BMW1502 クーラーガス補充するも・・・2017年09月10日 21時10分17秒

今回、ついにR12用のゲージマニホールドと真空ポンプを購入した。
うちのマルニ用のためでもあるし、いずれはほしいとおもっていたので5万は高かったが思いきって購入した。
しかしオーナーさんの意向で使う冷媒は、R12ではなく、代替ガスのR-SP34Eである。


早速接続する。

低圧側のバルブがステーに接触したため、ステーを外して接続する必要があった。

早速真空引き開始。20分。

真空になっている。ここでバルブを閉じ、ポンプを切って、このままにしておく。
このまま 針が動かず真空度た保たれていればいいのだが。

するとどうだろう。
1分もしないうちに、針が元の位置に戻ったではないか!
あちゃ~~ 
これは どこからか空気を吸っているぞ・・・。

システム内で真空が保てないということは、、ガスモレするということだ。
再度真空引きをして、バルブを閉めたら、すぐに冷媒ガスを1本だけ開封してシステム内にガスを注入した。(エンジンはかけていない)
シューといってガスが入っていった音がするとともに、ガス管がつめたくなった。

ガス封入後の圧力。まだエンジンはかけていない状態。
コレで内圧が高まったので、ガスも漏れ出していることだろう。

ここでギュッポフレックス登場。
これを配管接続部など、あやしいと思われるところにふきかける。

レシーバードライヤーやコンデンサ、コンプレッサーまわりからやってみたが、エンジン周りは問題なし。
じゃあ室内だ。
室内ユニットのこのあたりの接続部はどうだ?

オリャー!プシュー!

するとどうだろう。
泡がブクブク出た!ココからガスが漏れている!!
ギュッポフレックスは、こうやってガスモレ部分を特定する。

確かここはフレア接続だった。
レンチで締めこんでやると、ほんの少し回った。
最後まで締め込んでなかったのだ。
これ以上回らないというところまで締め込む必要があったのだ。


再度、ギュッポをふきかけ。
もう、泡は出ない。 よし!
ホースバンド接続の部分など、ほかの露出部分も泡はでなかった。

ここでエンジンをかけ、コンプを稼動させて、ガスを吸わせていく。
ガスはR12ではないので、指標の圧力数値はあまりアテにならないが、外気温30度での低圧高圧のバランスはこんなものだろう。

サイトグラスには泡がブクブクと。
R-SP34Eの場合はこのぐらいでいいということだ。

室内はまぁまぁ冷えるようになった。
「まぁまぁ」というのは、思ったほどではないということで、この冷媒ではR12ほどの冷却能力は期待できないか?
実際走行してみて、がんがん冷えるということでもなかった。
ただ、秋のこの気温では十分だったが、真夏の炎天下では弱いだろう。
とりあえず試乗してみて、アイドル回転数などを調整して終了とした。

ところである。
翌日、クーラーをあっけてみたら、冷えた空気が出ない。
あれれ!?
サイトグラスを見ると、アブクがみえない。
あちゃ~ これはまだどこかからガスが漏れているな・・・
あれこれ試案してみたが、疑わしきは
①エキパンの接続部(パテで固めてある部分)
②エバポレータのどこか。

①ならば、締めなおすのみだが、
②から漏れていると エバを新品に交換なので、ン万円かかるだろう。

ここで、今回のバラシた画像をみてみる。
クーラーユニット分解の図 囲ったところがエバ。





怪しいと思われるのは ここですね。
エキスパンションバルブとの接続部。ここには高圧がかかります。

シッカリ締めこんだとは思うのですが、もしかしたら 締めが甘かったjかもしれない。

締めたあとは 断熱パテとエプトシーラで巻いたので、
モレがこの囲みの中で起こってる可能性もある。

次回はガスに蛍光剤を入れて漏れている箇所を特定しようと思っている。

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さて
納車当日になってから ガスモレが判明しどうにもしっくり来ない幕引きとなった。

いずれにしても、このクルマをあずかって2ヶ月なので、
BMW1502はオーナーさんに引き取ってもらった。
そのうちまた、修理することにします。
いったんここで、BMW1502の修理は 一区切りです。