを詰め込む
新旧のゴムブーツ比較。新品はワロスでデフ関連部品と一緒に購入しといたもの。
新品ゴムブーツをシャフトに差し込んで
ブーツ側にも BJグリースを入れておく。
とにかくブーツの中は 専用グリスで充填するんだな。
カバーにはめ込み、
ブーツバンドで締める。
はい、ドライブシャフトの片側 ブーツとグリスの交換完了!
CVジョイントは スムーズにひっかっかりなく ぐるぐる動きますよ。^^
こっち側は CVジョイントをばらさないから 楽だよね。
丸テール デフ本組み ― 2023年12月18日 14時08分21秒
昨日 日曜日はまるっと町内会のイベント出役で ブログはおやすみでした。
さぁ BMW2002のデフを本組します。
仮組でやった手順とほぼ同じなんですが
違う点だけ載せます。
ピニオンギアシャフトに、新品のクラッシュスリーブを入れます。
名のとおり、「つぶれるスリーブ」。
使用前と 使用後では 比較すると約2mmつぶれています。
けっこう大トルクかけないと これだけつぶれないよ
30mmナットを締めこむことで つぶれていくんですが、つぶれると同時に、反力も生じるので
ローラーベアリングに入ってるローラーを デフの中の方から押さえつける役目があります。
外の方から押さえるけているのは ナットとフランジですね。
このクラッシュスリーブがないと、ベアリングが焼き付いたり、ガタが出たりしてしまうそうです。
2つあるローラーベアリングの中間にあるクラッシュスリーブは
ベアリングの間隔を一定に保つ役割もあるのです。
ちゃんと 新しいつぶれてないクラッシュスリーブ、入れました!
ドライバー差し確認!
新品ローラーベアリング(スモール)の再圧入
これで2つのベアリング装着完了
ここで モノタロウで買ったオイルシールの打ち込み。ツライチに。
オイルシールのリップにオイルを塗ったら
注意しながらフランジをゆ~っくりいれていく
フランジが奥まで入ったら 30mmナットにスレコンを塗って
仮にしめつけ
でもまだ 軸方向に 微小なガタがあります。
ローラーベアリングに まだガタがあるのでしょう。
これからガタがなくなるところまで30mmナットを締めこみます。
締めこむための30mmソケットは 頭をこのようにフラット削り はずれないようにする。
JG54さんのアドバイス。
大トルクをかけますからね、外れたらまずいです^^
デフを75mmジョーの万力に固定。この仕事にはデフの固定が最も大事。
これで安心してトルクをかけることができます。
チェーンバイス+鉄パイプでいつものフランジ回り止め、
30mmソケット+ブレーカーバー60cmでトルクをかけて締めていきます。
角度にして240度締めこんで(12時から8時まで) ようやく軸方向のガタがなくなりました。
この時点でのプリロード値は1Nm未満。
手でフランジを回すと、まだ軽くまわります。
ここからはクラッシュスリーブがつぶれる領域だから、
慎重に、少しづつ締めこんでいきます。
慎重に、少しづつ締めこんでいきます。
締め込みすぎて プリロード値がMAX規定値の3Nmを超えてしまったら
ナットを緩めてもつぶれたクラッシュスリーブは戻らないので
また最初からやり直しになるからです。(クラッシュスリーブやオイルシールも もう1こ必要になります)
自分的には、まず 2Nmを少し超えたあたりまでもっていきたい。
机の上に乗って 体重をかけて 大トルクで、かつ、少しづつしめる!
150Nmぐらいは かかっていそうだ。
一回しめたら、またチェーンバイス外して フランジぐるぐる回してなじませて、トルク測定。
これを20回ほど繰り返したかな・・・
ここが肝心なところだから たっぷり1時間はかけた。
途中、チェーンバイスのコマが外れたが なんとかリカバリー。
そろそろ 新しいやつ買った方がいいな
このツールは、ほんま 役に立ってるよ~。
トルク測定の前には 20回以上、フランジを回して ベアリングを馴染ませる。
ガタがなくなった位置から角度80度ほどナットをしめたところで プリロード値が増してきた!
