BMW2002tii ピストン、クランクシャフト洗浄 ― 2025年01月24日 14時35分21秒
ピストンとコンロッドの分解
ピストンピン(直径22ミリ)を打ち抜きます。
ピストンリング外し
ピストンリングのエキスパンダーは2002のピストン専用に 多少いじってある。
ここの爪の部分にを金やすりを当てて
刃物みたいに鋭利にしておくと リングをしっかりつかんでくれる
左から、オイルリング(3つ)、セカンドリング、トップリング
リングの溝の汚れは・・・そんなにカーボンのこびりつきはないねぇ
スカート部がこすれてるピストンも一部ありましたが
これぐらいはいつもあるので 再利用している。
裏もそんなに汚れてないな
ピストンはいつものとおりパーツ洗浄液で煮ます (暖かいほうが良く汚れが落ちる)
こびりついたカーボンなどを洗浄し、水洗いの後、乾燥させます。
真っ黒だったピストンがピッカピカです。
手に持っているのが 洗浄後のコンロッド。
長年の黒ずみが取れました。
このあと、錆びないように エンジンオイルに漬けこんで 保存しときます。
続いてクランクシャフト。
クランクシャフトの黒ずみも洗浄。ジャーナルに通じるオイル通路の穴も!
いつもの 洗剤を使って軍手撫で洗い。
水で洗浄後、エアブローして乾燥。
特にオイル通路はしっかりと水気を飛ばす。
錆が発生しないよう、すぐに全体にエンジオイルをまぶし、立てて保存しときます。
腰下のロワーカバーの洗浄。
外側は真っ黒け、内側もスラッジで真っ黒けだった。
2002tiiはインジェクション仕様なんで 形状がキャブ車と大きく違いますね。
形状が複雑なんで 洗うのも疲れるわ~
これの新品は出ないので 慎重に洗います
ウォーターポンプの取り付け面をオイルストーンで平面にしておく。
頑固にこびりついたガスケットがとれないときは、
ムリにスクレーパーで削り取ろうとしないで
ケミカルを使って溶かします。
ふ~~!
やっとキレイに!時間かかったわ~
オイルフィルタを取付けるハウジングのガスケットも
石みたいに硬かった!
スクレーパーでも歯が立たないときは
ケミカルを吹いては削り、吹いては削りです。
このあと、オイルストーン(砥石)で研磨して完全平面にします
最後はパーツ洗浄台で綺麗に洗浄します。
古い車の燃料ポンプを流用した
自作の 12V循環式パーツ洗浄台です。
おっと クランクシャフトの後ろ側のオイルシール外し、忘れてた。
ハウジングもきれいにしました。
とまぁ、こまごま、雑雑としたパーツの洗浄は地味な作業ですが
レストアでは実はとても大切な作業です。
できればみんな 新品に交換したいが、先立つものの限りがあるからねぇ・・・
次はシリンダーヘッドに移ります。
これまた、洗浄が大変そうだ・・・・
なるべく 洗浄液への漬け込みで 汚れ落とすようにしよう。
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