クーラーガスの漏れチェック12011年07月02日 20時30分16秒

クーラーが余り冷えない問題。
気温28度の場合、クーラー吹き出し口温度22度で、6度差。
これでは、太陽が照ったら室内は到底冷えないです。やはり温度差で15〜20度は低くあってほしいところ・・・

クーラーシステムのなかにまだいくらか冷媒は残っているのだろうか?
サイトグラスではじゅわじゅわと泡が見えるので、まだ少しはあるのかな?
3年前に400gを充填して20度差は出たのですが、どれぐらい減ったのか・・・?
20度差が、今は6度差かぁ・・・

何処から冷媒が漏れているのかチェックをすべく、
とりあえず石鹸水を怪しげな所に筆で塗って泡がぶくぶく出てこないかをチェックしてみようと思いました。
(此の方法も、冷媒が減っていて圧がでない時はよくわからないといいますからあんまりアテにはならない)

エンジンをかけ、1700回転にし、クーラー、オン。
とりあえず室外からチェック。すべての接続部分に筆で石鹸水塗るも、どこからも泡が出てこない。
う〜む、室外ではないのか・・・
ただ、気になったのは、コンプレッサーがけっこう油で汚れていたことです。
コンプレッサーの高圧側のサービスバルブ付近が汚れていたので、このあたりが漏れている所か?
3年前にコンプ単体でガス漏れチェック済み(ベアリングやシャフトシール交換等のオーバーホールを頼んだ電装屋さんで)なので、ないとは思うのですが・・・ただ、サービスバルブの機密を保持する肝心の「ムシ」は交換していない。
当時業者が漏れテストで漏れていないからよしとしたのかもしれません。ちなみにこのムシも消耗品です。
結局漏れ箇所ははっきりと特定出来ませんでしたが、怪しげな箇所はコンプの高圧サービスバルブあたりと解っただけでもよしとしましょう。

まずは冷媒を補充したいので、ここは頼れる車仲間のT氏に電話!
週末に冷媒ガスの補充のメンテをお願いしました。(続く)

クーラーガス補充2011年07月04日 22時07分30秒

先日、隣市にお住まいのT師のご自宅にお邪魔してゲージマニホールド(システムアナライザ)を借り、ガス補充も御指南頂きました。
結果から申しますと、ばっちり冷えるようになりました。その後、モレは感じておりません。
(漏れテストもまだしていませんが・・・後日)

ゲージマニホールドをコンプのサービスバルブに素早く接続して(このときバルブからガスの漏れる「シュー」という音が聞こえなかったぞ?)新缶の冷媒ガスでホース内の空気をそれぞれエアパージ(押し出す)。
エンジンをかけてクーラーオン、風量最大、MAX COOLに。エンジンはやや吹かして1500〜2000回転を保つ。
ガス缶のバルブを開け、ゲージマニホールド低圧側のバルブを開けてガスを徐々に吸い込ませます(高圧側はあけるな!コンプから缶へ逆流して爆発する)。
数十秒ほど吸わせましたか・・・低圧側1.6kg/cm2、高圧側14kg/cm2としてバルブをとじて完了としました。
気温は28度なので、外気温度はプラス2度で30度となる。
30の半分、つまり15kg/cm2が高圧側適正値。そして15に0.11を乗じて1.65kg/cm2が低圧側の適正値です。
ということで、今回は、「やや少なめ」に入れときました。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
また、サイトグラスではややぶくぶくと泡が白く泡立っています。ガスを入れて逆に泡が多くなったので、「もしかしたら、ガスがほとんど無かった」のかもしれません。
(どうりで最初、コンプのバルブに接続したときにガスがシューと出てこないわけだ・・・)
まぁ、ガス圧はいろんな要素で変動するので、あまり信頼せずに、ということでした。
サイトグラスを見て泡が少なくなるまでにすればいいのですが...

