ツバメの巣 完成2013年05月25日 13時36分29秒

ツバメの巣が完成したのは1週間ほど前。
今年のカップルの巣は、少し深さが足りないような気がする。
そろそろ 卵を生む頃だと思う。

クーラーガスの補充20132013年05月25日 21時21分40秒

愛車BMW2002のクーラーガスが1年で抜けてしまい、クーラーは稼働するも、全く冷えなくなってしまいました。今年もか・・・どこかから少しづつモレている。

で、今年もT師のご指導のもとクーラーガスの充填を行いました。

根本的な対策を打つヒマがないので、ガスの充填です。

以下、記録。


【用意するもの】

真空ポンプ、システムアナライザー、秤(T師からお借りしました)

R-12旧冷媒ガス250g×2缶(ヤフオクでゲットしておいたストック品)

バケツ、バケツいっぱいの4050度のぬるま湯、バケツに渡る棒1本


作業開始です。

(最初のエアパージのときの状態)



開始前状態

エンジン切る。


1【ホース接続】

システムアナライザーのバルブはすべて閉じ状態、前回のR-12冷媒ガス缶はつけたまま。

コンプレッサーのSバルブ(=低圧バルブ)にシステムアナライザーのL(低)ホース(黄色)

コンプのDバルブ(=高圧バルブ)H(高)ホース(赤色)を接続。

■緑色のホースはガス缶につながっています。右から2番目の空きバルブから空気を追い出してエアパージします。

右から2番目の空きバルブは後に真空ポンプにつなぎます。■



2【ホース内のエアパージ】

冷媒ガス缶内に残留したガスを使い、ホース内の空気をガス圧で追い出し(エアパージ)ます。

やり方はアナライザ低圧バルブを開いたうえで緑バルブ(何も接続してない)を1秒ほど開くとシュー!とエアが押し出される。緑バルブはすぐに締め。これと同時にコンプ内部の圧力が低圧ゲージに現れる。低い。システム内にガスがほとんどない証拠。

同じく、高圧バルブを開き、緑バルブを1秒開いてエアパージ。

全部のバルブを締めて完了。


3【システム内の真空引き】

(※真空引きは完全に冷媒ガスが抜けた時のみ行う。ガスがいくらか残っていてガス補充のみの場合は真空引きはしない)


アナライザの右から2番目のバルブに真空ポンプのホースを繋ぎます。

高圧、低圧側の両サービスバルブを開く。

真空ポンプを30分稼動させ、システム内の空気を抜くとともに、水分を除去する(真空引き。冷媒のなかに水分湿気が入っているとシステムを錆びさせ、冷却能力が落ちる)。

タイマー付きの専用真空ポンプ。

真空引きをすると、ゲージの針が0より下を示す。負圧だから。

30分後、真空ポンプを止める。このまま5分間、負圧を示したゲージに変化が無いことを確認。(もしここで針が上がってくるようでしたら、システム内の機密が保たれておらずどこかに穴があいているということで、漏れ箇所を特定せねばならず、ガス充填はできない。)

高圧、低圧側の両サービスバルブを閉じてから、真空ポンプの緑ホースを外しポンプは片付ける。




4【ガス缶を新しいものに付け替える】

アナライザの低圧高圧のバルブは閉じた状態。

缶バルブの封切りネジは全戻しにしてから、新しい缶に付け換える。

ロックリングをかける。2本ともしっかりロックしたら、封切りネジを締め込んでガス管の封を切る。

■その後、サービスバルブを一瞬開いてエアパージ。(右から2番目の空きバルブから空気を追い出す)■

秤に乗せて、重さを測る(後で何gが充填されたかをみるため)。

ちょうど1.0kg。


重さを測ったあと、ガス管は40-50度のぬるま湯につけておく。(棒をわたす)

缶を温めて、完全に気化させてシステム内部に送り込むため。



5【ガス充填】

低圧高圧のサービスバルブを開く。すると、ガス缶圧力によってガスがシステム内に入り、ゲージの針が上がってくる。

このまま1分ほどし、針が落ち着いたところで、高圧低圧の両サービスバルブを閉める。


次に、エンジン始動、エンジン回転数を15001800rpmにする。

クーラースイッチオン、風量最大、冷え度max cool、窓は全開。

外気温24度、日陰にて作業。

■ここで、低圧側のバルブのみを開く。(高圧側は占めたまま。)すると、ガスがシステム内に吸い込まれていく。■

コンプレッサが稼働すると、冷媒ガスがシステム内に吸い込まれていく。

ガスが入ってくと、サーモが働いてコンプが切れたり、入ったりする。


A【ガス充填量確認】

ガス缶が空になったのをコンコンたたいて確認。秤で重さをはかり、何g入ったかを確認。計量結果、約450gの冷媒が入ったことになる。500g用意したから、ほとんど全部十円されたことになる。



B【システムアナライザーのゲージ圧を見る(コンプレッサー稼動時)

・高圧側実測値11~12kg/cm2(実測気温22度なので外気温はプラス2度して24度。約1/2を掛けて12となるのが正常。適正値であると判断)

・低圧側1.4kg/cm2(高圧の0.090.14が適正範囲とのこと。高圧の約0.11倍なので、適正範囲内です)

※高圧・低圧ともにバランス良しでOK.

システムアナラーザと呼ばれるのは、この圧力バランスによってシステム内部で起こっている状態を判断できるからです。


C【ドライヤーレシーバーのサイトグラスの観察

コンプ稼働したとき、サイトグラスから見える液体の中に、気泡が踊っているのが見えます。プク、プク、とまばらに記法が見えるのが正常。ジュワジュワと白い泡が泡立っているのは冷媒が少ない証拠。


D【室内での冷え具合の様子】

クーラー噴き出し口からは冷え冷え~な風が吹き出しています。(^-^)

噴出し口につっこんだ温度計は3度を示す。十分な冷えです。


以上、A~Dを確認したら、

アナライザの低圧側バルブを閉め、エンジン停止。
コンプレッサにつないだ高圧低圧ホースを外す。
バルブにシールキャップをかぶせて終了。

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帰りの車中はひえひえでした(^-^)
これでいつ暑くなってきても大丈夫。
T師匠に感謝、ありがとうございます。
帰りの田んぼで。
季節はいつの間にか麦秋・・・
まもなく蒸し暑くなる季節です。


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ガスが少しづつ漏れるのは、ホースバンドのカシメ部分からかもしれません。
前回はコンプのバルブコアを交換しましたが、それでも1年で漏れました。
バルブコアが原因ではないのでしょう。
うちのマルニの高圧低圧クーラーホースはみんな、普通のホースバンドのダブル締めなので。
高圧側のホースカシメが怪しいです。