BMW2002A 電動シート化 12022年04月24日 12時47分07秒

なにやらデカイ荷物が着払いで届きましたよ。

自動車の革張りシートです!


先日ヤフオクで落札した BMWE92(3シリーズクーペ)の左側シートです。
安かったんよ~~!送料込みでも8000円しない!安いでしょ~~~
一時期 E90の335iセダンに乗っていた時があるので この革シートの良さは前から知っていた。
ゆったり座れて、各部が細かく調節出来て、ムレなくて、長時間の運転でもほとんど疲れない。
座り心地、快適性は、マルニオリジナルの50年前のシートとは雲泥の差である。



それをこのマルニの運転席に装着しようと思っている。
オーナーさんもオリジナルのシートからよくなるのであれば、ということで了承。
こう見ると、小さなシートやな。

ともかく、手に触れるところ、体に触れるところを心地よくしていくことが旧車を長く乗るためのコツだと思っている。
乗って「気持ちいい」ようにしないと、ただでさえ気難しいキャブの旧車を長く愛するモチベーションが続かない。
そういうわけで、にしやんはあまりオリジナル状態維持にはこだわらず、安く流用できるものはどんどん取り入れて乗りやすくしていくレストア方針だ。



さっそくシート電動機構の各部を点検




電動モーターがいくつか。メイン配線はぶった切ってある。
なにやらコントロールモジュールみたいなものがあるが、中にはリレーがたくさん入っているのかもしれない。


バッテリを持ち出して モーターに12Vをかけて動作を確認。
前後、シート座面上下、座面角度の基本調整はちゃんとできた。
その他のランバーサポートのエア充填によるふくらみ調整などのサブ調節機構は、
今後どの配線か研究し、確認していく。配線図があれば一番いいんだけど・・・。


おおもとの12V電源コードの場所もわかった。一番太い茶色(-)と赤色(+)ということですぐにわかる。アクセサリー電源につなげることにしよう。
ちゃんとシート横の調節スイッチでシート動作できました。^^


このモーターが 背もたれのリクライニング用だ。12Vをかけるとちゃんと動作した。
しかし調整スイッチではリレーがカチカチいうだけで動かなかった。今後の研究課題。
リレーがアウトなのかもしれない。


さっそくマルニの車内に載せてみる。
右側シートが外してあるので とりあえずそこにのせてみた。
乗せてみたら、オリジナルと比べて、どうも座面が高くなってしまう。


原因はここだ。
マルニのシート取付面の「台座のでっぱり」分だけ、シート座面が高くなってしまっている。


この台座部分をカットしてしまえば、高さ10cm下げることができそうだ。10cmも下げればちょうどいい座面高さになるだろう。で、新たにシート固定のフレームをアングルなどで溶接加工で作ればよい。


こちらは自分のマルニをレストアしたときの写真だが、シート取付のために台座が溶接されている。
これらを切り取ってしまう。


シート左右幅はばっちり。問題なし。マルニに収まります。


ドアとの干渉もない。(あくまで車の右側で 左側用シートを見ているだけですが)


運転席側のオリジナルと比べて、高さが明らかに高いのが お分かりいただけると思う。
それに、新しいシートは、背もたれの全長もオリジナルより8cm長かった。
合計、18cmほど高くなって見えるはずだ。


こちらはフォトショップで画像処理(シート全体を10cm下げ&左右反転)したもの。
加工後は、運転席側は こういう感じになるだろう、ということで。