ガスは少なめでも、適正値近くにあって、とりあえず気温よりも20度低い冷えたエアが吹き出すようになったので「これでよし」としました。

結局R-12ガス(旧冷媒)が200gが入ったのでした。(はかりで重さをはかる)(もともとガスは400g入っていた)

帰路でクーラーを使いましたが、メチャ冷えで、半袖では寒いくらいでしたよ・・・。

これでひと夏もたずガスが漏れてくるようだったら・・・
最もあやしげなコンプの高圧低圧のサービスバルブの「ムシ」を交換したいと思います。

スパークプラグ・クリーナー2011年07月06日 21時01分32秒

T師宅でクーラーガスを補充するときに、見せて頂いたのがこのスパークプラグ・クリーナー/テスター。
スパークプラグの掃除、しますよね。真鍮ブラシでごしごしと。
それを、専用のマシンで一発で奇麗にしてくれるというもの。原理は、マシンに突っ込んだプラグ先端をサンドブラストで奇麗にするというもの。だから、使用の際には、コンプレッサのエアホースを接続します。
スパークプラグ・クリーナー必要あるの?という感じですが、ちゃんと理由がありました。
一つは、ガイシまでも奇麗にしてくれること。これが大事なんだそうです。
せっせと先端部分を磨くのもいいですが、良いスパークにはガイシが大事。
試しに、マルニの4本も掃除してみました。
画像のように、別モンのように奇麗に!こいつはすごい・・・
やっぱサンドブラストってすごい!
もう一つは、T師の持ち車の一つ、フェラーリ308GTBのプラグがオイル被り気味でしょっちゅうプラグの掃除が必要だとか。エンジン不調で原因究明に取り組んでおられます。
うーんこれは、ときどきお邪魔してプラグ掃除してもらお・・・

プラグと言えば、セミトランジスター式の点火装置を奨められました。
わがマルニはポイント式のノーマルのまま。点火系のチューンは何一つしていません。
T師のエンジン不調の308はこれでだいぶ良くなったそうです。
ポイントの摩耗を最小限にし、より力強いスパークでエンジン好調を目指して(特に冬場の始動性改善)、こいつはぜひ取り付けねば。

コンプレッサのベルト張り調整2011年07月09日 21時27分12秒

7/8.......酷暑の日。
富山が日本で2番目に暑かった日。にしやんは仕事、平日のやすみでした。
マルニでセミトラの電子部品を富山市内に買いに向かいました。
あっつい日中、もちろんクーラーを効かせ涼しく快適!(^.^)
でも助手席ダッシュ下につり下げられたクーラーユニット吹き出し口から最も冷やしてほしい顔まで距離が遠く、しかも吹き出し角度が微妙に顔の中心にあたらず、という不満を感じつつ運転。
クーラー効くとはいえ、さすがに駐車後の暑さはかないませんね・・・。
もうちょっと、クーラーガス、入れとくべきだったか?

一方で静かに威力を発揮してくれてるのがクールカーシートクッション。
シガライタからの電源をとって電気ファンの強制送風によりシートクッション内にエアを送るというもので、これが腰から背中の蒸れと汗を効果絶大に止めてくれています。昨年の夏に購入したものですが、今年は夏の初めに「ずれ」ないように取り付けベルトを加工した性でピッタリとシートに密着。
背中がすずしい・・・・というか、暑さを感じない。これはみなさんにおすすめしたい!(アマゾンで購入出来ます)
涼しさを感じるこつは、実は、自分の衣服にあった。
夏にジーンズじゃ、あまり効果を感じませんよ。上半身はクール素材の早乾系のもの、下半身はサラサラ素材のスラックス、ゆるめの麻混やインド綿のゆるパンツなどをはいて、送風を肌で感じやすくする。これですよ!

その帰り、エンジンのアイドリングで「カタカタカタ」という軽い打撃音の異音がエンジンから発生。
アクセル吹かすと消える。う〜む。
ベルトを見てみると、クーラーコンプレッサのベルトが、かなり振動しています。
原因はベルトのゆるみです。さっそくフロントをジャッキアップしてベルトの張りを調整。
アイドリングで異音はしなくなりました。

ついでにガス漏れの一番怪しい箇所、コンプの高圧側サービスバルブに石鹸水を塗ってブクブクするか確認。
・・・しなかった。ここから漏れはないのか・・・う〜む

サイトグラスを覗く2011年07月13日 22時57分31秒

先日補充したカークーラーのR12冷媒。
その後、35度超の炎天下でもちゃんときいてくれています。
照りつける日差しにあぶられる内装の熱と、クーラー冷気とのせめぎ合いです。

