BMW1502 汎用電動ファン、ラジエター取付2017年08月26日 17時27分08秒

amazonから金曜の晩に届いた汎用電動ファン。

配線の色が間違っているそうだ。 普通はブルーがプラスだが。

試験。静かに周り、風も強い。

40年前のファン、お疲れ様です。

コンデンサーにステーで取り付け、ファンと一体型とする。
エア漏れしてないか、もう一度エア圧をかけている。漏れなし。

さっそく取り付け。コンデンサをボディにボルトオン。

薄型のファンだから、だいぶ前に空間ができた。

電動ファンには、4極リレーをかませてバッテリから直接電源をとる。
つまり、コンプレッサの電磁クラッチとは別系統で電源をとっているわけ。
これで配線に負荷がかかり、配線焼けのトラブルもない。
室内でクーラーのスイッチをONすれば、リレーがカチッとONして、電動ファンがコンプレッサーともに回るという仕組み。電動ファンの動通試験して動作を確認済み。

配線をまとめたあと、ホーンを取り付け、グリルをはめる。


キドニーグリルもナット2本で裏側から取り付け。
黒い電動ファンの存在はほとんど目立たなくなった。

いろいろ座り込んで取り付けていたら 半日でグチャグチャになった。


ここらからはラジエターの取り付け。

まず、ファンベルトを確認。
あちゃー ひび割れ。 何年も長い間、交換してないとこうなる。
数年前に業者に頼んでヘッドをOHしたと聞いていたが、ここまではやってくれてなかったのね。

マルにシリーズにはBANDO のRAF2350!
アマゾンで注文済みです。1000円。

赤いエンジンファンを取り付け。

この赤いファンの前のスキマに、ラジエターを滑り込ませて4本のトラスタッピングで固定。
アッパーとロワーホースを取り付けて、あとはクーラントを入れるのみとなった。


あとはコンプレッサーのシャフトシールが到着するのを待つ。
コンプを取り付けないと、コンプ用ファンベルトが張れず、エンジンも回せないのだ。

次回はウインカーのトラブル修理だ。

BMW1502 ウインカートラブル修理2017年08月26日 19時19分42秒

入庫中の知人のBMW1502には 実はもうひとつ、解決すべきトラブルがあったのです。

右ウインカーレバーを操作したときに、通常はメーター内のBのライトが点滅するはずが、1回しか点滅しないで、あとは「カチッカチッ」という音しかしない。とういうもの。
実際のウインカーは、前後とも点滅しているんですよ。
ハザードも、ちゃんと点滅する。
ただ、メーター内のウインカー表示が、右側の場合、1回しか点滅しないというもの。

実はこのままでは、12月に控えた車検が通りません。
検査官は、メーター内の点滅を確認するのです。

たしかに、メーター内の「B」が 右の場合 最初の1回しか点滅しないな・・・
オーナーにメールで問診したら、だんだん、点滅しなくなっていったとのこと。
1年ほど前から徐々にそうなっていった・・・・とのこと。


そこで、まずは、リレーを疑い、オーナーが持参された新品のウインカーリレーに交換してみた
が、症状は同じ。
う~ん・・・リレーではないのか。これは難しいぞ。


次に配線図を読む。 ・・・なるほど・・・
メーター内のB表示(Blinkerの意味。ウインカーですね)に行く配線は、
左右のレバーであろうと も共通の1本です。
どっちにレバーを倒そうが、メーター内のランプへいく配線は、1本。
・左側にレバーを倒したときは、ちゃんと正常に点滅し続ける。
・右側にレバーを倒したときは、最初の1回しか点滅しない。
左右でこの違い。
メーター内にいく配線は一緒なのに。
リレーも悪くないとしたら。
じゃあ、違うところは何か?
右と左で違うところ・・・?
それは、ウインカーレバーの根元のスイッチ部分しか ないじゃないか!

ということで、ウインカーレバーをはずしてみた。
外観的に おかしなところはない。

問題はスイッチング部分。
根元のスイッチ内部を空けるには、この矢印の部分がリベットみたいになっているので、この部分をドリルで削ってしまいます。

あとはパカッとはずします。中から飛び出す部品などは ありませんでした。
確か、うちのマルニのときも、ハイビームが点灯しなくて、この部分をあけた記憶があります。

レバー操作により水色のカコミ部分がつながることで、右ウインカーに電流が流れ、同時に、メーター内のBランプにも電流が流れます。
水色の右ウインカー用接点。
ここが接触不良になっているとしか思えない。

レバー操作を手で倒したときは、手がかかっているので、しっかり接点が接触して点滅1回分は電気が流れるのだが、手を離すと接触が悪くなり、ウインカーBランプが点滅するほどの電気が流れなくなっているのでは?

・・・という仮説のもと、ウインカーの根元の接点をはずします。

その接点にハンダを薄く盛る。

これぐらい。 これで磨耗した接点復活を狙う作戦。

組み付けた。
このあと、スイッチも組みなおし。
もちろん稼動部のグリスアップもしました。


さあどうだ!
 1回目は点滅する。

おー ちゃんと点滅しつづける~~^^
何十回もレバー操作で点滅させ続け、何度もテスト。
ちゃんと正常に点滅しますね。
レバー根元の接触不良でした。

これだけのことなんですが、
長い間、オーナーさんを悩ませていた症状がまたひとつ治りました。
40年間も 動いている部分ですから、磨耗もしますね。

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動作確認できたので、ハリガネとJBウエルドで割ったケースをとめておきました。
ウチのマルニもこうのようにしたように思います。

めでたしめでたし。