BMW2002tii トランクフード プラサフ(下地)塗り ― 2025年10月17日 11時02分07秒
天気がいいので塗装します。
トランクフードの足付けから。
表面を荒らすことで 塗装の付着を良くします。
こういった いぼ みたいな箇所も平滑に。
裏側も脱脂のうえ ペーパー研磨の足付けの代わりに
ミッチャクロンマルチを吹いておきます。
塗装の密着性が向上します。
塗装下地にはロックペイントのミラクルプラサフを使用。
ぺいんとわーくすさんでネット注文し 買いました。
主剤10+プラサフ用硬化剤2+標準型シンナー2~3
スプレーガンで
1回目のパラ吹き
吹き重ねて 徐々に下地を隠ぺいしてきます。
これで3回塗りぐらいかな。
錆びてた部分もしっかりと吹く
裏側のプラサフ吹きおわり
乾燥の後 裏返して 表側を吹きます。
1回目 パラ吹き
3回塗りしました。
主剤400gの調合で ちょうどいいです。
傷がある部分などは 厚めに吹けば パテのように埋めてくれる
ミラクルなプラサフです。
元色のべージュ色は 完全に隠れました
こういった サビに侵された部分は もちろんサビ転換しときましたが
「あばた面」はどうにもならん。
まぁここは モールで隠れる部分だから このまま上塗りする。
こんなところまでパテ処理してたら 大変な時間と手間が かかっちゃうからな。
BMW1502 ヘルプコールあり ― 2025年10月13日 12時42分50秒
同県の知人の愛車、1974年式BMW1502 インカオレンジ。
2017年から、エンジンのOHをはじめ、いろいろ、メンテしてきた車です。
直近のメンテは 2年前の2023年夏、
クーラーのガス漏れ修理であった。
こちらのオーナーさんは 車が調子良い時は 全くこちらに連絡をされない方。
ここ2年、全く連絡が全く無かったので、マルニは問題なく元気なんだろとうと思っていた。
で、昨日、電話あり。
あ~ トラブル来た。
話すと、 いま マルニでドライブ中らしい。
やはり、内容はマルニのトラブル。
で、内容は次のとおり。
●エンジンの調子がおかしい。
●走るとノッキングするみたいになる。
●燃料系統の問題ではないかと思うんだけど。
●何が原因だろうかねぇ?
これだけでエンジン不調の原因が特定できる人は、「神」である。(笑)
とはいえ、にしやんの頭ンなかは回り出して もうトラブルの考えられる原因を探り出している。
いくつかの問診
Q:エンストしてしまうのか?
●エンストするわけではない。
Q:乗っている今現在も調子が悪いのか?
●調子が悪いのは冷間時のみで、エンジンが暖まったら調子は戻る。
Q:いつごろからそのような症状が出ているか?
●ここ最近 出てきた。
Q:具体的には、エンジン始動後ガレージから出ての走り出しや、信号待ちでのアイドリング時だけ調子が悪いのか?
●冷間時、アイドリング状態か低速運転時で起こる
私の回答は
「とりあえず今問題なく走れているならそれでよし。現車を点検してみてトラブル確認しないとはっきり原因が特定できない。電話で話していてもトラブルは治らない。とりあえず入庫の予約を入れるか?」
回答は
●11月にマルニで遠出したいので、エンジンオイル交換も含め、入庫させたい。今日がだめなら、またこちらから連絡する。
当日、にしやんは丸1日予定があり、入庫対応はできなかった。
点検/修理/試走確認で最低でも2,3日はかかるので 早めに入庫させてほしいものだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて 考えられるトラブルの原因は?
「最近出てきた症状」。
秋になって最低気温が17度を下回りつつある。
マルニにとってこの温度は、1502のキャブレターSOLEX DIDTAのオートチョークが稼働しだす気温なのである。(17度気温センサというのがチョーク機構に組み込まれている)
暖まったら問題なし、という点も、チョーク機構に問題があるなら納得できる。
仮説1 :オートチョークの調整が必要なのではないか?
