BMW2002A AT(3HP12)のバルブボディ取付ほか2022年06月27日 20時02分39秒

ZF製の3HP12 オートマチックトランスミッションのバルブボディを取り付けます。
ATFにどっぷり漬け込んであったバルブボディを久々に取り出し。


取付のボルト類も確認。




ここからは過去の写真ですが
取り外した時はめっちゃ汚れていた


これを手慣れた人に依頼し、バルブボディを分解清掃再組み立てをしてもらいました。
E24635CSIのバルブボディもお願いしたこともあり、リーズナブルにやっていただきました。
これはその時にとってもらった写真数枚です。
上下を分割 結構通路がスラッジで汚れています。

ピストンの分解

ピストンの一部がさびていたという事で研磨しモリブデン加工された

洗浄後

ここからはにしやんのとった写真で
取り外しのときのかなり汚れたATF・・・ようこんなんで走ってたわってくらい。

で、OHは1年前に終わっていたが すぐには載らないという事で アドバイスで 錆び無いようにATFにどっぷり漬け込んでおいたものを今回取り出し。


取付ボルトを通し、位置を確認
シンプルで小さいよね~


これまでOHしてきた他車のバルブボディと比較。
時代が進むにつれて また 多段化するにつれて どんどん電子化され複雑になっていきます。
変速もものすごくスムーズ、快適になりますが^^




さてATFを切ったあと これからマルニに取付。

ゆっくり上げて

シフトセレクタ―とのかみ合い OK

あとは12本のボルトを締める。8Nm.
バルブボディ とりつけ完了


ここでシフトセレクタ―のカムが スターター・ロッキング・スイッチを押すかどうか確認。
下写真はO位置(ニュートラル)でスイッチを押していないのでスターターを回せる。

下写真はR位置(リバース)でスイッチを押しているのでスターターを回せない。かつ、リアのリバースライトが点灯する。

シフトレバーが P(パーキング) または O(ニュートラル)の位置にあるときはカムのくぼみがあってスイッチを押さない。

配線図で見ると34がスターター・ロッキング・スイッチ。
PとOのときは マイナスアースとつながっていて、それはスターターリレーのアースにつながっているので(0.75 BR-SW 77)、46番のスターターリレーに電気を送ることができ、スターターを回すことができる。
それ以外の位置では スターターを回すことができないという電気的仕組み。

これがスターター・ロッキング・スイッチ。
茶と茶黒のラインが上記のスターターロック関係のものでスイッチの「50番」に接続。
白緑と白青のラインはスイッチの「15番」に接続されるリバースライトスイッチ関係。Rの位置でカムがスイッチを押し込んだときのみつながり、リバースライトが点灯する。
 
50の端子は内側に 15の端子は外側にある。
このスイッチはワロスで出ますが 早めに予備を確保がいいと思う。




いよいよATFオイルパンの取り付けとなって AT側のねじ山(M6)が1か所だめになった。

穴をほじくりM8タップでねじを切りなおし M8ボルトで止めることに。

無事ATFオイルパンはついた。
ドレンワッシャーはM18(内径18ミリ)の銅ワッシャ―。もち 新調です。


暑いので ここで休憩。梅塩スイカ。


もうひと頑張り。
油圧ホースのプロ 小鳥商会で作ってもらった ATFクーラーオイルラインの取り付け。

この油圧ホースの取り回しですが 
このあたり、運転中に動くものが多いので(ステアリングアーム、アクセルロッド)
ホースと接触しないよう しっかり固定します。

ステアリングギアボックスの横 と ベルハウジングで 油圧ホ-スを固定。

これは取り外した時の ATF油圧ホース。
ラジエターの下部に小さなATFクーラーがあって ここで冷やします。ラジエターは今回使うもの

取り外したATF油圧ホース2本。これを小鳥商会に送って 口金は再利用しホースのみを日本製の信頼のおけるもの(横浜ゴム 1.5Mpaまで耐える)に交換してカシメてもらった。




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