BMW2002A ステアリングのリンク整備12022年04月08日 11時26分53秒

ステアリングのリンクをチェックします。
おもにハンドルを切る際の「関節」となるボールジョイントにガタがないか、
また、そのダストカバー(ゴムブーツ)に劣化がないかを調べる。
がたがあったり、ブーツが破れていたら、車検に通りません。





これらはちゃんとワロスで新品も出ます。わりとリーズナブルだと思う。






まずは、センタ―ロッドの両端にあるボールジョイントにガタがないか、手でゆすってみる。
しっかりしていればOK。もし、ガタガタと少しでも振動を感じれば交換。
うん、大丈夫ですね。
マルニはけっこう ここのセンターロッド交換が多いんですよ。
自分のマルニではがたがあり、よく交換しましたね。
だからマルニ乗りの方は、車検前にセンターロッドは予備で1本買っておいて損はないと思いますよ。

ステアリングギアボックスのアームと
センターロッドはクラウンナットで締めこむのですが、割ピンの回り止めを絶対忘れちゃいけません。
だんだん 緩んでくるからね。(なんとこの車には この割ピンがついておらず、クラウンナットがユルユルだったよ!お~こわ!)
このあと、このナットに長期防錆スプレーを吹いておくとよいと思います。


左側の方も。矢印2つに割ピンを!


次に、タイロッドのがたをチェック。
こちらも両端(インナーとアウター)にボールジョイントがあります。
むむ!!インナー側にガタありですね!

外したタイロッドのインナーボールジョイントを外しました。
上下方向にわずかに動きます。ハイ、交換です。

インナーボールジョイントはオーナーさんが用意しといてくれたパーツボックス内に1本ありました。
新旧比較。



新しいタイロッドエンドは まず脱脂して、メタルレディに2時間つけてパーカライジングして防錆処理しときます。ここ、なにもしないでこのままつけて乗ってると、すぐに赤くさびちゃうんですよ。(経験済み)
メタルレディと鉄部が化学反応して 錆に強いリン酸塩被膜を作ります。
これが塗装前の下地処理に最適。

アウターのボールジョイントにはガタこそなかったが、ダストブーツを交換しておくことにした。


ここのボールジョイントに合うダストブーツ(ゴムブーツ)のサイズ。
ランドクルーザー 150系のものを流用。
マルニのタイロッドエンドのボールジョイントをノギスで計測すると上の方が直径14-15ミリぐらい、下のはまるくびれが直径28ミリなので、ゴムブーツはちょと小さめでチョイス。
組付けの際は、ボールジョイントにリチウムグリス(なんでもいい)を1周ほど塗り、ダストブーツ上下は針金で縛る。(車検でもOK)


ミヤコのTBC-086。
これまたマルニ乗りは タイロッドのボールジョイント用に 何個か用意しておけばいいと思う。
現在 注文して 到着を持っているところ。

その間、パーカライジングしといたタイロッドエンドにPOR-15を塗っておきました。