BMW2002tii エンジン分解3シリンダーヘッド分離2025年01月14日 16時40分22秒

シリンダーヘッドをブロックと分離します。

ディストリビューターの刺さるハウジングを外す。

その下にある パイプコネクタを外す。
エンジンからヒーターコアへクーラントの流れていきますが、エンジン側の出口の部分になります。
けっこう錆びてるので新品に交換するつもり。


アッパーカバーを外します。
カムシャフトプロケットと タイミングチェーンがあらわになります。

スプリング式のチェーンテンショナを外します。


カムシャフトスプロケットをカムシャフトから外したら
タイミングチェーンは横に寄せて置いておく


10本あるシリンダーヘッドボルトを緩めて外します。
この長く太いボルトが ヘッドとブロックをがっちり緊結しています。
このボルトは緊結の時に大トルクで締められてさらに角度締めされてるので塑性域まで伸びきっているので、再利用はできません、新品を買うことになります。


シリンダーヘッドをゴムハンマーで叩きショックをあたえ、取り外したところ。
シリンダーブロックとピストンが見えました。

古いヘッドガスケットをはがします。これまでごくろうさん。


今後、クランクジャーナルの計測等、いろいろ計測を行ってから ピストンを抜くことになります。
赤茶色い不定形の穴がウォータージャケットで、クーラントの通る通路。シリンダーを取り囲んで冷やすわけですね。
手前側の直線的点線的な穴はオイルの通り道。


こちら 取り外したシリンダーヘッド。
ヘッドも冷やすためにウォータージャケットがありますよ。


1番シリンダ燃焼室。
良く焼けてるようみにえるが。
TDCで取り外してるので吸気/排気バルブは両方とも閉じてます。
大きいバルブが吸気バルブ、小さいのが排気バルブ。
バルブの間にある小さなでっぱりがスパークプラグの先端。



2番シリンダ燃焼室 ちょっとすすけてますが 許容範囲かなぁ?でもプラグ先端まですすけてる

3番シリンダ燃焼室 
最もカーボンがひどい。排気バルブすら黒いもんね
プラグのギャップがカーボンでつながりそうだよ?燃焼室内にオイル漏れしてたかな?
あるいは混合気が濃いか。
この車、アイドリングで黒くすすけた排ガスが出てたもんね。
オイルが燃えてるんなら エンジンOHで治るが。
オイルが原因でなく混合気が濃すぎるというなら、インジェクションポンプの調整か・・・?



4番シリンダ燃焼室 こちらもカーボン多め



ちなみにこれは キャブ仕様のBMW2002Aのシリンダーヘッドを降ろした時の写真。
まぁ・・・どのマルニもこんな具合に黒くすすけてますわな(笑)
ただしプラグ先端はすすけてないからね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
にしやんの愛車はBMW「?」←数字4文字で答えてください(スパム対策)

コメント:

トラックバック