スマートK_整備完了近し2015年03月08日 21時59分49秒

スマートKの3月中のユーザー車検に向けて日夜励んでおります。

フロントボディパネルを取り払ったスマート・・・。
いわゆるピーナッツ・アイが目立ちます。


エンジン搭載完了。ドライブシャフトを取り付け中。

ブレーキ整備。フルード交換中。

キャリパーのダストブーツがアウト!交換です。

LLCを4リットル注入して、エンジン始動!
まずはじっくりとエア抜きを・・・。
スマートのクーラントのエア抜きはなかなか抜けないということなので
エア抜き用ツール作りました。(笑)
う~ん、ブクブク出ます。 30分ぐらいエンジンかけて完全に抜きました。

MMCスマートのエア抜き方法、考えてみました。


スマートK_車検前2015年03月14日 23時17分02秒

今回は車検前整備の最終段階。

リアフェンダーを取り付け。
軽自動車用のスマートKの左右リアフェンダーはヤフオクで落としたFRP製のもの。
これがないと車検に通らない。もともと買ったときには、クーペ用のフェンダーがついていましたので
軽自動車の規定幅を超えてしまうのです。K用は両方セットで18000円ぐらいでした。
穴あけや微調整が必要でしたが、ついでに補強を入れたりしてやりました。
白ゲルコートの色はウレタン塗料で先週のうちにブラックにソリッドで塗装しておきました。


アンダーカバーも取り付け。前後で2枚のアンダーカバーあり。
こちらは前側。

内装。フロアカーペットやシートも取り付け。
中央にみえるシフトノブの握り部分は牛革のハギレで裁縫し、自作してみました。

フロントボディも取り付けて、仮ナンバーもつけたら車検の準備よし。

調子をみるために試走。よしよし。
ただし、ちょっとブレーキの効きが深め。しつこいくらいにブレーキのエア抜きしたんだけど。
カックンブレーキではない。じわ~と効き始める感じ。踏めばちゃんと止まりはしますが・・・
ネットで調べるとスマートはどうもこんな感じらしいが・・・う~ん・・・

スマートK_車検合格2015年03月16日 20時36分34秒

ユーザー車検に行って参りました。
無事、一発合格でした。(ほっ・・・実は問題があったにもかかわらず)

午前は。スマートの車検、午後は父親の軽トラックの車検と、1日に2台まとめて通して来ました。
3月なのでとんでもない混雑を予想していましたが(以前経験済み)、週の初めなためか?スムーズにすすみました。
むしろこれから、3月末までが混雑するんでしょうね。

検査ラインに入る前の画像。↓

車検を受ける前に!
今回は事前にテスター屋さんでフルセットの予備検査を受けました。軽自動車検査協会の横にあるので便利。以下は、そこでの内容。(次回の車検の備忘メモ)
・サイドスリップは合格範囲内だがややトーアウト気味とのことで、ほぼ、+-ゼロに修正してもらう。
・スピードメーター40km/h検査は、トライしましたが、不可能でした!
というのも、テスター屋の検査マシンは後輪だけ駆動させる装置のため、スマートの安全デバイス「ESP」なる安装置が働いてどんなにアクセルを踏んでも10km/h以上は出ない!(コンピュータすごいね)。そしてスマートにはESPをキャンセルスイッチはありません。でも、車検本番では前後タイヤが回るような装置だから、ESPは働かないでしょう、とのこと。(実際、そうだった。ちゃんと40kmでました。)
( だからといって、ESPのヒューズは抜かないように。スマートのマニュアルでは、ESPのヒューズ抜き差しは整備工場でやれ!との指定)
・光軸調整。ハイビームで検査。ロービーム側は紙切れを貼り付けて隠しておく。(最近の車はロービームでも検査することができるらしいです。検査官に「ハイビームで検査していいね?」と聞かれました)
左側が思いっきり左側にずれていたので、ドンピシャの真ん中に修正してもらう。(昨日調整したのにな~)
左ライトはレンズが経年劣化にてやや雲っていたので光量不足が懸念されたが大丈夫でした。右ライトは一度新品に交換されたものらしく、クリアでキレイ。
・フットブレーキ。ガツーン!と踏んだら、制動力がでなかった・・・(なんで?)。テスター屋のあんちゃんの指導で、ジンワリ踏み始めて最後にギューッ!という踏み方なら大丈夫でした。
・駐車ブレーキ(サイドブレーキ) ここに落とし穴があった!なんと右側しか制動が効いていないことがわかった。ほぼ、ゼロに近い2~3kg。どうも、左側のサイドブレーキワイヤーがおかしい。・・・思い当たることは、あった。ブレーキワイヤをリアブレーキのバックプレートに固定する小さな「留め具パーツ」を取り外しのときに破損してしまい、仕方なく自作パーツで固定してしのいでいたのでした。どうもそれが悪く、しっかり固定していないようだ。(あるいは、外れたか・・・この時点では予想ですが)
・灯火類点検。問題なし。
・下回り、問題なし。
以上、テスター屋で4000円。缶コーヒーのおまけ付。