例えば チョークバタフライの開度設定不良で、冷間時にエンジンがバタつくことがある。
あるいは、チョーク関係のダイアフラム膜が劣化で破れてしまっている場合もある。
この1502,うちでのキャブ関連のメンテ履歴を見ると、
2017年 キャブの分解、ニードルバルブ不良で交換、フロートの油面調整
2021年 オートチョーク調整
2022年 キャブの燃料増量スターターバルブは必要ないので機能しないようにした
となっている。
「ノッキングする」という表現。
これも、あくまで本人の表現であり 本当のノッキングなのかはわからない。
多分、発進時にバスバスとした不完全燃焼で、エンジン回転がスムーズでなく、ガクガクとした感じになることをノッキングと表現しているのではないかと思われる。冷間時の燃調が濃すぎたり薄すぎたりすると、こうなることは経験済み。
(オーナーさんは、正しいノッキングの何たるかを説明できないと思う)
とにもかくにも、入庫させて、トラブルを確認し、
、自身の目で確認しなければならない。
整備工場やホームドクターに愛車のトラブル症状を伝える場合は、以下を整理してから電話してほしい。
・どのような症状か(音、におい、振動などくわしく)
・いつ頃から起こったか
・どのようなことをした時に起こるのか
・逆に、どのような時には起こらないのか
・最近何か自分で(あるいは人に頼んで)部品交換やパーツ取り付け、油脂類交換などを行ったか
・最近大雨のなかを走行したか
・車の使用頻度は(ひと月に1回だけのドライブ、など)
思わぬことが原因となっている場合もあるのである。
2017年から、エンジンのOHをはじめ、いろいろ、メンテしてきた車です。
直近のメンテは 2年前の2023年夏、
クーラーのガス漏れ修理であった。
こちらのオーナーさんは 車が調子良い時は 全くこちらに連絡をされない方。
ここ2年、全く連絡が全く無かったので、マルニは問題なく元気なんだろとうと思っていた。
で、昨日、電話あり。
あ~ トラブル来た。
話すと、 いま マルニでドライブ中らしい。
やはり、内容はマルニのトラブル。
で、内容は次のとおり。
●エンジンの調子がおかしい。
●走るとノッキングするみたいになる。
●燃料系統の問題ではないかと思うんだけど。
●何が原因だろうかねぇ?
これだけでエンジン不調の原因が特定できる人は、「神」である。(笑)
とはいえ、にしやんの頭ンなかは回り出して もうトラブルの考えられる原因を探り出している。
いくつかの問診
Q:エンストしてしまうのか?
●エンストするわけではない。
Q:乗っている今現在も調子が悪いのか?
●調子が悪いのは冷間時のみで、エンジンが暖まったら調子は戻る。
Q:いつごろからそのような症状が出ているか?
●ここ最近 出てきた。
Q:具体的には、エンジン始動後ガレージから出ての走り出しや、信号待ちでのアイドリング時だけ調子が悪いのか?
●冷間時、アイドリング状態か低速運転時で起こる
私の回答は
「とりあえず今問題なく走れているならそれでよし。現車を点検してみてトラブル確認しないとはっきり原因が特定できない。電話で話していてもトラブルは治らない。とりあえず入庫の予約を入れるか?」
回答は
●11月にマルニで遠出したいので、エンジンオイル交換も含め、入庫させたい。今日がだめなら、またこちらから連絡する。
当日、にしやんは丸1日予定があり、入庫対応はできなかった。
点検/修理/試走確認で最低でも2,3日はかかるので 早めに入庫させてほしいものだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて 考えられるトラブルの原因は?
「最近出てきた症状」。
秋になって最低気温が17度を下回りつつある。
マルニにとってこの温度は、1502のキャブレターSOLEX DIDTAのオートチョークが稼働しだす気温なのである。(17度気温センサというのがチョーク機構に組み込まれている)
暖まったら問題なし、という点も、チョーク機構に問題があるなら納得できる。
仮説1 :オートチョークの調整が必要なのではないか?