やや少なめに補充した冷媒、メモの為にサイトグラスを覗いてみました。
泡が多い。
ちなみに、アイドリング回転数500回転でクーラーオンの状態。
回転を2000まであげれば、もう少しは液化するかも?(液化=泡が少なくなる)

ともあれ、冷媒少ないとこんな感じです。
でもこれでも冷えています。マルニのコンデンサーは小さくて沢山の冷媒が入らないのに。

夏の間、持ってくれ〜〜

セミトラ自作、取り付け2011年07月17日 21時18分58秒



セミ・トランジスター式点火装置
マルニは現在ポイント式の点火。いまのところ特に問題は無いのですが、夏休みの課題として、ネットのあちこちで見られるセミトラの自作をしてみました。
旧車にはいろいろとメリットも多いようで、ここは楽しく安く自作してみようと思いました。
永井電子の既製品は高いですからね〜。自作すれば3,000円以内でしょう。

元ネタはネットで公開されておりましたので参考に。
TORY氏公開のセミトラの配線図 
http://www2.aimnet.ne.jp/sakurai-lpb/semitrnew.html

自作材料
トランジスター NEC 2SC3571(500V,7A,30W)   2個
酸化金属皮膜抵抗 120オーム、2W   2個
ダイオード 1N4007(1000V-1A) 2個
(以上は樫木総業株式会社から通販http://www.kashinoki.co.jp/index.shtml)
ラグ板 6P(基盤)  1枚、取り付けの為のスペーサー
アルミケースMB-2   1個
M3ねじ類、ゴムブッシュ、放熱用シリコングリス
(以上は地元の電子パーツ部品店から購入)
材料費は送料込み2千円程度デス、安い。
その他コード類3色2mづつ、接続端子類。
道具は
電子部品用ヤニ入りハンダ(190度融点)、はんだごて、電気ドリル、センターポンチ、3ミリドリル刃など

作り方
トランジスタを除いて、他の部品を間違えずにラグ板に半田づけしていきます。
半田はヤニ入りの電子工作用の低融点のもの(190度C程度)使います、熱が電子部品をダメにしないように。
ダイオードには向きがあるので注意(プリントされた帯の位置で判断)。
コード類のハンダもしっかりとけ込ませてハンダづけします。
ハンダづけを終えた電子基盤はケースにスペーサーをかませて(ケースから浮かせる)仮にねじ止め。
トランジスタの位置を決めて固定用の3ミリ穴をドリルで穴あけ。
トランジスタは放熱用シリコングリスを背面に塗ってからケースにM3でねじ止めします。
トランジスタは発熱するので、アルミのケースへと熱を逃がす。放熱の伝導効率を良くするために放熱用シリコングリスをトランジスタの背面に薄く塗っておく。
その後、ラグ板端子とケースに固定されたトランジスタのB/C/E端子をハンダづけして、ケースを閉じてセミトラユ ニットの完成となります。


ここから車のそばで作業。
エンジンルーム側の配線(赤/緑/黄)を作って車内へと引き込みます。
セミトラユニットはできれば冷却したいので室内に設置しました。熱いエンジンルーム内に設置するよりは放熱対策はずっといいと思って。(エンジンルームに設置されても問題ないと思いますがなるべく高温にならないところへ)
にしやんはクーラーユニットのそば、冷気が少しモレてくる箇所があったので(笑)、そこにねじ止めして設置。

さて、エンジンを始動。あっけなくかかった。(やった!)まぁ、夏場はいつもすぐかかりますが。
さっそく試乗へでます。
低速〜中速トルクが少し太った感じがしますよ。
アクセルをちょんと踏むと、ぐん!と出るような気がします。
クーラ−を使用中で負荷があっても、ちゃんとトルク感がありますね。
もちろんアイドリングもいつもと変わらず安定、タコメーターもとくに変わっていません。
とりあえず、セミトラ作戦は成功のようです。
調子に乗って、そのまま氷見の小境海岸までドライブに行きました。(^.^)
さて、これから燃費が改善されるか、楽しみです。
それから冬の始動性もよくなるらしいので、どうなるか、楽しみです。

