点火時期とキャブ調整2008年09月24日 20時13分08秒

キャブを搭載したら、点火時期の再調整です。
まずクランクを回して1番シリンダーを圧縮上死点TDCを出す。
次にデスビキャップを外してセンターコードをキャップ側で抜く。
デスビのロックナットを緩めてデスビ本体を手で回せるようにする。
キーを差し、イグニッション・オンの位置にす(エンジンは始動しない)。
外したセンターコード先端をデスビ本体に5ミリ程近づけた所に持っていった状態で、ゆっくりとデスビ本体を反時計回し(左回し)していくと、あるところでセンターコードからバチン!と火花が飛ぶので、この位置が圧縮上死点でスパークする位置だとわかる。此の位置でデスビを仮にロックし、すべて元に戻しエンジン始動。

チョークが終了したら通常アイドル回転域で(1000回転あたり)キャブの調整開始。
おおっと!またもやエンジンが止まりそうなくらいに回転が低い!
ここで、スロットルストップスクリューはいじらずに、エアスクリューとミクスチャースクリューのみでアイドルを出す。
いろいろいじっていたら、ミスクチャースクリューを開いていったら(スクリューを左回転で戻す)アイドルが高まってきた!いいぞ!
4、5回転も戻すと、止まりそうだったエンジンも安定化した。
そうか!前はあまりここをいじらなかったからな。OldTimerには2回転半戻しとあったのにこだわっていたので、あまり開けなかったんだ。
ここで少しデスビを進角させる。デスビ本体を左回転に少し回すと点火時期も早まってアイドル回転が高くなります。これを進角させすぎるとノッキングを起こすというが、これは、試乗を繰り返して調整する。もともとハイオクが入れてあるのでそれなりに進角できるはず。

結局、エアスクリューはほとんど全閉か、1/2戻し。ミスクチャースクリューは4回転戻しでアイドルも安定した。回転数700~800rpm。
懸念の、キャブのプライマリ側メインノズルからは・・・おお、ガソリン垂れてな〜〜い!(^.^) スロットルストップスクリューはほとんど全閉に近いから負圧がかかっていないのでしょうね。アイドルポートだけでアイドリングしている正しい状態です!やった〜〜!
エンジンのアイドル音も最初の設定時とは違ってきましたし、エンジンを停止したあとも、マフラーから「プスっ!!」とか「ポンッ!」っていう濃い混合気が爆発する音がしなくなったのも、アイドル調整の結果でしょう。
これが正しい状態なんだ〜(たぶん)!

その後、試乗に出かけて、時速40キロからのアクセルべた踏み加速でノッキング音がするかしないかの具合まで点火時期を進めて調整。
アクセルをチョイ踏みでエンジンが鋭く反応するようになりました。(^.^)
急加速時でも今の所一瞬のもたつきもないし、100キロまでの加速、巡航も問題なし。
あとは燃費がどうなるかだな〜、計測前にまずはガソリン満タンにしよう。

コメント

_ カブ ― 2008年09月25日 10時15分26秒

完調おめでとうございます!
うちの点火系も診てもらおうかしら!(汗)

点火時期はタイミングライトで、規定値から調子良いところにほんの少々ずらしています、ドエル角もテスター見ながら調整しましたよ。

でも、たまに失火するんですよねぇ、失火始めるともうどうにもならない。
ポイントもキャップもローターもプラグもコイルもデスビ本体も交換してみたけれど何が原因かよくわからない。
万策尽きた?
そしてポイントギャップを髪の毛1本分くらい狭めたら動きだしたりして謎です。
とりあえず、やってないプラグコードを新調しましたが、路上停止が怖いです。

_ にしやん ― 2008年09月25日 18時16分19秒

カブさん、どうも!
ようやくまともな車で走れるようになった感じです。
コード交換で失火が直れば好いですね、プラグは大丈夫でしょうか。
意外と、プラグコードがしっかり嵌まっていなかったりすると、アイドル不調や失火原因になりますよ。(この夏、他車であった事実)