例えば チョークバタフライの開度設定不良で、冷間時にエンジンがバタつくことがある。
あるいは、チョーク関係のダイアフラム膜が劣化で破れてしまっている場合もある。
この1502,うちでのキャブ関連のメンテ履歴を見ると、
2017年 キャブの分解、ニードルバルブ不良で交換、フロートの油面調整
2021年 オートチョーク調整
2022年 キャブの燃料増量スターターバルブは必要ないので機能しないようにした
となっている。
「ノッキングする」という表現。
これも、あくまで本人の表現であり 本当のノッキングなのかはわからない。
多分、発進時にバスバスとした不完全燃焼で、エンジン回転がスムーズでなく、ガクガクとした感じになることをノッキングと表現しているのではないかと思われる。冷間時の燃調が濃すぎたり薄すぎたりすると、こうなることは経験済み。
(オーナーさんは、正しいノッキングの何たるかを説明できないと思う)
とにもかくにも、入庫させて、トラブルを確認し、
、自身の目で確認しなければならない。
整備工場やホームドクターに愛車のトラブル症状を伝える場合は、以下を整理してから電話してほしい。
・どのような症状か(音、におい、振動などくわしく)
・いつ頃から起こったか
・どのようなことをした時に起こるのか
・逆に、どのような時には起こらないのか
・最近何か自分で(あるいは人に頼んで)部品交換やパーツ取り付け、油脂類交換などを行ったか
・最近大雨のなかを走行したか
・車の使用頻度は(ひと月に1回だけのドライブ、など)
思わぬことが原因となっている場合もあるのである。
BMW2002tii 左ドアメタルワーク1 ― 2025年10月09日 14時45分15秒
BMW2002tii トランクとボディの防水シール貼り付け ― 2025年10月08日 14時17分05秒
BMW2002tii 左ドアばらし2 ― 2025年10月06日 09時32分04秒
左ドアのばらし作業のつづきです。
鉄製のステーとゴム板で窓ガラス下部をサンドイッチしてているが
ガラスに50年間こびりついてて ゴムがなかなか外れない!
もう一方も なかなか外れない。
窓を外すのに苦労・・・
で、作業スペース確保のためにも
ドアの内側をほぼ全面 切ってしまうことにした
切断したドア内側。
これでガラス関係も楽に外せるし、こうしておくと 今後の板金作業にも楽だろう。
切断したドアは また溶接で接合すればよい。
内側で見えないので 溶接痕そのままでもよく、神経質に綺麗にする必要なし。
どうせ上から内装パネル貼ってしまうんだし 隠れちゃう。
作業スペース確保ができたので ようやく外せたガラス下部を挟むステー。
このステー、50年に及ぶ水攻撃で酷く腐食しており、
ガラスをサンドイッチしていたゴム板ともども
新品に交換しなければならないだろう。
こちらのゴム板は再利用可能かも・・・
外した窓ガラス関連
3番のステー、4番のゴム板は 新品でオーダー。
これだけでも 左右で26000円ほどになる。
ドア上部の水切り部分を外します
うあ~~ めっちゃ 錆びとるな~!!だいぶ水にやられとるね
ここ、補修が大変そうだ・・・
このあたりの起毛素材の水切りパーツは複雑なパーツ構成だ。
もう水切りの役割を果たしてない。
これらも ワロスに新品注文しなければならない。
2,4,5,6,9,11番のパーツ注文。
左右で5~6万円ぐらい。
ドアのロック機構。
先日取り付けた ドア・ストライカーに当たる部分
特に問題は無く、取り外した。
問題があっても、こいつは新品で出ない。
ドアハンドルも取り外し。問題はなく、再利用可能。
ちなみにドアハンドルは会場施錠の鍵とともに新品が出ます。ただし、エンジン始動のキーと別になっちゃうね。
ドアミラーを外すため、内側からねじ軸をニッパでつかんで回す。
ようやく取れた!
まぁ今回、ドアミラーは左右とも新品に交換するからね。
ドアミラーを固定するパーツを外した。
でも、ドア側のねじ受けが錆で腐ってて 一緒に取れてきちまった・・・
う~む ドアミラーの根元も切って鉄板溶接でやり直しか~~・・・
そしてドアミラーの下、赤マジックペンで囲った部分のこぶし大のへこみは板金パテうめ。
ようやくばらばらになったドア
サビ具合をチェックする。
特に上の部分の錆がひどいな~~切り取って作り直す必要ありかな~~
下部は表面的な錆かとおもいきや・・・
腐り始めていて 外側まで つぶつぶと 細かい穴が開いている。
こりゃだめだ。
ドア下部は ずばーッと切り取って 作り直す必要ありかな~~?
まぁここもめったに目にふれない部分なんで 気楽な板金作業かも
こんな状態だもん。錆処理できる限界、超えとるわ。
この角も作り直すしかない。
特に上の角部分。
腐ってしまって 形が崩れとる・・・・
簡単な形状じゃないぞ。
こりゃたいへんそうだ・・・
外装を見る
いろいろと凹みやふくらみが見える
黄色く囲った部分は切り取って 新しく鉄板で作り溶接し、
赤く囲った部分は板金ハンマーで叩いて戻し、パテうめ処理・・・という感じか。
なかなか大変ですなコリャ
BMW2002tii 左ドアばらし1 ― 2025年10月05日 08時01分21秒
では~
左ドア、ばらしますか~
ドアミラーの下あたりと、中央あたりに 目立つへこみがあるんだよな~
まぁ~ちょっと叩きだしてから パテ埋め処理にしますが~・・・
腰モール、外し
ドアの下は水がたまりやすいので 必ず錆びてるもんだ。
とくに屋外に駐車されてたマルニはね
ここをパテ梅処理しても 数年後には必ずこうなってくる。
まず
ミラーを外そうと 取り付けねじを回そうにも、固着してて回らない!
