ウォームアップレギュレーターのオーバーホール 1 分解編2026年02月17日 12時04分16秒

インジェクション・ポンプのうしろに取りつている
ウォームアップレギュレーター(WUR)


これの役目は2つ。
1:エンジンが冷えているときの冷間時始動で
補助的エアをインマニに導入し、アイドリングを1500rpmぐらいにアップさせることだ。(スムーズな冷間始動に貢献している)
そしてある程度水温が温まってきたら、エアの導入をカットすること。
2:冷間始動時にインジェクションポンプから噴射する燃料を増量させるレバーを押すこと。補助的エアと同様に、水温が上がるにつれ、徐々に燃料の噴射量を通常状態に戻していくこと。

おもに寒い時期に活躍してくれる装置だが
ともに、真冬の気候で、エンジン始動してから最初の15分ぐらいでその役目は終了する。
ウォームアップレギュレーターの名の通り、「暖気運転の調整装置」なのだ。

もし2002tiiで寒い時期に冷間時始動で最初1500rpmぐらいまでファストアイドルが上がらない場合や、ガレージから出た走り初めにエンジン調子が悪いとかの症状があるときは、WURに問題がある場合が多い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2002FAQのストアで買うことができる。135ドル。
分解組み立てのためのツールと、ワックス・アクチュエータやオーリングが
セットになっている。


オーバーホールと調整の仕方はこちら



では分解から。
付属のツールでスクリュー・カラーを回して外していく

カラーを外した瞬間、中のスプリングの力でロッドがビョーーンと飛び出てくるので注意。

中にはいっているスプリングとオペレーティング・ロッドをつまみ出す

カーボンですすけている・・・

ケースの中


中のスペーサー・チューブを取り出す。

その下にある ワッシャーを取り出す

そして、ワックス・アクチュエーターを取り出す。
黒い輪っかみたいなものは、つぶれたゴム製のオーリングだ。


分解後。


新旧のオーリングと、ワックス・アクチュエーター。
中に温度で膨張/収縮するワックスが封入されている。


ロッドは差し込んであるだけなので 抜いても ワックスが出てくることはない。
ロッドを奥まで押し込んだら、ワックスの反力を感じる。


取り外したワックスアクチュエータをストーブの上に置いてみたところ
ワックスが膨張してロッドがせりあがってきた。
ピンクのマーカー位置から 15mmぐらい、上がった。
ふむ、まだ機能はしているようだ。


新旧比較。
若干のロッドの長さの違いは、エアコーンの位置調整でどうにでもなるので
問題ない。



オペレーティングロッドにねじ込んで固定してあるエアコーン


イモネジで止まっているので ゆるめる
これが固着してなくてよかった。


エアコーンは回すことでその位置を調整できる。
これがのちに大事な調整となる
エアコーンの頭には斜めに切り欠いた部分があり
ここからエアを吸い込めるようになっている。


水温が高いと、エアコーンは上にせりあがってくるので
この状態では補助的エアをインマニに吸い込めない。

寒い時の状態。
エアコーンが最も下がった状態となっていて、補助的エアをたくさん吸い込める。
以下のような流れとなる。
冷間時にエンジンかける。→ エアコーンから最大の補助的エアを吸い込むのでアイドリングは1500rpmあたりにあがる。 → 徐々に水温が上昇 → ワックスアクチュエータ内のワックスの膨張が始まる → ロッドに押されてエアコーンが徐々にせりあがってくる。 → エアの導入路が徐々に小さくなっていく(スタート時の1500rpmのアイドリングをだんだんさげていく)
→ 水温が60度を超えるころには、エア通路が完全にふさがれ、アイドリングが1000rpmあたりにおちつく。
・・・というような流れだ。



ワックスアクチュエータを抜き取った後のケース内。
キレイにそうじする


冷却水が通るホース接続箇所は
腐食がひどかったので

PORパッチパテを塗って虫食い状態を補修し。

脱脂、表面荒らし。厚手のアルミテープの用意。
ウルトラカッパーを接着剤代わりにし、厚めのアルミテープを巻く。
硬化するまで 針金で巻いておく。
こうして腐食でやせた部分を補修する。



組立は明日以降に行う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
にしやんの愛車はBMW「?」←数字4文字で答えてください(スパム対策)

コメント:

トラックバック