クラッシュスリーブがつぶれ、そしてナットにも締め付けられ、
ローラーベアリングのローラーが 内と外の両側から締め付けられているため
ローラーがまわりくくなってきているのです。
ここのナットは規定トルクってものがなく、プリロード(回りにくさ、というか、ベアリングの締め付け具合)を出すためのナットなのです。
手で回す手ごたえも 重くなってきた!
うん、分解前は こんな感じの重さだった。
手では重たく感じるが、エンジンの出力の前には こんなもん、大したことはないんだろうけど。
もうすこし角度で5~10度ほど、締めて、プリロード2.15Nmまできた!
ここでやめておく。
このあと、リングギア&デフ玉を組んだら 仮組時点で 0.8Nmほどトルクが増したから。
規定値では「オイルシールあり状態」でMAX3.2Nm(プラスマイナス0.3)だが、それはあくまでMAX値だからね。
自分的には そこまで持っていかなくても、MAX値の手前、総合プリロード2.5Nmあたりにしておこうと考えてる。
今のプリロードでも、フランジを手で回すと、けっこう重い(硬い?)んですよ。
かなりローラーが締め付けられてるね。こんなに締めて いいんかい?て感じがするんですよ。
フランジを回すときの重さがどれほどものか なかなか伝わらないと思うが、
試しに一般的な木製割りばしをペンチでつかんで 何センチで回るかテスト。
結果、2㎝まで短くしないと 回りませんでした。
参考までにこれはスカイラインのデータだけど、リアデフのプリロードは1.5~2.1Nm。
マルニ指定の3.2Nmって ちょいと きつすぎるのじゃないかなぁと思ってる。
軽トラなんかは1Nmぐらいのようです。
ここで 休憩だよ~~ カンコーヒーをストーブのやかんの湯で温め♪
プリロードだしで かなり集中して疲れた~
さてリングギア&デフ玉をデフケースに入れました。
これからサイドフランジを取り付けます。
オイルシールを用意。
サイドキャップにシムとオイルシールを取付。そして4つのボルトで25Nmで締め付け
オイルシールの打ち込み。深さは4mmで。
フランジのスプラインは脱脂して ロックタイト243を塗布ののち 挿入。
中央の長い19ミリボルトを111Nmでサイドフランジを締め付け
バックラッシュ計測は 0.10mmで範囲内。^^ オッケー!
マイクロゲージの針の振れ 動画はこちら
今度は手持ちの公明丹を溶いて 歯当たり確認。
ドライブ側、OKね!
リバース側 申し分なし!
歯当たりも大丈夫。、良かった。
この時点での 最終総合プリロード、2.2~2.4Nm。ほんの少し、上がったか。
総合プリロード測定の動画こちら
規定値のMAX3.2Nm(プラスマイナス0.3)に近い値。
これ以上あの大トルク締め体制で ほんの少し0.5Nmとか、トルクアップをさせる自信がない。
一発で3Nmをオーバートルクしてしまいそうな予感がするので これで良しとする。
自分のゴーストが、もうここまでにしとけ!と囁くので それに従う。
ここで30mmナットをロックするプレートを入れて、ガツンとカシめ。
リングギアに塗った公明丹を洗い流し
リアカバーのガスケットに追加したウルトラカッパーの一線
10分置いてから 貼り付けます。
リアカバーを6つの19ミリボルトで43Nmで締め、完了!
あとは 脱脂して、2液ウレタン塗料で黒に塗装。
最期にデフオイルを 既定の0.9リットル入れる。
そしてボディに搭載。^^
そして試乗となる。
もう あの唸り音は ならないでほし~~い!!!
デフ乗せる前に・・・
う~ん この ヒビワレだらけの末期的CVジョイントブーツ、左右で4つ。
どうっすかな~~ やっぱこの際 交換かな~~
納車まで1週間だから できるかな??
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