もともとなめ気味だったマイナスねじなんよね。力入らん。
このままじゃミラーとれない・・・。
まぁ 別な方法で取り外すことにし、後回しにしよう。
三角窓をまず 外しちまおう
三角窓を開け閉めするハンドルギア部分の固定ねじ周辺を5~6か所外し
窓ガラス下部の固定ねじを外し
ねじ3か所外し スライドするガイドを外す。
そしてドアから上に引きぬく。
長い部分は窓ガラスのレールも兼ねているんだね。
三角窓のチェック。
開閉には問題ないが・・・
細かく見ていくと ゴムシールはそれなりに劣化してる・・・
ここは大きく切れてるな・・・
この程度なら黒い防水シール剤を打ち込んでも補修できそうなものではあるが。
このあたりも ひびが入っているマルニが多いですよね~
まぁ、三角窓を閉めれば 全くみえない箇所です。
ゴムシールを交換するには
このリベットを削って分解していく必要があるのかな・・・???
こちら側も・・・特殊なリベットやな・・・これは新品で出ないだろう。
うあ~ やっぱり三角の窓枠を分解しないといかんタイプや。
ガラスの回転軸にこのシール、通さなあかんもん。(穴がある)
窓防水用のベルベットモールも交換しなけばならないが
これは部品出るかどうか・・・?
あ~ あるな。1mで6000円か・・・
でも、これを固定する特殊金具が欠品。
だめだ。
う~む・・・
いろいろと金と時間がかかり めんどくさいことが起こりそうな予何がするんで
三角窓は分解しないことにした。
このままの状態で使ってもらおう・・・。
三角窓の劣化したシールから室内側に水が入ってくるかもしれない。
まぁ防水シーツぐらいは売って亀裂は埋めておくが、
心がけてほしいのは
ここに水をホースで無造作にぶっかける洗車は絶対にしないようにし、
そしてなにより、雨の日には絶対にマルニに乗らないことだ。
ドアばらし その2へ続く
BMW2002tii ドア・ストライカー取り付け ― 2025年10月04日 09時16分23秒
BMW2002のドア・ストライカー。
表側と裏側のパーツ。
裏側のプレートが錆だらけです・・・。
サンドブラストします。
いつものとおり こんもりツツジ下の野吹き。
密集した植木が周囲への砂の飛び散りを防ぎます。
直圧式のSPEED BLASTER。
もう20年近く使ってますがいまだ現役。
壊れません!これは便利でいいなぁ
使う砂は、ホムセンで買える遊び砂。
中身は細かめの珪砂で、加熱消毒済みのやつ。(吸い込むときがあるからね・・・)
川砂やガーネットサンドとかいろいろ使ったけど、15kg700円ぐらいで安いし、完全乾燥してるし 庭にまいても問題ないし こいつが一番だなぁ
ブラストしたら すかさずプラサフ吹きで錆び防止。
黒に上塗りしたら ねじ穴についた塗料をタップでさらってCRC556打ち。
ねじも掃除したら 取り付け準備完了。
ドア・ストライーカーはここに取り付ける。「ドアの受け部分」ですね。
このプレートは 裏側に回る。
4つのねじで取り付けるが 今は仮止め。
今後ドアを取り付けたら、このストライカーを微妙に位置調整をして ドアの閉まり具合を調整する。
ドア・ストライカーはドアを閉めるたび、ドアと接触する部分。
ドアを取り付けたら 接触する部分に硬めのグリスを打って、金属摩耗するのを防ぐ。
画像のようにストライカー側がドアの打撃で摩耗しているのは 位置調整がうまくない証拠。
運転しているときの段差乗り越え等で ドアが微妙にガタつくマルニは
ここをチェックだ。
ドア・ストライカーの裏側。
内装パネルを取り付ける前に このストライカーを取り付けること。
こちらは運転席側のドアストライカー。
その裏側。
さていよいよ へこみや錆腐食のある左側ドア修理に着手する時期が来ました。
ドア下のふくらみ多数・・・・暴くと、パテ跡。そこが錆びていて、ドライバーでつつくと穴があくねぇ・・・
へこみの板金修理、腐食個所は切り取りで溶接修理。
パテ盛り、研磨と塗装に、細かい部品の注文と交換と・・・。
あぁ~ めんどくせぇなぁ~~~ でも 最後の3K仕事と、頑張るしかないか・・・。
左右両方あるから これまた資金と手間がかかりますな~。
表側からは絶対に見えないような窓開閉装置用の部品の交換もあるからね・・・
