BMW1502エンジン腰下OH13オイルポンプ組込 ― 2018年01月07日 16時16分16秒
オイルポンプを組みます。
これは分解のときの状態。
まず排油ストーブ上で温めたサンエスKで各部洗浄します。
刷毛でこすっているだけで、みるみる汚れが落ちてアルミの銀色になっていきます。
分解した構成パーツ各部に損傷や摩耗はありませんでした。
ただし、ゴムのオーリングは交換します。このオーリングは、ドイツのオールドBMWパーツ専門店「Walloth&Nesch」で購入したオーバーホールキットのなかに入っています。
オイルのバイパスパイプのオーリングも交換。
トロコイド式ポンプとオーリング。
この変わった形の歯車が、エンジン回転と連動して回ることでオイルが吸い上げられ、エンジン内の各部に圧送されます。
オイルポンプをクランクケースに取り付ける。
駆動チェーンをクランクシャフトに掛け、スプロケット(歯車)をオイルポンプに3つのボルトで取り付けます。チェーンにタルミはないはずです。
続いて、オイル関係で気になっていたところを点検します。
気になっていた箇所というのは、オイルレベルゲージが刺さっているパイプが、根元で短く切れており、ゴムホースでつないであったのです。
本来、このパイプは1本ものであり、こんな短くないはずなのです。過去に何かあって(折れ曲がったとか?)、短く切ってしまったのでしょうか?
いずれにしても、このパイプの長さがオイルレベルの深さを決めることになります。
そこで気になったのは、途中の中間で繋いであるゴムホースは、ちゃんとした長さに考えてつないであったのでしょうか?分解時に、はたしてこれまで正しいオイルレベルにあったのだろうか?という疑いを持ったのです。
ゴムホース延長の現状で、レベルゲージを指してみますと、この位置にゲージ先端が来ました。オイルポンプの支えステーの汚れを見れば大体わかりますね。
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