エンジンから異音がする2014年12月20日 21時58分00秒

更新をサボっておりましたら いつの間にか冬になっていました。
更新がないということは、愛車BMW2002の調子もいいってことなんですが。

しかし!!
ここ数日、エンジンから異音がするようになりました。
音は表現が難しいのですが、この画像のような感じ。。。
ドッドッ・・・はアイドリングの音と思ってください。
小さな 「カ カ カ カ ・・・」 という音が混じるようになってきました。
車の横に立つと、エンジン下から音が聞こえます。
アイドリングでエンジンをふかすと、回転にあわせてカカカ・・・も早くなります。
走行中もこの音は鳴る。アクセルを踏んで加速するときにカカカとなる・・・
ただ、アクセルオフでは音はしないようだ。
運転席に座っていると、向かって右の助手席側のエンジンルームから音がする。

普通に走行はするんですけども。
デスビの点火時期を早めたわけでもない。だいいち、この音は、ノッキングの音ではない。


で、エンジンルーム。
どうも、キイロで囲ったあたりから音がする!
かなりはっきりした音です。
エンジンの下や周辺をチェックしてみましたが、何かがアタッっているようなものはない。
こういうときは長いドライバを耳にあてがって聴診器がわりにしてあちこちの音を聞いてみる。
う~ん・・
どこも「カカカ」の音はしないなぁ・・・金属同士が当たったり」「すれたり」して発生する音ではないのか・・・?
デスビ周辺でもあるので、デスビもあけて」チェックしたが問題なし。

ヘッドカバーをあけてバルブクリアランスもチェックしたが、どのクリアランスも0.2ミリ程度で問題なし。
ただ、キイロの囲み部分の4番プラグの脱着の際に気になることがあった・・・
(続く)

エンジンから異音がする 22014年12月21日 16時29分32秒

エンジンからカカカ・・と異音がまじるようになった件の続き。

4番プラグを外したときには、プラグの焼けやギャップには問題がありませんでしたが
装着の際に 気になることがありました。
まずは手回しでまわせるところまでプラグをねじ込んで、
それからおよそ10~15度程度工具で締めればプラグは装着完了というのが通常ですが
今回、4番シリンダーのプラグだけは、工具で回しても回り止らず
若干の抵抗を感じながらも 何回転も回っていきました。
 んん?いつもと違うな?と思っていたのですが、
強く回しすぎるとねじ山をつぶしてしまうので、適当なところでやめておいたのです。

その後、いつもお世話になっている石井モータースのメカニックさんのKさんのところを尋ねていきました。
「4番プラグのあたりから 異音がするのですが・・・」
プラグを外してもらってみたところ
「なんか、おかしいね・・・ プラグが回り止る前にこの抵抗感は・・もしかしたらねじ山がおかしくなってるかもしれない。プラグが奥までねじ込めていないので、圧縮漏れ(排気もれ)を起こしているのでは?その音に似ている
とのこと・・・。
プラグからの圧縮漏れであんな金属の打音のような甲高い音がするんだ・・・
プラグをよ~く見ると、ねじ山の半分に銀色のアルミ色がついている・・・ヘッドのねじ山、つぶれる直前かもしれません・・・
あと、エキマニにクラックが入ると、同様にカカカ・・・に似たような音がするらしいのですが
この場合は、ブブブ・・・と排気漏れらしい音がするらしいです。
プラグのねじ山修正の必要がありそうです。

なにはともあれ こう寒くちゃ 外で作業はできません。
本日ドック入りしました。ドックといっても、いつものうちの納屋ガレージです、ハイ。

というわけで 今日からシリンダーヘッドを下ろす作業に取り掛かります。
廃油ストーブもフル稼働で暖を取りながら ジャッキアップやら冷却水抜きなどの準備を・・・

シリンダーヘッドが降りたら、4番プラグのねじ山修正です。
まずはプラグ穴用のタップでねじ山をさらってみようと思う。
だめならヘリサート加工かな。

しばらくはマルニさんには 乗れませんね。
夜はインターネットで Walloth にヘッドガスケットやらヘッドボルト等のパーツ注文しました。

エンジンから異音がする 3 原因解明!2014年12月23日 20時42分29秒

エンジンからカカカ・・と異音がするようになった件の続き。

原因がわかりました!
最初にシリンダーヘッドをおろした画像をお見せしますが・・・
異音の原因は、4番プラグホールからの圧縮漏れでした。
なんでこうなった?
いろいろ考えてみると・・・
今年の春ごろ(半年前)にプラグを外して焼けなどをチェックした→何かのゴミかなにかを噛みこんで、プラグを締めた→ネジ山の抵抗感から、じゅうぶん締まったと思い込んだ(実はプラグが半分ぐらいしか締めこめていなかった)→半年たって、ついに圧縮漏れ→カカカ・・・の異音発生。
・・・ということのようです。 私のミス、ヒューマン・エラーです・・・。

プラグホールって深いから、周りについていたゴミを締めこむときに噛んでしまったのかも・・・
これからは、プラグを抜く前にエアブローしてゴミを飛ばしますね・・・。
ちなみに、正しいプラグのはまり具合はコレ ↓ ですから!(燃焼室にプラグの電極とガイシが出ている)