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参考にさせて頂いたサイト(2011.7/17時点)。

元ネタ
TORY氏が公開されているセミトラの配線図 ・・・偉大なり。
http://www2.aimnet.ne.jp/sakurai-lpb/semitrnew.html

旧車コロナに自作セミトラ取り付け エンジン始動せず〜成功事例
http://plus1.i-yoblog.com/e70191.html(エンジンかからない)
http://plus1.i-yoblog.com/e70524.html(エンジンかかりました)

空冷VWに自作セミトラ取り付け 成功事例
http://steel-scooters.cocolog-pikara.com/blog/2007/11/post_1583.html

英国車TVRに自作セミトラ取り付け 成功事例
http://homepage.mac.com/silverstar/CA_repair19.html

通販にて部品購入
樫木総業株式会社から通販
http://www.kashinoki.co.jp/index.shtml
トランジスター/品番 NEC 2SC3571-AZ(500V,7A,30W) / 2個
酸化金属皮膜抵抗/品番コーア MOS2C120オームJ(120オーム、2W) / 2個
ダイオード/品番1N4007(1000V-1A) /2個(10個売り)

ハンドツールの整理をしました2011年07月23日 22時10分26秒

にしやんは工具を入れるのに、立派なモンは持っていません。
いつも有り合わせの容器に整理しています。

先日、妻が台所の掃除をしていて「何かに使いますか?」と持って来たソーメンの空き木箱。
空き容器を捨てられない私の性格を良く知っています。
広く浅いこのかたちを見て、「むっ、アレをつくるしかない!」とひらめきました。
出来上がったのがコレ。
頑丈な持ち手をつけて持ち運びしやすく、
放り込めて、探しやすく、取り出しやすい。
レンチ入れです!
なにかでこういうカタチの工具箱を見た記憶があって、
いつか木で作りたかった工具箱です。
ソーメンの箱をもとに、ガレージ内の適当な材木の余りで工作たいむ・・・ふんふん、たっのっしっ♪

・・・・・・・

この勢いとノリで、ひさびさにハンドツール工具箱の整理をしました。
工具箱の中には細かいゴミや、錆びたネジとか、使わない工具とか、入ってるんですよね。
ぜ〜んぶ箱をひっくり返して、箱自体をふきふき。ホコリ落とし。
その後、系統ごとに仕分け。
よく使うもの、使わないもの、特殊工具類・・・
何が必要な工具で、どれが一番使いよかったか。
工具それぞれに思い出があったり。
ほとんど使わなかったレンチなどは、メッキがしてあっても錆が出始めています。
逆に良く使う工具はいつも油でコーティングされているようなものなので、ピカピカです。

工具のトレイも、可動式。これは汚れて捨てられそうになったキッチンのキャスタ付きワゴン。
これ、便利です。
小さいので、ごろごろと、気軽にマルニのところに移動して、じっくり作業が出来ます。


クリント・イーストウッドの映画「グラン・トリノ」で、ガレージ内に並んだハンドツール工具のシーンがありますが、
「少しづつ、買い足すんだ」というセリフがありました。
また、少年を工具店に連れてって、仕事に必要で欠かせない工具をさっさっとチョイスして素早く買い物するシーンが好きです。






排気ガス濃度測定2011年07月26日 21時41分42秒



友人のT師の家に御邪魔した際に見せてもらったCO測定器。
車検場の排ガステストでマフラーにつっこむアレです。
普通個人で持っている人は珍しい。
これでチェックすると、排気ガスの一酸化炭素濃度がわかります。
車検では4.5%以下でないとパスしなかったはず。
公害まき散らし車にはなりたくないですからね〜
わがマルニの最初の車検を通すときに計測したら範囲内でOKでしたが、その値はもう失念してしまった。
で、さっそく計測してもらいました。
しばらくプローブの先端を入れておきます。
計測結果は、画像のとおり、2%。
おお、優秀な値です。
キャブの混合気の調整にも役立つとのことで、T師の308GTBの四連キャブ調整にも役に立つ事でしょう。
DOHC V8気筒エンジン3000CC.....すごいッス。