BMW2002A 暑さ対策 その6 キャブのインシュレータ追加 ― 2023年07月12日 13時05分12秒
パーコレーション対策として
キャブのインシュレーターをつくります。
インマニからあがってくる熱を キャブに伝えないようにするための
断熱材みたいなものです
キャブはなるべく熱くなってほしくない。
エンジンルームの熱さもありますが、けっこうインマニからの熱伝導がパーコレーションを引き起こしているのではないか。
実際、気温30度で1時間走ってインマニを計測してみると、70~80度ありますよ。
フロート室はこの時60度近くで、確実にパーコレーション起こしてます。
理想はフロート室で45度未満です。
インシュレータには 紙基材フェノール樹脂積層板 10mmを使用します。
別名 ベークライト といって 耐熱120℃の樹脂です。
ベークライト板とは耐熱性、強度、電気絶縁性などに優れた、性能バランスのいい熱硬化性樹脂です。 現在は樹脂単体ではなく、樹脂に基材(紙または布)を織り交ぜて成形した積層板として流通しています。 耐熱性や電気絶縁性に優れる点、強度が高い点、射出成形で加工できる点などは、ベークライトのメリットです。
加工性は抜群 かなり繊細な加工ができます
インマニの穴径と キャブの穴径が数ミリ違うので
加工してぴったりに合わせました
インマニとインシュレータに若干の段差があるので インマニ側を少し削ってやりました
たいした変化はないと思いますが^^;
余計なエア吸いがないように 厚めのガスケット紙でインシュレーターの上下を挟みます。
左のアルミ板は インマニの熱がキャブに伝わらないようにする遮熱板です。
10mmでどのぐらい断熱性があるのか テストランして 今後 検証してみます
まぁ4本のねじを伝ってくる熱は 防ぎようがないですが
これで少しでも パーコレーションが起こらなければいいのですが
海外ではキャブ車用に17ミリほどのインシュレータも
売られていますからね(マルニ用ではないですが)
テストランで温度を見てみました。
気温33度、湿度80% 水温計付近で94度のとき
キャブ直下インマニ 75℃
インシュレータをはさみ キャブの一番下 55℃。
20度も違う。
もっとも ベンチュリの部分では 45度と、エアが通る部分故、インマニよりは冷える部分ではありますが
キャブが10mm上がったので
スロットルリンクの軸受けも上げます
それに連動して アクセルリンクのスプリングの張りの長さも変わるので
(アクセルのふみごたえが変わってしまう)
こちらも新しい穴をあけて 従来のふみごたえをキープしました。
もうほどんど 暑さ対策はやりつくしました。
あと 残る方策は一つ。
キャブ自体を冷やしてやることです。
つづく
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