丸テール 電装チェック3(スターター系統)、エンジン始動2023年12月01日 06時00分41秒

電装系チェックその3はスターター系統。
これは配線を確認し、キーをひねってスターターをかけてみるだけ。

しかし!!
キーをひねっても沈黙・・・
スターター回らなかった!
え~~ なんで~!!!???

さぁ~ トラブルシューティングいってみよう!

イグニッションスイッチ裏の配線は正しい。
一度ぬきさしして確認。
スターター50番端子に行く配線の断線かもと思い、テスターで配線も導通を調べる。
こういうのは、順にたどっていけばいいのだ。
必ずどこかに原因があるはずだ。

エンジンルーム、スターターの50番端子に刺さる配線を抜く。
その端子に刺したテスターの棒に 端子がくっついて出てきたではないか!
なに!?
スターターの50番端子に差さる平型端子が、絶縁被覆の中で折れていた!
ここが断線箇所だったのだ!

あはは~何でも起こるな~~~~
確かにここは やってなかったけど~~~
まさか端子部分が 折れてるとは思わんでしょ^^;
何度も抜き差ししてると 金属疲労で折れるんやな
やっぱ、古い端子は 可能な限り新しくした方がいいってことだな。


ということで はい、これはやり直し~


新しい平型端子に交換しますが
・・・ぶっとい配線なので 端子のカシメ部分で ツカミきれんのよ・・・
ああっコレ、指がまわりきらないわッ・・・・♥ ってやつですね。^^;

そこで、別の端子素材で一巻きしてしっかりカシメる。

さらに熱いハンダを溶かし込んで しっかりとした端子を作りました。

差し込む箇所も見えにくいので 鏡でちゃんと差し込まれているか、眼でも確認!

これで50番端子、OK!!な はず。
赤いカバーしてある部分は、バッテリーのプラスに直につながっているんで、
不注意に触れて感電しないように!
バッテリに12.4V以上の電圧があるのに、スターターが全く回らない!というときは、
このようにチェックしてみてくださいね。


ではでは
排気ガスを外に出すようにして、エンジン始動します!


エンジンは すんなりかかりました!
まぁ、エンジンをばらしたわけでもないしな・・・当然といえば当然ですが

でも、、あれ。。? タコメータ動いてない。
ダッシュを叩いても 動かないね。ちゃんと配線をしたはずだが・・・・
メーター外して後日チェックしよう。
ついでに右側に写っているワイパー・ノブも ちょっと配線の手直しが必要なので。


エンジンのかかったマルニ。
すぐ、エンジンの下でオイル漏れがないかチェック。
今回取り付けたオイルフィルターのサンドイッチブロックの箇所、大丈夫。心配だったのよ、ここ。
燃料リターンラインもガソリンもれなし!



エンジンをふかして クーラントをヒーターコアに循環させるとともに エア抜き



新たに取り付けたバッテリモニタは 満充電の100%を指しています。
バッテリにもしっかり95Aハイパワーオルタネータが14.6Vで充電しています。
ちゃんとボルテージレギュレータも仕事していますね^^
電流は+15.6アンペア使用中か。
14.6V×15.6A=227.76W  クリあげて228W
わかりやすいねコレ


アイドリング状態 吸気側


キャブの破けたインシュレーターを交換したので
これまで聞こえていたシュシュシュシュシュシュ・・というエア吸い音も
聞こえなくなりました。^^
3番シリンダ―の吸気で エア吸っていたんよね




アイドリング状態 排気側



アイドリングで結構、エンジン振れるんよな・・・
とくに排気側のエンジンマウントのところでかなり振れてる。
これはここに入庫したときからだった。
エンジンマウント交換してあんのかな??それとも未交換のまま?


セミトラで点火系を強化したので 始動性、良くなりました。
3回始動してみた。(エンジンが温まった後の 温間始動ですが^^;)



アクセルリンクの戻りスプリングも 最初ついて居たほっそいものを捨てて
マルニ純正に近い強力なスプリングにしたので アクセルの踏みごたえも良くなりました
わざわざ ばね屋で作ってもらったものです。
結果、アクセルの踏みごたえも良くなった


30分アイドリング後の 3連メーターの値。
電圧14V,油温75度 
油圧はアイドリング時では2.0ぐらいですが、
エンジン回転とともに油圧も上がるので3,4,・・・と上がっていきます 


水温計と油温計
このときまだ80度仕様のサーモスタットは開いていなかったから水温も80度以下と思われる。
気温10度以下で ちょっと水温計が上を差しすぎとも思われるが・・・
(水平ぐらいに差してほしいなぁ ・・・水温センサーの交換で も~すこし下を差すようになるかな?)
まぁテストランで走行中にどのあたりを指すか 様子を見よう



ヒーターバルブも開閉はできている。
右側のエンジンから左に熱いクーラントが流れ込むが、左の指で触った部分が熱い。
ヒーターバルブの開閉操作に伴って、吹き出し口から吹き出す温度が変化します^^
温められたエアが吹き出しますね~
これでちゃんと暖房効くようになったので 真冬でもポッカポカです


水漏れチェック。
これはアツアツのエンジンを切って 一晩おいてみなければわからない。
明日になって漏れてないことを祈る


あとはワイパー関係の配線手直しと(黒い2本のラインを逆に付けてたみたい)
ワイパーの根元修理

タコメーター不動の原因をさぐり、

電動コンプにガスを入れてクーラー動かしてみれば

ぜんぶ手間暇かけて手直ししたマルニの電装系は
ほんとにこれで 終わりとなる。


そのあとは ドア周りの修理と、
センアーベアリングの交換をして 今回レストアは終了。

12/10までに終わらせたい。