さて、サイドブレーキで落ちるのかよ~?と思いながら、ひとまず思案。
家に帰って整備して出直すか、まずは隣の車検場でひととおり検査を受けて整備後に今日中に再検査とするか?
まぁここまで来たし、他の部分は合格にしとこう、と、ユーザー車検受けたら、なんと、サイドブレーキ「○」!・・・片側だけの効きでも、クルマ全体としての制動パワーは十分出たようで・・・。ともかくラッキー!・・・サイドブレーキ問題は後日の整備です。

↓下回り検査でリフトアップ中に後ろをふりかえり検査場を撮影。
MCCスマートだから、リアガラスが近いこと! 手を伸ばせば届いちゃいます・・・。

下回りも問題なく、合格。
もう20年もユーザー車検をしてますが、この瞬間はうれしいですね。
総合判定所のボックスで新しい車検証とステッカーをもらい、継続検査は終了。

この後、移転登録(金沢管轄→富山)をして、所有者等の変更手続き。
そして自動車税の変更手続きも。次の5月にははウチに軽自動車税の納付通知が来ることになる。
金沢ナンバーは返し新しい富山ナンバーをもらいました。その後、市役所に仮ナンバーを返却。
あ、ナンバーつけた写真はとってない・・・

スマートK_サイドブレーキ整備2015年03月22日 22時00分51秒

さてその後のスマートですが、数日間通勤に使用しました。

いくつか気になることがあり、今後の整備課題となりますが
まずはブレーキからなんとかしなければならない。
①サイドブレーキが片効き
②ブレーキの踏み込みが、深い。
週末、午前中は地域の江ざらいに参加し汗を流したあと、懸念のブレーキ整備にとりかかりました。

以下は自分の備忘録です。

リアブレーキのドラム内をじっくり観察・・・
バラす前のデジカメ画像と見比べていて、あることに気づいた。
下画像のマルの部分・・・なんかおかしいね・・・
ブレーキシューの自動調機構のツメの部分・・・あ!・・・これ、逆に組んである!
つまり、自動調節の機構パーツだけを、右リアと左リアの部品を取り違えて組んでしまっていました。

再び分解して、左右取り替えて組みなおしたのが下の画像。上との違いがわかりますか。

拡大すると、↓こうなります。正しい組み付けはこう!
このように組めば、シューが磨り減ってドラムとの隙間が増えたときに、自動調節が働いて、ねじのノッチが進み、両側シューを押し広げ、ドラムとのスキマを最小限にしてくれます。
(今回ツメが間違って下側に来ていたということは・・・リアのブレーキシューの隙間の自動調節ができないように組んでいたということで、その結果、ドラムとシューの隙間は調整されず広いままで固定。→ブレーキはとりあえず効くが、ペダルの踏み込み量は通常よりも大きい。ということになります。)

きっと左右の構成部品をばらして清掃したときに、左右入れ違ってしまったと思われます・・・
大事に至らなくてよかった・・
ちなみにリアブレーキの構成部品。(洗浄前の画像)


あと、サイドブレーキワイヤですが、このようにバックプレートに固定されています。
この小さなパーツで固定しており、プレートの穴に差し込んだら、パチッ!と開いたツメが効いて引っこ抜けなくなります。
このパーツ、実は取り外しのときに一度割ってしまったので、今回、ヤフオクでワイヤーもろとも中古を買い求めました。


で、このサイドブレーキの仕組みについて。
2本のワイヤーが中央のコレクタに集まっております。エンジンの前側。

ワイヤコレクタはこのようになっています。(サイドブレーキワイヤ先端はすでに外されています)


コレクタの先が車体裏側の、ここ↓におさまることになってます。
白い筒の裏側(車内側)はサイドブレーキハンドルです。
ここは、エンジン脱着の際は注意しなくてはならない箇所です。

コレクタとはこのようなもの。ゴム部品は白い筒の中にはまりこみます(防水のためか)。
左右ワイヤの先はコレクタの皿のような箇所にキリカキがあるので、そこに引っ掛けます。