たぶん10月は ドア修理やってたら それだけで終わってしまいそうな予感・・・
いい行楽シーズンなんだけどなぁ
次回からこのドア、まずは ばらばらにしていきます。
BMW2002tii テールライトレンズ補修 ― 2025年10月03日 08時15分53秒
洗浄したBMW2002tii角テールのテールライトレンズ、補修します。
このクリアレンズ、新品で左右2個買うと、6~7万近くするからね。
安く補修するのだ。
過去に補修された跡のある 角のクラック部分。
遠目で見れば、わからない程ですが。
コレ以上傷まないように 裏側からクリア接着剤で補強しときます
電球の熱で反り返っていた部分。
ドライヤーで温めても なかなかこの反りがとれない。
はめ込んで接着剤でスキマ埋め
反っているが この程度なら問題ないだろう。
でもこれ以上 熱で反らないように、
今後は電力消費量の少ない日本メーカーのLEDバルブを組み込むつもり。
上のスモールライトと 下のストップランプにLEDバルブを組み込む。(熱対策)
真ん中のリバースライト、右のウインカーライトは 従来の電球で問題ない。
角にも補強でクリア接着剤打ちます
このテールライトレンズ、ねじの根元の部分が 傷んでないのが幸いだ。
ここが傷むと、厄介ですからね。
数日かけてゆっくり固めます。
よっぽど注意深く見ないと、これらの補修跡は見えないと思います。
BMW2002tii テールライト掃除 ― 2025年10月02日 17時25分28秒
通称「角テール」
後期型BMW2002のリアテールライト。
まんまるの前期型よりもはるかに視認性がアップしています。
リアの透明カバーを外して2本のねじ棒を押し出すと
レンズ部分が外せます。
外したレンズ。
尾灯の部分、熱で曲がっている。
角にクラックあり。
こちらは欠損あり
再使用するかどうかは オーナーさん次第。
ホコリで汚れている。
4つの電球を外しますが・・・
なかにはこんな風にガラス部分のみ外れる場合も。
というのは、尾灯部分のソケット部分の樹脂が熱で柔らかくなり
こびりついていて 外れない!
ガラスを割って ペンチで取ることに・・・
ようやく取れました。
受け部分が 壊れなくてよかった。
ブレ―キライトの電球の上部分、熱で溶けています。
これはどんな角テールでも同じですね。
分解。
フレーム枠、ゴムシール、本体、透明カバー
レンズを洗浄
本体も汚れを洗浄
綺麗になりました。端子部分をしっかりエアブローします。
乾燥させます。
電球をこのまま白熱電球で行くか、
あるいは 余り熱を発しないLED球にするか。
BMW2002tii メーターのオーバーホール2 ― 2025年10月01日 08時08分59秒
メーターのオーバーホールの続き。
トラブルの現状。スピードメーターケーブルを回すと、
①トリップメーターとオドメーター不動
②スピードメーターの針がビクンビクンと踊る。
②スピードメーターの針がビクンビクンと踊る。
トリップ&オドメータ不動からなおします。
世界中のマルニで高確率でこのトラブル起こってます。
自分は 以前修理したことあるから 同じようにやってみます。
ここ。スピードメーターケーブルを回すと、
この柔らかい金属製の歯車が動かないといけないはずが 動かない・・・。
中心を貫通している3mmシャフトと歯車が一体となって動くはずが
カシメがきかなくなって シャフトだけが から回りしているのが原因。
3mmシャフトを少し引き出します。比較的楽に引き出せます。
これで問題の歯車が抜き取れます。
あ、手前の小さい歯車が並んだシャフトも先に少し抜いておいてください。(端がカシメてあり広げてあるので抜きにくいですがそこはなんとかして。)
オドメーターの一桁目の数字ギアも1個外しまして
これぐらいのスペースを作ります
柔らかい金属製の歯車と 一桁目歯車
金属製の歯車にシャフトのはまり込む箇所のみに
先尖りの硬い棒でつついてシャフト表面を荒らします。
荒らすのは歯車への食い込みを良くするためです。
外した歯車2つをはめ込みます。
表面を荒らしたので、はめ込む際に抵抗感があるはずです。
金属ギアに食い込ませるように 小さめの金づちでコンコン叩きました。
これでシャフトと金属製歯車が一体となります。
手でシャフトを回してみて 一体化してるか確認。
