BMW2002A ラジエターの内部洗浄と耐圧試験2022年03月30日 21時30分08秒

今日はマルニのラジエターのお話。

さてこの2002Aに もとからついていたラジエター

取り外した そのラジエター。

周囲はさびていたり


真鍮の腐食も結構あり

補修の跡も・・・・。

内部のコアの部分も 見える部分だけでも こんな錆で埋まりつつある。
これはちょっと使いたくないなぁ・・・。


幸い、オーナーさんがAT車用の中古のラジエターを用意してくれていた。
今回はこれを組み込むことにする。

コアもこれならだいぶましである。 一部しか見えていないので あくまで推測ですが・・・


AT車なので、ATFクーラーの中身も パーツクリーナーで洗ったが、
汚れは出てこず、ラジエター内部への漏れもなかった。


とはいえ、確実に漏れがないか、コアが詰まっていないか?という一抹の不安は残るわけで。
ここはラジエターの専門業者に持ち込んで コア内部洗浄と 漏れチェック(圧力をかけみる)をしてもらうことにした。
隣県の金沢市の草島ラジエター工業所さんに頼んだ。
(富山県内ではもうラジエター屋さんは無いのです・・・)


持ち込んだ翌日、仕上がったよということで連絡が入った。
取りに行って話を聞くと、中身は酸で洗ったそうである。
圧力をかけての漏れはなかったとのこと。ヨカッタ。
料金は税込み5500円であった。
ATFクーラ―ラインがあるかないががATとMTの違い。
AT用ラジエターの新品は欠品だが、オールアルミ製の2002Aに使えるラジエターが海外で販売されている。3~5万円ほどだ。

ラジエターキャップを開けると、中身は金色にメッキみたいなコーティングが施されていた。

コアの中身はこれ以上の酸洗いは危険ということであった。

ロワーホースの箇所もきれいになっていた。




・・・・・・

この2002Aのラジエター(左側)に加えて、
実は自分のマルニ(MT)のラジエター(右側)の漏れ修理も慰霊していたのである。

この画像は、修理に出す前の自分のマルニのラジエターの状態である。
アッパーホースの接続部分から少しづつクーラントが漏れてくる状態であった。

どうもアッパーホースの根元、矢印のあたりにピンホールかクラックがあるらしいのだ


修理から上がってきた自分のマルニのラジエター。
(修理箇所を見たいため、あえて塗装はしないでおいてほしいとお願いしておいた。)



きちんとハンダで修理してある。^^ 中身も洗浄済み。



その裏側もつけてある。

で、ここを修理していたら あちこちからも漏れが認められたということで
何か所も修理してあった。



合計5か所の修理・・・!
修理代は1万円であった。
ラジエター屋さんの工場長に このラジエターはかなりお疲れのようなので
次にどこかもれたら 新品に交換したほうがいいと強く勧められました。


このラジエター君たちには もうひと頑張り していただきましょう。


ちなみに~ 新品はこの価格だよ。(クーラー付きモデルの場合、コンプレッサーに干渉しないようにロワーホースの接合部分の形状がこうなっている。)


オリジナルにこだわらないのであれば、2002に合うアルミ製ラジエターは
イーベイでたくさん出ている。こっちなら 送料込みでも4,5万だ。



新しいラジエターを組み込む際は
赤いファンブレードとのスキマに注意しておく。(写真はすでにラジエターを取り外しえてあるもの。ラジエターっぽく見えるのは、クーラーのコンデンサだ。)

ブレーキング時にエンジンが揺れることも考慮し ラジエターとのクリアランスをなるべく取りたい。


前述したが クーラーのコンプレッサーとロワーホースが
じゅうぶんなクリアランスがとれるようにしなければならない。
写真はAT車だが、この場合、ATfクーラーの90度曲がりパイプとコンプレッサーとのクリアランスにも注意。

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