で、問題の4番シリンダーのプラグホールのねじ山はこうなっていました。
4割程度、カジっていますねぇ・・・これじゃあ、すんなりプラグが締まっていかないわけだ。


プラグのほうはこんな具合。
ネジ山カジってアルミ色に・・・


カジっていない燃焼室側からタップを入れていってガイドにし、、奥のカジった側を修正したほうがよさそう。
週末の作業に向けて Kさんのところにプラグ用タップ(M14 ピッチ1.25)を借りにいってきます。
タップ修正のみでヘリサート加工はしない予定。


現在、マルニはエンジン腰下のみとなっております。
6年分のカーボンがピストンに。(エンジン組み上げたのが6年前でした)
(ヘッドガスケットのカスを掃除する前の画像です)

次の作業は週末です。
ついでに ほかの細かい作業もしよう。
前かがみ姿勢で 腰がいたくなりました・・・

エンジンから異音がする 4 ねじ穴修正2014年12月27日 17時49分35秒

4番プラグのねじ穴を修正すればいいのですが、ついでにバルブのオイルシールも交換します。
なので、シリンダーヘッドの解体を始めます。


カムシャフトを抜きます。
自作の工具でロッカーアームを持ち上げないと、カムシャフトは抜けません。


次にロッカーシャフト2本を打ちぬきます。木片を入れて、叩いて出します。


外したロッカーアーム関係部品ととシャフト。

このあと、バルブスプリングコンプレッサーでバルブ周りを解体。

いよいよタップでプラグホールの修正。
タップはメカニックのKさんからお借りしたM14の1.25ピッチです。

ねじ山の正常な燃焼室側からおオイルをさしながら慎重に・・・
黒い部位分のタップホルダー(M13,M14タップ用)はストレートで買いました。9.5sqのソケット付。

カジっていた部分に差し掛かると、若干の抵抗がある。

削りカス。

ねじ穴修正完了。
これでちゃんと、プラグも最後までねじ込めて、プラグも燃焼室に頭を出しました。
これであの異音もしないでしょう。。。。

ここからは作業の折り返しになります。
新品のバルブシールをはめ込む、
12ミリソケットを肩にあて、かなづちで軽く叩く。8ミリ分沈める。
はめ込みました。スプリングシート座面からゴムのトップまで高さが19ミリになればよし。
バルブシールですが、ここが劣化すると、燃焼室にオイルが入ってしまう「オイル下がり」を起こします。
エンジン深部の消耗品、たぶん燃焼室に一番近いゴム部品。

もう暗くなってきたので、続きはあす・・・。腰がいてえ・・・

エンジンから異音がする 5 ヘッド搭載2014年12月28日 19時46分59秒

今日は寒い!
放射冷却で零下3度ぐらいまでさがったということです。
廃油ストーブをガンガン炊いて納屋ガレージの暖を取ります。

燃料は、スタート時は灯油。その後、廃油に切り替えるという改造ハイブリッド型。(笑)
廃油は、古いエンジンオイルに少し軽油を加えて粘度を薄めたものです。
1日作業して、廃油約8リットル使う、って所でしょうか。
古い揚げ物食用油でも、汚れたATFでもよく燃えます。シトロエンに乗っていた頃は古いLHMもよく燃やしました。

話は戻り
今日はシリンダーヘッドの組み上げてブロックに乗せるところまでの予定。
・バルブ周りを組む。
・ロッカーアームを組む。
・カムシャフトを入れる。
・バルブクリアランスを設定。0.2mm。
・デスビの基部を取り付ける。(液体ガスケットでしっかりシールする!)
・オイルデリバリーパイプの取り付け。

これでいよいよヘッドを載せることになります。
エンジンブロックで1番シリンダーのTDCを確認。さらに、ヘッドの1番TDCも確認。

ここでヘッドガスケットの確認。
今回購入したガスケットは、前回6年前に購入したものよりも品質は良かったです。
どこがいいかというと・・・

メタルの部分。オイル圧力がかかるこの分は、やはりメタルであってほしい。

前回はこのあたりからじわじわとオイルがブロックに漏れていたので・・・。
なので今回はメタルで安心。 ・・・さらに液体ガスケット(黒色)で二重三重に念を入れる!

ヘッドボルトはもちろん新品使用。
まずは60Nmで順番どおりに10本を締める。
15分放置。
30度の角度締めを行う。
・・・・・エンジンすべてを組んでから・・・・・
*摂氏80度で25分間暖めて(エンジンをかけるということ)
その後、さらに15度の角度締め。
これでヘッドボルトの締め付け完了になりますが、
残る作業*以降は明日にやります。
タイミングチェーンとカムスプロケを組み、チェーンカバー、オイルテンショナの取り付け。
暗くなったので 今日はここまで。

あとはエキゾースト、デスビ、インテーク、キャブ、ホース類の取り付け。
配線関係、クーラント注入し、エンジン始動でエア抜き。
(ここでカカカ・・・の異音がなければよし)
その後、点火時期調整、ヘッドボルト角度締め、キャブ調整・・・で終了となります。


エンジンから異音がする 6 異音なし!2014年12月29日 21時35分32秒

昨日の続きをしまして、結果、エンジンからの異音はしなくなりました!
やはりプラグねじ山が原因でした。

ついでにクーラントも6L交換。
明日はぐちゃぐちゃになったガレージ内を掃除して
年末休みに入ります。