軽自動車の修理 MD12S その22016年07月17日 10時21分41秒

先日修理した知人のマツダAZワゴン(中身はスズキワゴンRのOEM)の修理その2です。
今回のメニューは
①ATFの交換
・・・海岸の砂浜で潮溜まりにフロントがはまり込んだときに、脱出の際にかなり海水を巻き上げたらしい。どのときにATFに海水が混じっているかもしれないと危惧している。と言うのも、ATFレベルゲージがきちんとはまっておらず、そこから海水が入ってしまった可能性も否定できないとのこと。ATオイルパンをあけ、チェックし、ATF交換をする。
②フロントサスペンションからの異音(ゴトゴト音)
・・・試乗してみて、左サスあたりからのようなので、見てみると、サスマウントにスキマが確認できた。ここが動いているようなので、サス上部のアッパーマウント交換をする。

春先に8万円現状販売で買ったという10万キロ超のMD12S・・・車屋さんの代車だったという・・・。
中身はスズキのワゴンR(MC12S)と同じ。平成13年ごろのワゴンRターボの4WDである。
パーツが豊富で安いのが救いである。

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知人は土曜も仕事との事で、高岡の仕事場に車を引き取りに行った。
そして自宅ガレージに入庫。
まずATFをオイルチェンジャーで上抜き。ATオイルパンの中の分、2L出る。
上抜きだが、中に水や砂などは混じっていなかった。
よかった。

ここで、早朝にうちのメルセデスC200から下抜きしておいたATF(500kmも走行していないまだあたらしいもの)を取り出す。
このベンツから抜いたATFをDM12Sに2L入れる。
これで30分ほど走行し、ATFをフラッシングさせる。

ガレージに戻って、ATFを再び抜き、そしてATオイルパンを外した。
そしてATFフィルタを外す。
特にひどいゴミなどは無く、通常レベルのゴミがある程度。
よかった。
フィルタはパーツクリーナースプレーで洗浄、再使用で組み直す。

オイルパンにガスケットの設定は無く、液体ガスケットPermatexウルトラカッパーで組む。
このガスケットはスマートのエンジンOHのときも使用し、半分残っていたものを使う。

ガスケットはすぐ固まってくるので、塗ったら時間を置かず組み付け。
オイルパン組み付けおわり。
しばらくおいてガスケットが固まってから、ATFを注入。

本来なら純正のATFだが・・・

お徳感のあるこちらを使用。
スズキATF3317とトヨタオートフルードD-2の適合はこちらで確認済み。
最後に80度状態でATF量を確認。しっかりレベルゲージを装着し、スキマのないようにします。
試乗では、ATF交換でトルクが増した気がします。変速ショックもなし。

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続いてサスのアッパーマウント交換。
ヒューズボックスをよけ、12ミリナット2本外して、サスの根元の17ミリナットを外すと・・・

あっという間にショック一式がハズれる。う~ん簡単~。

スプリングコンプレッサでばねをちぢめ・・・マウントを交換します。
マウントは1コ2000円でした。

こちらのガタツキで異音が発生していました。
手で押すと、あきらかにゴム部分が上下しちゃいますね。(笑)
交換してからは、フロントからのいやな異音は消え去りました。

とゆーことで、またまた人助けな夏の3連休1日目なのでした。

C200T エンジンマウント交換2016年07月17日 16時21分55秒

エンジンマウントの交換です。
まずジャッキアップ。


エアクリボックスを外し

車の右側。
この遮熱版の下にマウントがある。

左側はインマニの下。

マイナーな16ミリボルトであった・・・この遮熱版をとる。
レンチを振るスペースは申し分なくある。
4気筒車だから、エンジンルームはギチギチではないので整備性がいい。


これがエンジンマウント。


エンジンをジャッキで支え、やや上げる。

エンジンが浮くので、ここでマウントを交換。
下側のボルトは13ミリであった。

左側も浮いているのでさっさと交換。

新旧比較。

エンジン右側のほうが、むしろつぶれていた。

ひびもみうけられるが、実は乗り心地はそんなに悪くは無かったのだが・・・。

試乗に出る。
さらに振動がなくなって、快適!

暑い夏もエアコンがじゅうぶん効いて、こいつはいいわ。
逆に今度はアシ周りのブッシュの劣化を感じるようになってしまったかも。
そのうちロワーアームなど、足回りのブッシュを打ち替えたい。