サイドブレーキを引いた状態で下から撮影。↓
中心棒がブレーキハンドルに引かれてワイヤがぴんと張っております。
中央の黒いスプリングは、ワイヤ長さが左右均等でないのか、中心から少しズレていますね(ブレーキの効きに特に問題はありませんが・・・)。
これで、問題なく両輪のサイドブレーキがしっかりと効きました。
(コレクタに付着しているうす黄色い液体はサビ防止用の液体です。)。
このあたりの整備は狭いところで手が入りにくいので、エンジンを下ろしたときにしかできそうにない感じ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ともかく、この後の周辺試走ではブレーキの踏み込みも浅いところで(適度なところで)効くようになり
①サイドブレーキが片効き
②ブレーキの踏み込みが、深い。
の問題が解決されました。よかった・・・やっぱりブレーキの踏み込み量が大きいのは、異常なのですね。

ちなみに、ブレーキの自動調節機構を整備した跡は、試走の前に10mほど進んではブレーキを踏む、を数回繰り返してドラムとシューのスキマ自動調節を効かせる事。前進だけでなく、後退(バック)もしてブレーキを踏む、も数回行うことで、自動調節が完了します。
リアブレーキの自動調節機構をいじったときは、コレを忘れないようにします。

・・・・・・・・・・・・・・
次回は、油圧ブレーキの要、ブレーキマスターシリンダーの新品交換編です。

スマートK_ブレーキマスターシリンダー交換2015年03月24日 21時06分05秒

今日も元気に走ってくれているスマートですが
2003年製ということで、もう12年が経っています。
やはりそれなりにくたびれているパーツはあるわけで・・・。
そのなかでも、ブレーキの要、ブレーキマスターシリンダー。
まぁ、特にいますぐ問題があるわけでもないのですが、
この際交換しておこうということで、イギリスのPFSパーツからからパーツを買いました。
このパーツから4輪へ油圧が送られてブレーキが利くわけですが
このアルミ削りだしパーツの中身は、ゴムのシール類が入っていて、油圧を保持しています。
このシールがだめになる前に、交換というわけです。

通常は↓図のようなシールキットが消耗品として販売されているわけですが・・・
スマートにはこのようなリペアキットが販売されていない!!!
ということで、マスターシリンダーごと購入するということに。


ブレーキマスターシリンダーは車体下に取り付けられています。
ちょうど、運転席の真下です。

ブレーキマスターシリンダーからはブレーキパイプが接続されていますので
これらを外していきます。
取り外しの際に こぼれるブレーキフルードを顔に浴びないように!


フロントのブレーキキャリパーのOHずみ。敗れてたダストシールも交換しましたし。

ついでに、ブレーキホースも交換します。
12年経ってだいぶい硬化しており、小さなひびも見受けられました。
下図は交換後の画像。


ブレーキマスターシリンダーを交換したらエア抜きのために注射器を用意します。
フロントキャリパーのブリーダーにシリコンチューブの先端をセットし、
キャリパー側からどんどんブレーキフルードを注入していき、
ブレーキホースとマスターシリンダー内のエアを上へ上へ(リザーバーへ)と押し出していきます。
リザーバーが注入されたフルードでいっぱいになってこぼれないように、ときどきフルードをスポイトで吸い取ります。

注射器によるフルード注入は4輪から行います。
この作業のあと、通常のペダルを踏んでのは配管内のエア抜き作業を行います。
一人でエア抜きをするには、ワンウェイバルブが必要。にしやんは簡易的なものを作ってやってます。

4輪とも地道にエア抜き・・・。
ここでブレーキペダルに「踏み応え」が出てきてエアが抜け切ったらよし。
いまだ「スカスカ」「スポンジー」な踏み応えですと、ブレーキマスターシリンダー内にまだエアが残っていますので、しつこく注射器でフルードを送ってエアを押し出しましょう。
↓リアブレーキのエア抜き中。

ついでに、ブレーキのリンクなどもチェック。関節部にサビがあったので、グリスアップ。
ブレーキランプスイッチも問題なしです。

さてこれらの一連の交換のあと、ブレーキタッチは「格段に」よくなりました!
やったかいはあったと思います。
ただし、一般の国産車などと比べると、少しはブレーキの踏み込み量は多いと思います。
一般国産車のブレーキ踏み込み量に比べると、(感覚として)1~2割り増しといったところでしょうか。
まぁ、そういう仕様なんでしょう。

週末メカニック2015年03月29日 08時48分13秒

ここ数ヶ月、週末の過ごし方といえばいつも納屋ガレージで車の修理やら整備。
好きでやってるから これがストレス解消になっているのかな。

いつもより遅めの朝食を食べ、ツナギに着替えてひんやりとした納屋ガレージへ。
金曜の晩のうちにジャッキアップして準備しておいた車に、ドイツから到着済みの部品。
いつもの地元FMラジオをつけて、廃油ストーブに点火。
ストーブの炎が安定するのを見守りながら、この週末にやる作業を頭の中でシミュレーション・・・。
さ~、やるか!
・・・こんな土曜の朝がダイスキです。