_ たっちー ― 2010年12月01日 09時31分37秒

はじめまして!!ブログ拝見でき大変感謝しております。今は教科書がわりです。わかんないところは何度も読みなおして実践、また確認して実践の繰り返しです。AT車なのですがキャブレターがいまいちです。始動時にオートチョークがかからず・・・ぽろん・ぽろんと止まりそうなところから時間を経てやっと落ち着きがでる状態です。安定してからは走行にも問題なく調子良いのですが暖気に10分以上かかっては???です。以前に修理工場でダイヤフラム交換してもらったのですが??? 旧車ですから専門店で無い限り信用せずに
出来る限り自分でやろうと思っております。自動車屋さんのブログは商売内容ですからどうしても手順などは掲載されてないのでとっても助かります。にしやんさんの会ったことも無い02所有者ですが有難うございます。

_ にしやん ― 2010年12月01日 22時14分26秒

たっちーさんはじめまして。
参考になっているとはありがたいことです、私も昔こういったブログがなくて
自分で紹介する側になろう!ととりかかりました。
いまでも謎の箇所は残っていますがトライエンドエラーでやってます。
また記述もよくわからんところがあったらご質問下さい、
ただし記憶が薄れていたらゴメンです。
AT車マルニなら、キャブは同じSOLEC DIDでしょうかね、
オートチョークのリレーは殺してありまので、
クーラントの温度だけで最初の始動時ファーストアイドルは2000回転に
しています。暖気はいまなら3分しています。
5分かければばっちりですが待てません。
たっちーさんのはチョークがかかっていないのでしょうかね?

_ たっちー ― 2010年12月03日 12時57分59秒

お疲れさまです。夜分にお返事有難う御座います。そーなのです。オートチョークがかかりません!!ダイヤフラムでは無くバイメタルを以前に交換してもらいました。3本のネジを外し中をみてみました。なるほどと理解できる構造でしたが何でチョークがかからないかわからないです??アクセルからのリンクやその他の細かな調整が再度必要なのでしょうね。
何とかしたいです。にしやんさんはご自分で組み立てておられますから取り付け方法などご教授いだだけるとうれしいです。
自分も20年ほど前に3.0CSのATに乗っておりました。友人が綺麗にした物を譲ってもらいたとても気に入ってした。踏み込んでいくと早くにメータで180kmくらいになるのでスゲーって関心していたら実はメーター機の故障が始まっていたのでした。まもなく針が大きくふれてピタッととまりました。ちーんですね(笑)。それでもその前に乗っていた518Iよりも格段に走るし素敵な車でした。当時の2000ccクラスの欧州車は全く非力できつかった記憶があります。

_ にしやん ― 2010年12月03日 20時13分01秒

たっちーさん、どうもです。
オートチョークのことについては、またブログ記事としてアップしようと思います。
何らかの原因でチョークバタフライが閉じてないか、あるいはそのスキマ調整が悪いのではないでしょうか。
またはファストアイドルカムの調整ミスが考えられます。
実はバイメタルの電熱コイルはエンジン始動でリレーが働けば発熱するはずですので
あれは実は速くチョークを終わらせる機構である、と思っています。
私はあの電熱線に繋がるコードを外し(そのもとになるリレーの配線を抜いて殺してある)ており、冷却水の熱だけでバイメタルを動かしチョークが終わるようにしています。始動後2000回転で放っておいておおよそ6〜8分でチョーク解除となります。
3.0CSのATですと同じですね!あれはいい車です、にしやんの身の丈に合わないのと、取り回しに軽さがなく、手放しましたが今でも最高に美しい車であると思ってます。

_ たっちー ― 2010年12月04日 17時47分57秒

お疲れ様です。ご丁寧にありがとうございます。私はメカに関しては素人同然でわからないことが多くすみません。すみませんついでですがファストアイドルカムはどこにあるのでしょうか?そしてどのように調整すればよいのか???となってしまいます。
説明が難しいようでしたら又、その項目がアップされるをお待ちしております。素人相手にご丁寧に接していただき誠に有難う御座います。

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