BMW1502 クーラーガス漏れ止まるも、冷え不足・・・ ― 2023年08月09日 17時53分26秒
経年劣化よ強引なフィッティング挿入で裂けたACホース
今回、新しいホースの直径に合わせ、交換。
オーリングは別途用意です。
ホースは内側になおロンチューブの入ったたつです。
拭き出たコンプレッサオイルは15ccと見立ててコンプ高圧側に入れた。
オーリングもR12用 新しいものに。 内径11ミリ×2ミリ サイズ
ホースを接続
反対側は フレア接続。当たり面をコンパウンドで軽く研磨。
コンデンサ側のフレアのチェック。傷はない。
ここの箇所は 漏れはなかったが 念のためナイログ塗布
しっかり接続
真空引き20分!
その後、見つけてしまった雨水ドレンのゴムチューブを交換
ここに挿入。
ぴっちり はまりこみ
ドレンを下から覗いたところ。
クーラーは1時間放置したところ、赤マジックの点から圧力の変動なし。
よーし! 漏れはなくなった^^と思う。
ではガス缶を開封してガスを入れていきます。
気温30℃。
高圧バルブを閉めたら、
エンジンかけて キャブを調整し1800rpmにする。
ガスは、低圧サービスポートから入れていきます。
缶が冷えるので、ぬるま湯につけながら。
R12を1缶250g入れてここまでの圧力となった。これって ほぼ適正圧力。
ん?ほんとは400g入ったんだよ?2020年の8月の3年前は。
6割しか入っていないのに もうここまで圧力あがるの、おかしくない??
で、冷えはというと、いまいち・・・23℃・・・10℃以下を期待していたのに~~
だよなぁ、6割しかガスはいってないもんなぁ。
でも圧力はもうほぼ上限にいってるんだよ???
これはもしかしたら エキパンのバルブがやや開度不足なのかもしれません。
だって6割程度の250gしかガス入れていないのに この気温での上原圧まで上がってる・・・
「詰まった」という完全アウトなレベルではないが・・・もう少し、エキパンのバルブが開いて 冷媒をブシューとエバポに吹き込んでほしい。そうすればもっと冷えるだろうに。
エキパンの接続は、フレアタイプか、それともオーリングタイプか・・・
外してみないとわからない。
‥‥と、思っていたら、
2017年にこの車をレストアしたときの画像が残っていた。
このクーラーも隅々までばらしてチェックしたのだった。
そのとき エキパンも子細にチェックしていたのだった
旧車によくあるフレアタイプのエキパンであった。
高圧のINはたぶん3/8フレア、OUT側は1/2フレアだ。
ガスの出口には バルブ開度を調節するねじがある。
外してみてこれを調整してみよう。
締めこむと中のスプリングがニードルを押して、バルブはより開き、噴射量は適正となり
エバポはもっと冷えるはずだ
入り口にはメッシュのフィルターが入っていた。
バルブ開度をいじる前に、 ここにゴミが詰まっていないかもチェックだ。
まぁ・・・この際、交換するのが一番だが。
ヤフオク!にフレアタイプのエキパンの出品があった。
同時に リキッドタンクも交換するのが吉だろう
話は戻り
はたしてこのイマイチ冷え状態で乗れるもんなのかと そのまま正午ごろ35℃炎天下のなかを試乗。
速度が乗って コンデンサーが冷えれば 吹き出し口温度は20度を切るね。
でも ファンは5割以上に回さないと やっぱ何となく暑いです。
逆に言えば、この炎天下でも「暑い!」と感じずに何とか乗れるレべルである。
本来の6割しか冷媒入れていないのに この酷暑の炎天下でもそれなりに冷えてしまうR12フロンガスの強さよ・・
さて
世間は盆休み直前、いまからエキパンを手配しても 届くのは盆明けごろとなる可能性。
オーナーさんとも相談して ここはいったん車をお返しして 盆休みに乗ってもらうなどし、
盆明けにまたエキパンのチェックの方を行うことにしました。
この日のうちに オーナーさんちに乗っていって1502を返し、
帰りはエアコンのこわれた代車で帰ってきました。^^;
ということで、BMW1502のクーラー修理、
ガス漏れ箇所はド派手に判明しましたが、そのあと
最期はスッキリしないおわりかたの 前半戦でした。
納車は 夜に自走してオーナーさんの家まで行った。
気温28度ぐらいの熱帯夜!
でも風量も 冷え具合もこれ具合の位置で十分涼しい。
気温が下がると 良く冷えるな
吹き出し口の温度計は12℃、外気温28℃。
昼間は頑張っても吹き出し口20℃で、外気温35℃。
だいたい15度ほど冷やすってことで 気温に合致しているな。
これでも十分冷えますが もう5℃、冷えてくれんかな。
出ないと真昼間のドライブが少々厳しい。
とりあえず オーナーさんに 乗ってみてもらいます。
もっとひやしたいなら 盆明けにエキパン調整または交換だ。
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