ということで、3月最後の週末はスマートKのフロントアクスルの整備です。
走行中に「ガタ」を感じるんですよ・・・。
たぶんブッシュ劣化か、ロアアームのボールジョイントにガタがあるか。
ついでにアッパーマウントやらfブレーキディスク、ホイールハブ、スタビリンクなどを交換予定。
(交換前の画像↓)

スマートK_フロント足周り整備2015年03月29日 20時56分25秒

スマートKの運転中、段差乗り越え時などでフロント足回りから「ガタ」を感じる件の修理。

さて足回りをどんどんばらしていきます。
今回はハブも交換します。トルクスE14ソケット。

ハブも取れたので、あとはストラットを外していきます。


結局、走行中にハンドルに伝わるガタの原因は予想通り、ロワアームのボールジョイン(画像の囲み部分)だった。
手でゆすれば、カタカタ動いちゃいます。
以前BMWで整備したときも、やはりここにガタがあった。酷使されてる箇所ですから劣化が早いのか~

長年使用のボールジョイント外し。
ねじを締めこんでいってバッキン!と外れる瞬間はいまでもなんだかコワイ・・・
再使用しない部品なので、下あごにかかってるナットがツブレようがお構いなしで外します。


ここでストラットはずし。
トップのナットを外します。ここがよくサビている。サビをワイヤブラシでよく取って、CRCをよくしみこませてから作業にかかる。
7ミリHEXで軸の周り止めをし、両口ラチェット21ミリ(+鉄パイプ延長)でナットを回せば
固着気味のこの箇所も問題なし。。

外したストラット構成部品。置いた鉄パイプは、ボディの境目を示しています。

トップマウントとアンチフリクション・ベアリングを交換してストラットを再度組みつけ。
マウントの新・旧比較。肩部分のツブレ具合・・・


次にAアームと呼ばれてる部分のブッシュを交換。
左右で4箇所あり。ホムセンで鉄管・特大ワッシャなどを買ってきてネジの力でブッシュを押し出す。
いつかはショッププレス機、ほしいな~
合計8箇所の押出し、圧入は、けっこう時間がかかるのです・・・
ちなみにブッシュ交換に使った黒く長いボルトは、BMW2002から取り外した古いヘッドボルトです。こういうところで役に立った。


古いブッシュ。
思ったよりは、劣化していなかったが、この後の試乗にて、替えて正解だったとわかる。


ところでABSセンサーも取り外すことになるが、この取り付けボルトが問題!
外そうとすると、固着していて、力を入れると、アッサリ折れてしまう。左右とも!
・・・ABSセンサーは強力な磁石みたいなものなので、なにか磁力が関係して、ボルトの劣化が早いのか?
画像ではすでに折れた部分が取り外してあるが、残ったボルト軸はかなり固着していてバイスでつかんでまわすしかなかった。(もう片方はドリルでホジくるしかなかった)

取り付けの際にはステンレスのキャップにて新調。固着防止のカッパーグリスも塗布。
錆びやすい箇所なので、さらにラストガードも上から吹いてコーティングしておく。
こんのボルトは車検ごとに替えた方がいいかもしれない。

外した足回りパーツ類はサビとりをし、シャシブラックなどをを吹いて見てくれをキレイに。

塗装が乾いたら組み付け。
スタビライザーバーのリンクも新調する。交換する部品にはみんなクリアの防錆コート塗料を拭いてある。

ストラットを組み、ハブ、ディスクを組む。このあと、ディスクの中心にハブキャップを打ち込み。
さらにストラットをジャッキで押し上げ、接地状態と同じぐらいにしてから(1G状態)、Aアームのボルト・ナットを締めつけていく。

足回り作業完了。各部点検。
ボルト・ナット部分にはサビ防止のために、クレのラストガードを吹いておく。(シャシブラックでもいいと思うが)・・・せっかく交換した部品が1週間で真っ赤にサビてたら悲しいので・・・

今回交換した部品。片側分。

あとは樹脂製のフロントボディを取り付けて完了です。
素人のサンデーメカニックなので、時間がかかり、まる二日の作業でした。


お楽しみの試走。
発進ごとに、フロントから「コツ」となっていた音は消えた!
段差乗り越え時のにステアリングに伝わってくる「ガタ」もなし!
ジグザグ走行もしてみたが、しっかりと足回りが「締まった」感じで整備の成果がてきめん。
ABSもちゃんと効くことを確認。よっしゃ~

・・・・・・・
あとは、走行時のフル・ブレーキング時に、一瞬左側に持っていかれるのを直したい。
左右どちらかのブレーキラインにエアでもかんでいるんだろうか?
交換したブレーキディスクが、まだなじんでいない?