一方、5つの数字歯車のほうは、シャフト回転に関係なく、フリーに軽く回らなければなりません。
手前の小さい歯車群を入れますが、小さいプラスチック歯車と数字歯車とのかみ合いがあるので一発では決まりません。
そこはうまく 押したり引いたりで はめ込んでください。(なかなか苦労します)
これでトリップ&オドメーターは動くはずです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてもう一つのトラブル、スピードメーターの針が踊るってやつ。
これも自分のマルニで過去にあったトラブル。
画像の右端に映っている22ミリのリングナットを外し、マイナスボルトを2個外して
このようにばらします。
するとどうだ、針と一体になっているドラッグドラムの内側に硬いグリスがべっとりついてるではないか!本来ここはグリスも何もないはずなんだが。
この硬いグリスが 右の回転磁石盤と接触して、針がびくびくと跳ねていたんだな。
本当はドラッグドラムと回転磁石盤は 接触しちゃいかんのよ。
針が踊ったりビクンビクンする場合は、ドラッグドラムと回転磁石盤が接触していることがほとんどだ。
これは・・・
前回見た、スピードメーターケーブルの差し込み口にあったグリスが原因ではないか??
これは想像だが、
・・・・以前メンテしたどこぞの阿呆が、良かれと思ってここにグリスをタップリ打ちこみ、
スピードメーターケーブルを差し込んで組んだ・・・。
その大量のグリスが、メーターのドラッグドラムの部分にまで押し込まれ、流れ込んでいった。
そしてあふれたグリスでドラッグ ドラムと回転磁石盤は接触するようになった・・・。
スピードメーターケーブルを差し込んで組んだ・・・。
その大量のグリスが、メーターのドラッグドラムの部分にまで押し込まれ、流れ込んでいった。
そしてあふれたグリスでドラッグ ドラムと回転磁石盤は接触するようになった・・・。
綺麗にドラッグドラムの内側をパーツクリーナーでグリスをふき取ります。
本来はこうでなきゃいかん。
次。
回転磁石盤を抜き取ります。軽くはめ込んであるだけなので 取れます。
思った通り、スピードメーターケーブル側から上がってきたグリスでぐちゃぐちゃ!
あるいは、ご丁寧に ここにもグリスを打ちやがったか?
付着していたグリスをきれいに取り、回転シャフト部分には、グリスではなく
エンジンオイルをたらし、暫く回してなじませます。
こちらもきれいにし、エンジンオイルをたらし、回転させて馴染ませる。
これで回転がすごくスムーズになります。
回転磁石盤もきれいにしました。
回転磁石盤をぐっと!はめ込みます。
回転磁石盤が取れないように、赤矢印個所を数か所 軽くポンチしてカシメました。
自分のマルニでも、
この押し込んだはずの回転子がすこしづつ浮いてきて、
ドラッグドラムと接触して 針が IKKOのどんだけ~!状態になりました。
そのときの修理記事はこちら。
どんだけ~~~!!!
マルニのメーターではよく起こる事なんで
慌てないで修理してください。
このあと組み込んで、ドリルで回転させてみますと
今度は針がダンスすることは無く、ぴたっと安定しています。
トリップメータ―も動きました。^^
LEDライトへの照明交換と、トラブル①②の修理をプロに頼むと、
最低でも5万円はとられるだろうと思う。
さてくみ上げて、照明の最終確認。OK
メーターのオーバーホール、完了です。
壊れて動かない時計を ダッシュボードに込みこみ。
飾りだけ~~。(笑)
時計は壊れてて動かないので、メータークラスターへの配線は、接続しないでおきました。
タコメーターへの配線、12ピンコネクタをつないで
メータークラスターをダッシュにはめ込みます。
ちなみにメータークラスターの脱着する際にはハンドルは外さないといけません。
外すとき22ミリのソケットが必要です。(ハンドルをシャフトに固定するナット)
ダッシュの下側から手を差し入れて
赤矢印 裏側から2個のM5ローレットナット&ゴムワッシャでメータークラスターを固定。
青矢印 スピードメーターケーブルの先をメーター裏の穴に差し込み、筒型リングナットで固定。
以上で 完了です!
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