BMW1502 クーラーガス漏れ修理1 ― 2023年08月01日 14時07分43秒
同県の1502さん、緊急入庫!
クーラーが冷えなくなったということ。
コンプは回っているが、サイトグラスを見るもガスがない。
もちろん吹き出し口からは冷たい冷気が出ません。
さっそくゲージマニホールドをつないでみます。
20分真空引きして 様子を見ます。
真空引き後は赤色矢印を指していたのですが
1時間で青色矢印にまで圧が戻りました。
言うまでもないことですが 明らかにどこかから漏れ箇所があります。
この1502のクーラーシステムはR12の旧冷媒です。
かつてメンテしたときに蛍光剤を入れましたので
漏れ箇所をブラックライトで確認していきます。
漏れがあれば、蛍光剤も一緒に漏れるので、派手に光って見えるはずです。
コンデンサとの接続部分 問題なし
コンデンサ自体のチェック。問題なし
コンプレッサー周辺 問題なし
配管接続部。ABAのホースバンドのダブル締め。
ここじゃあないか・・・
となると室内側か・・?
エアコンパテで保温したところを めんどいですが 剥いていきます。
おお?低圧側の接続部分・・・変だぞ
あっここだ!暗くしてブラックライトを当てると
蛍光剤が派手に光ってます
接続部のパテむきました。黄色っぽいですね。
もうこれだけで 漏れてるとわかる・・・
ライトあてたら こう見える
通常の目視と、ブラックライトを当てたときの 見え方の違い。
蛍光剤のついたパテは 一目瞭然です。 蛍光剤は やっぱりいいわ。
ほかの配管接続部分もみましたが、他はダイジョブでした
低圧配管のフレア接続部分からの漏れです。
フレアナットに、まったくゆるみは無かった。緩めるのに苦労したほど。
となrと原因は・・密着不足・・・フレアに傷などがあるか。
漏れたコンプオイルを10ccばかり ホースの中に追加
どれだけ入れるかが 難しいんですが。
入れないと、コンプを焼き付かせるし・・・入れすぎてもコンプ壊れるらしい。
自らのゴーストを 信じるしかありません
フレア部分をよく見ると 錆らしきものが。 なんでこんなところに・・・
これが原因なのかな
#400→800→1200と 耐水ペーパーで磨きました。
管にたまったコンプオイルを都度排出しましたので 中に磨きカスは入れてません。
このまま接続しても 、また漏れるだけと思います。
そう、自分のゴーストが告げてます。
こういったフレアのもれを防ぐには フレア用の銅パッキンを入れます。
柔らかい銅が変形し、ぴったりと密着してくれる。
密着シール剤もありますが、R12 にはどうだろうか?つまりR134aにはいいようだ
フレア銅パッキンはすぐに注文したのですが、明日到着。
それまで 以前から気になっていたことを実験する。
液体ガスケットはカーエアコンのフレアをシールしてくれるのか?
いつも使うウルトラカッパーを塗ってみます。管内に入れないように・・・
とはいえ 締める際に密着させれば内側にもぶちゅ~はみ出すだろうけど・・・しかしそのはみだしがとれてシステム内を輪っか状のガスケットかすが巡ることはないと思う。(けっこう頑張ってオイルの中でもくっついていることは経験からわかっている)ウルトラカッパーは塗ってしばらく置いて半分固まったような頃合いで 締めること。
24時間硬化を待って また明日 真空引きして圧力変化しないかを見てみます。
真空引き後のゲージ圧に変化なければ しっかりシールしてくれたという事だが、その後の経過は未知の領域だ。・・・まぁ耐熱と耐化学性をうたうウルトラカッパーだからガス漏れの心配はないと思うのですが。(分子レベルではわかりません。)
何事も トライ&エラー&リカバーだ
・・・・・・・・・・・・・
もう一つの整備事項が ペダルカバーの交換。
ご覧のように 経年劣化でボロボロです
以前からこれは知っていて、次に入庫したときにやろうネと1年前から言ってあった箇所です
手で落としました。
予想どおり、なかは錆びてます。水がはいってじめじめと溜まるんでしょうねぇ~
また錆取りの作業です。
今回の整備は 1週間で上げたいな!
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