BMW1502 試乗してこまごま調整2017年09月04日 22時27分00秒

納車前に いくつかの調整を行います。
仕事から帰ってから夜や出勤前の早朝の作業です。



まず
エンジンをかけてヒーターを操作していてわかったことだが、エンジン長い時間かけていると、
操作レバーをCOLDの位置にしていても、若干、暖かい風が出てきてしまうことがわかった。
冬はまだいいが、暖かい季節はこれでは困ってしまう。


これは、ヒーターバルブがしまりきっていないのだろうと思い、
ヒーターバルブの操作レバーの調整を行った。
狭い場所にあるのだが、手探りでのナット締めである。
心の目で見て、ワイヤーの長さを微妙に調整してやる。
調整後、エンジン始動でヒーター操作。
すると、ちゃんとCOLDの位置では暖かい風が出てくることはなくなった。よーし。


次に
クーラーボックスから出る水の排水管だ。
ボックスの左右の隅に エバポに結露した水を集め、二股のゴム管で室外に排出する管である。
助手席側足元にこのようにあるのだが・・・

左側、つまりドライバー側の足元のゴム管は、90度まがるので、このように折れ曲がってツブれてしまっている。
これでは、水が流れていかない。
そこでまげた銅管を用意し、

このようにはめる。
これで水もスムーズに流れていくでしょう。

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後記
この記事の翌日、改めてこのようなマガリを作った。(ハンダづけ)
結局このように直角にまがるように 付け替えました。

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最後に
左スミの白い箱(ミドリ色のフタ)、ラジエターのサブタンクのゴム配管を新調した。

もともとはこういう古びた配管の取り回しだったが。
エンジンの上を這い回っていて美しくない!管が汚い!

そこで今回、透明なホースを100円で買ってきて交換。

取り回しもエンジンの上はさけて、ここにする。
サブタンクとラジエターの間をつないでいるので、
ブルーのクーラントが見えて なかなかいいではないか。


サブタンクは何か国産車のものを流用し、あとづけしてある。
本来のマルニシリーズではこのようなサブタンクの設定は、ない。
まぁ、クーラントの管理のためにつけてもいいが。(にしやんはつけていない。)
指差しの線まで、クーラントをいれておきましょう。
フタをあけて入れてね。万が一入れすぎても、もうひとつの黒いホースから外に勝手に排出されます。

そして夜の試乗に出る。

海王丸パーク。

1600ccなので、うちのマルニ(2000cc)よりもブンまわしてやらねばならない。
2000ccならば3000回転でおよそ90km以上は出るはずだが、1502は80kmしか出ない。
でもこれで必要にして十分だ。
小排気量だから、燃費はいいだろうね。

しかし 乗ってみると 足まわりもわりとシッカリしていて、高速走行でも安定感がある。
うちのマルニよりもだんぜん、いい。 さすがKONIのショックといったところか?!
キャブも安定しており、低速、中速、高速もOK。
あとは、シートベルトがもうちょっといいものであれば いいなぁ。(どうも締めがキツイし、長さが足りない)
あと、このクルマ、残念ながら 1速発進で白煙を吐く。つまり、エンジンオイルが燃焼室で燃えている・・・オイル上がりしてる・・・早く「腰下」をOHしてやりたいですねぇ。

そして
ステアリングのあそびがやたらと大きかったので、調整した。
オイルフィルタのそばにある、ステアリングギアボックスのロックナットをゆるめ、中心の調整ネジを時計回り方向に締め込んでやることで、スエタリングのあそびを少なくした。
これだけのことで、ハンドルのあそび具合も、いい~感じになった!


気になることがひとつ。
どれだけ走っても、長時間アイドリングしても、水温計の針がやはりこの位置から上に上がっていかない。
十分水温はあがっているのだが・・・?
もう少し上をさしてもいいと思うのだが。
これはメーターの故障を疑うよりも、まず水温センサーの交換をオススメする。
本来の水温よりも、低く示している可能性が高いと思う。(センサーの長年の劣化ね)
実はにしやんのマルニも水温センダーを交換したら、まともに水温の変化をすめすようになった。
(過去記事 「水温センサー交換」は こちら
大して高くない。2000円ぐらいか。
水温センダーもセンサーも一緒です。(笑)